《
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聖霊王アルファリオン P(SR) 光/水文明 (10) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド 15500 |
G・ゼロ:バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンドが5体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
進化:自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。 |
T・ブレイカー |
相手は呪文を唱えられない。 |
相手のクリーチャーを召喚するコストは5多くなる。 |
DMD-32で登場した光/水の進化エンジェル・コマンド。
自分のエンジェル・コマンドが5体以上いる事を条件としたG・ゼロ、《光神龍スペル・デル・フィン》や《偽りの王 ナンバーナイン》と同じ呪文ロック能力、更に相手の召喚コストを5増加させる能力を持つ。
元となった《聖霊王アルファディオス》と同様コストが10と高いが、エンジェル・コマンドが5体以上いる事を条件としたG・ゼロを持っており、そちらよりはるかに出しやすい。
エンジェル・コマンドは進化元でもあるため、G・ゼロの条件を満たした状態で進化できないことはまずない。
エンジェル・コマンドを一気に5体以上並べるには以下の様な方法が存在する。
無論、上記のようなコンボに頼らず《ヘブンズ・ゲート》や《天門の精霊ヘブンズ》で地道にエンジェル・コマンドを並べていくという方法も不可能ではなく、DMD-32はこの戦法を軸としたデッキ構成となっている。
《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》、《五憐の精霊オソニス》のような妨害系軽量級エンジェル・コマンドを並べてから《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》で手札を稼ぎつつさらにG・ゼロ元を立て、頃合いを見てこれ本体を着地させるという手もある。
呪文ロックは《悪魔神王バルカディアス》と同様、多色になったせいか全文明・相手のみを封じるようになっている。
さらに、クリーチャーロックも全文明・相手のみになった。その代わり効果が召喚禁止からコスト5増加に緩和されているが、いずれにせよ相手がクリーチャーを召喚しづらくなるのは確実。
弱点は、初代《聖霊王アルカディアス》と同じくすでに場に出ているカードには全く干渉しない点と、S・トリガーやニンジャ・ストライクやG・ゼロ、《龍覇 ザ=デッドマン》等の代替コスト持ちのクリーチャーの登場を許してしまう点。
特に後者は《聖霊王アルファディオス》とは大きく異なる点であり、《凶殺皇 デス・ハンズ》など革命編以降のS・トリガー獣の強化も相まってあちらほど安全に攻撃は通らない。
また、召喚以外のコスト踏み倒しにもあちらと同様無力。
他にも、マイナーではあるがクロスギアと城にも干渉できないので、《クエイク・スタッフ》や《無敵城 シルヴァー・グローリー》等で足元を掬われる可能性もあるので注意が必要。
それでも相手のみのクリーチャー・呪文ロックは非常に強力で、早期に出せばゲームの流れを掌握できる事は間違いない。G・ゼロを活かし素早い召喚を狙おう。
逆に相手に使われた場合は、デッキによっては出された時点で勝算がほぼなくなり、後述の理由から複数出されれば敗北確定になることもある。相対する場合は基本的に如何に進化を阻止するかにかかっている。
革命ファイナル期当時白青系の【ヘブンズ・ゲート】でそこそこ使われ、ポツポツとチャンピオンシップ上位に顔を見せたが、当時盤面が残っていればたとえコストを支払っての召喚をロックしようとまだ無制限だった《蒼き団長 ドギラゴン剣》から展開される恐れがあったため油断ならず、【ヘブンズ・ゲート】を組むなら【天門ループ】の方が確実に勝利できた。次第に《音精 ラフルル》の評価が上がるにつれ、呪文ロック持ちとしても軽んじられるようになった。
【絶望神サガループ】が環境に登場すると【我我我ブランド】のようにこのクリーチャーが入るようなデッキにとって明確な有利であるデッキがトップメタの一角に立ち、その流れで白青系の【ヘブンズ・ゲート】でポツポツ入賞実績をまた残すようになった。お供の《真実の名 タイガー・レジェンド》が青黒系の墓地戦術に対して安定したガチンコ・ジャッジの成績を出すことができ、G・ゼロ条件を満たしやすくなったという追い風もある。
【白緑巨大天門】にも稀にタッチで1枚積みから2枚積みされることがある。DM24-RP1で《光開の精霊サイフォゲート》が登場すると、かつて《天門の精霊ヘブンズ》で行っていたエンジェル・コマンドの数を稼ぐプレイングがデッキの汎用性を落とさずに可能になったということで、採用枚数そのものは1~2枚から変わらないが、採用例が上向きとなった。
【白青天門】に2枚程度フィニッシャーとして採用される場合がある。主な目的は《∞龍 ゲンムエンペラー》のロックを意識したコスト6以上の呪文のケア。因みに召喚コスト加重は元々【白青天門】自体が横展開始動に5ターン以上所要する上に対した除去力もないため、蓋としてはあって無いようなものであり、実質オマケ扱いとなる。
TCG版から能力・パワーともに一切の変更なく実装された。G・ゼロの条件に名称指定の制限を付与される調整を受けた《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》と異なり、こちらは当然ながら2体目以降もG・ゼロで一気に展開できる。
ただしG・ゼロは任意から強制になっており、あえてコストを支払うというプレイングができない部分だけ弱体化している。