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聖騎士ヴォイジャー UC 光文明 (4) |
クリーチャー:レインボー・ファントム 3000 |
進化クリーチャーを召喚する時、支払うコストは最大2少なくなる。ただしコストは1より少なくならない。 |
DM-17で登場したレインボー・ファントム。
進化クリーチャーのコストをかなり下げることが出来る。
普通は敵方にも能力が働いてしまうため使うことは少ないが、【レオパルド・グローリーソード】ではいい働きをしてくれるかもしれない。
聖騎士ヴォイジャー R 光文明 (4) |
クリーチャー:レインボー・ファントム 3000 |
バトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。 |
自分のエンジェル・コマンドの召喚コストを2少なくする。ただし、そのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。 |
コスト軽減対象がエンジェル・コマンドに変更され、さらにcipでカードを1枚引けるようになった。
4ターン目にこのクリーチャーを出せれば、5ターン目に《光輪の精霊 ピカリエ》→《聖霊王エルフェウス》の動きが可能。
無視できない強力なコスト軽減能力を持つシステムクリーチャーながらcipでひと仕事行うため即除去されても被害が少なく非常に優秀。軽減対象は異なるが、同コストの軽減クリーチャーである《ペッペ・パイン》とは比べるまでもない。
欠点があるとすればレインボー・ファントムという種族の弱さか。
《聖霊王アルファディオス》と同時にDMPP-06で登場した。当時は《フェアリー・ギフト》が未登場だったため、《アルファディオス》デッキを組む場合は《ヴォイジャー》は必要不可欠だった。
第2回BATTLE ARENAでは、《ヴォイジャー》を起点に展開していくアウゼスコントロールの使用率が2位と環境の一角として存在していた。
しかし、新規のエンジェル・コマンドは次弾のDMPP-07は《魔聖デス・アルカディア》1体のみ、DMPP-08では3体、DMPP-08EXでは0体と対象の種類自体は不遇な時期を過ごした。
特に《超神星》組が猛威を振るうDMPP-07期は《アルファディオス》では《ヴォイジャー》込みでも重すぎて間に合わないことから【エンジェル・コマンド】はほとんど見られなくなっていた。
にもかかわらず、《ヴォイジャー》はDMPP-08EXごろに脚光を浴びる。この時期は【アガピトスエンジン】がトップメタだった時期で、《連珠の精霊アガピトス》さえ軽減できれば良いという理由で《ヴォイジャー》を採用したデッキも存在していた。それほどまでに《アガピトス》が強力であったといえる。
最終的に、一般的な【アガピトスエンジン】からは《ヴォイジャー》は抜けていったが、種族デッキではないものに《ヴォイジャー》を入れるというノウハウはここで培われていたといえる。
DMPP-09では、新規に《聖鎧亜キング・アルカディアス》《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》《機動聖霊ムゲン・イングマール》《金色の精霊クロスヘイム》が追加された。
DMPP-09実装の2週間後、《アガピトス》などにナーフが実施されたが、それでも《アガピトス》は十分実用に足る性能であり、《アガピトス》と《聖鎧亜アルカディアス》夫妻を軽減できる《ヴォイジャー》は依然として採用され続けている。
DMPP-19では闇エンジェル・コマンドが実装。あちらには《ヴォイジャー》に似た性能のカードとして《祝儀の堕天チャーマジュン》が存在するが、《チャーマジュン》自身もエンジェル・コマンドのため《ヴォイジャー》での軽減対象に入る。
DMPP-20ではNew Divisionに復帰。
DMPP-23中期には、これを採用した白青黒の【ウェディング・ゲート】が流行。
共存こそはDMPP-19(All Divisionのみ。New DivisionではDMPP-20から。)で可能だったが当時はそのような構築はあまり見られず、突如流行したのは次の理由がある。
実際に引けるかは運次第だが、4ターン目《ヴォイジャー》を初動にしてそれが生き残れば、5ターン目に《チャーマジュン》(2マナ)+《チャーマジュン》(1マナ)+《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》(1マナ)×最大2体の超展開が可能。《オレオレ・ダークネス》は《偽りの星夜 ブラック・オブ・ライオネル》も可。
《ヴォイジャー》《チャーマジュン》の両者で計5枚ドロー出来るため、一般に想像される早期5枚コンボよりはずっと決まりやすい。そこまで上振れずとも、《ヴォイジャー》→《チャーマジュン》+《ダークネス》の3枚が繋がれば後続のコストを4減らす体制を整えながら2ハンデスできる。
相手の手札がなくなって《ダークネス》ハンデスが腐っても、超展開でバトルゾーンにエンジェル・コマンドを並べるという動き自体が《聖霊王アルファリオン》をG・ゼロで呼び出す補助になる。