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大長老 ウェイヨウ SR 光/自然文明 (7) |
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/ダママ団 9000 |
革命チェンジ:光または自然のドラゴン |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、多色カードをすべて、自分の墓地からマナゾーンに置く。 |
カードが自分のマナゾーンに置かれた時、自分のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、そのクリーチャーは選べない。 |
DMR-23で登場した光/自然のジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/ダママ団。
cipで墓地の多色カードを全てマナゾーンに置き、マナゾーンにカードが置かれる度に次の自分のターンのはじめまで自分のクリーチャー1体をアンタッチャブルにする能力を持つ。
アンタッチャブル化はシステムクリーチャーの保護や、攻撃の際のS・トリガー対策としても役立ち、墓地にカードが溜まってくる中盤以降には八面六臂の働きを見せてくれる。
また、ダママ団では数少ない墓地に触れるカードであり、マナに置かれたカードを回収すれば再利用も可能。
さらにコスト7以下の光のブロッカードラゴンなので、革命チェンジ以外にも《ヘブンズ・ゲート》や《ドラゴンズ・サイン》などでもバトルゾーンに出すことができる。
《ヘブンズ・ゲート》で出したもう1体の大型ブロッカーをアンタッチャブルで守ったりなど色々な使い道が考えられる。
cipによるマナブーストは色の組み合わせ的に墓地肥やしが苦手な事、そして多色カード限定である事を考慮すると、色の少ないデッキでは大量のマナブーストは難しいだろう。
また能力の使用は強制であり、一度使えば墓地にある多色カードは無くなるため、同名カードを革命チェンジで使い回して利用する戦法も難しい。
《埋没のカルマ オリーブオイル》などの墓地肥やしメタも天敵である。
このアンタッチャブル付与能力はcipに限定するものではなく、マナブースト全てに対応している。よって、このcipはオマケ程度に考えるとよいだろう。
自陣を展開するたびにマナブーストができる《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》や、《ヘブンズ・ゲート》で合わせて出すと大きなアドバンテージの期待できる《護聖古龍 ボンガボンガ》など、相性のいいカードは多い。
マナブーストとアンタッチャブル化はどちらも強力なフィニッシャーをサポートするのに適した能力であり、縁の下の力持ち的な存在と言えるだろう。
総じて、プレイング次第で運用方法が大きく変わるカードと言える。
それまでは下準備に墓地肥やしが必要、多色を多量に採用する必要がありデッキの多色比率が高くなりすぎる、アンタッチャブル付与が有効に働く場面が限定的である、などといった点が他の革命チェンジ持ちに見劣りするという理由で環境では目立った実績がなかったが、2021年末のオリジナルCSにおいて突如【ウェイヨウバラモルド】なる《Volzeos-Balamord》採用型デッキが3位入賞を果たした。
《モモキング -始丸-》や《無法頂上会談》による手札交換・サーチ・墓地肥やしで体勢を整えたら《モモキング -始丸-》からの革命チェンジでこのクリーチャーに繋ぎ、墓地に落とした大量の多色カードをマナに変換する事で大規模なマナブーストを行い、次ターンに《Volzeos-Balamord》に繋げてフィニッシュしていく。
フィニッシュの際には、アンタッチャブルの付与で返しの除去を逃れやすく、単体除去S・トリガーやG・ストライクを無効化しつつダイレクトアタックが狙えるこのクリーチャーの性能が全て活きてくる。
全体的に低速なこの型を支えるカウンター札として、《百鬼の邪王門》、《一王二命三眼槍》、《バサラ》も採用されていた。
2022年の上旬頃からしばらくのオリジナル環境ではこれを1枚採用した型の【5色ディスペクター】の上位入賞が複数報告された。【ウェイヨウバラモルド】のような専用デッキとまではいかないが、これも《Volzeos-Balamord》採用している。
このカードが入る《Volzeos-Balamord》採用型デッキの基盤を汲むため、【5色ガイアハザード退化】にも投入される場合がある。