偽りの星夜(コードナイト) スター・イン・ザ・ラブ》

偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ P 闇文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/アンノウン 13000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、他のクリーチャーをすべて破壊してもよい。そうしたら、自分のシールドをすべて墓地に置く。

DMD-08で登場したエンジェル・コマンド/アンノウン
自分の全てのシールドと引き換えに、このクリーチャー以外の全てのクリーチャー破壊するという、ド派手なリセット能力を持つ。

コストは高いが、《ウェディング・ゲート》コスト踏み倒しができる。
だが、このクリーチャーcipでリセットした場合、同時に出てきたエンジェル・コマンド破壊されてしまうため、相性は微妙なところ。
シールドが1枚でも残っていれば、同セット収録の《偽りの星夜 エンゲージ・リングXX》と同時に出し、破壊置換効果によって《偽りの星夜 エンゲージ・リングXX》は生かすことができる。これは置換効果は、効果を生成する呪文や能力の解決に割り込んで適用されるためである。《偽りの星夜 エンゲージ・リングXX》ブロッカーでもあるため、上記の隙を埋めてくれる。おそらくデザイナーズコンボだろう。ついでに《偽りの星夜 ラスト・プロポーズ》も免れることができるがブロッカーではないため、自分を守りきれない可能性があるのは難点。

派手な全体除去T・ブレイカーによる打点は魅力的だが、シールドが空になるデメリットも無視できない。うまくフォローしてやるか、何かのコンボに利用していくべきである。総じて、使い手の腕が試されるカードと言える。

  • アニメ「ビクトリーV」および漫画「ビクトリー」では久保 聖也が使用。

デュエル・マスターズ プレイスでは

偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ VR 闇文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/アンノウン 13000
T・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、エンジェル・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊してもよい。そうした場合、自分のシールドをすべて墓地に置く。
自分のシールドが1つもなければ、自分の他のエンジェル・コマンドはすべて「ブロッカー」を得る。

DMPP-19で実装。ベリーレアになった。

リセット能力はエンジェル・コマンドを巻き込まない形に変更され、シールド0枚の時に自分の他のエンジェル・コマンドブロッカーを付与する能力を新たに得ている。

ブロッカー付与は《偽りの星夜 ジューン・ブライド》デザイナーズコンボになっている。
シールドがない状態だと《スター・イン・ザ・ラブ》がブロッカーを与え、《ジューン・ブライド》はTCG版からの能力変更によりシールドがない状態でもアンタップ能力を使用できるようになっているため、2回攻撃&2回ブロックを行える攻防一体のクリーチャーとして扱えるようになる。
また《スター・イン・ザ・ラブ》のT・ブレイカーと《ジューン・ブライド》のW・ブレイカーを含む2回のアタックにより、相手のS・トリガーがなければ2体のみでダイレクトアタックまで届くので、《ウェディング・ゲート》1枚から直接ゲームエンドを狙える打点を形成できるという点でもこの2体は相性がいいと言える。

相手のエンジェル・コマンドを破壊できなくなっているという点ではTCG版に劣るものの、エンジェル・コマンドでさえあれば他の自分のクリーチャーも残せるので、登場時点では未実装の《偽りの星夜 エンゲージ・リングXX》と併用するなどの「盤面リセット後に《スター・イン・ザ・ラブ》以外のクリーチャーを場に残す」テクニックを実践する必要がなくなった。

《ウェディング・ゲート》で《スター・イン・ザ・ラブ》+もう1体の形で踏み倒す場合も相方を巻き込まず全体除去が可能となっており、ブロッカー付与のおかげでスピードアタッカーといった返しのターンでの反撃もある程度は防いでしまえる。
自分のシールドを全て墓地に置くのは当然デメリットだが、ビートダウン相手にカウンターを決めなければならない状況ではすでに残りシールドがほとんどないほうが多く、そもそもカウンターが決まらないなら普通にシールドがなくなってダイレクトアタックで負けて終了しているため、見かけほどデメリットのようには感じられない。
結果としてTCG版のリスキーさは大幅に改善されており、エンジェル・コマンドでは唯一のT・ブレイカーである点も含めて【ウェディング・ゲート】においては主軸となりうるカードへと変貌したと言える。

環境において

DMPP-19環境に進出した【ウェディング・ゲート】はほぼ100%《スター・イン・ザ・ラブ》が採用されており、存在感を示している。

破壊対象の変更点もあり、特にカウンター札としての《ウェディング・ゲート》の性能の高さに大きく寄与している。
攻撃側がエンジェル・コマンドを1体も出していないのであれば、ワンショットを仕掛けられたとしても《ウェディング・ゲート》さえ踏ませられればほぼ確実に相手の場を一掃できる。
対するこちらは召喚済みのエンジェル・コマンドに加えて《スター・イン・ザ・ラブ》を含む1〜2体のエンジェル・コマンドが並ぶことになり、大幅なボード・アドバンテージ差を獲得できる。
この際に《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》を同時に出せば2〜3枚のハンデスも同時に行えるので、相手の手札と盤面の両方を空にするような状況になることも珍しくない。そして、多くの場合それら闇エンジェルたちでリーサルが組める。

リセット後は、相手の《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》によるガチンコ・ジャッジを0回にでき、エターナル・Ωで手札に戻ってもハンターの再展開を許さないメリットもある。

不特定多数のデッキと戦う以上、あの手この手で《スター・イン・ザ・ラブ》を腐らせるよう対抗手段が組まれている。

例を挙げると

  1. 《偽りの王 ナンバーナイン》など呪文ロック《ウェディング・ゲート》を封じる。
  2. 《ガチンコ・ジョーカー》などハンデスで手札から《スター・イン・ザ・ラブ》を落とす。
  3. 《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》コマンド指定の《ウェディング・ゲート》を腐らせる。
  4. こちらも《時空のガガ・シリウス》のようなリセットに巻き込まれないクリーチャーで対抗する。
  5. 《黄金龍 鬼丸「王牙」》《閃光のメテオライト・リュウセイ》など、立っているブロッカーを捌ける即時打点を使う。DMPP-21からは《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》も山札の残り枚数と相談してリセット内蔵SAの候補に。
  6. 《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》などコスト踏み倒しメタでブロッカー付与の発生源だけは残さないよう足掻く。

といった具合。

ルールで《ウェディング・ゲート》が最大4枚しか入れられないという部分でムラがあるものの、構成要素だけなら対策必須級の高いデッキパワーを持っていると断言しても過言ではないだろう。

その他

  • フレーバーテキストやゲーム中でのボイスの内容は、アニメにおいてこのカードを使用した久保 聖也を明確に意識したものとなっている。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考