【パシフィック青単(あおたん)

言わずと知れた軽量強力進化クリーチャー《パシフィック・チャンピオン》を軸にした【青単速攻】

2ターン目に進化されると非常に対処されにくく、【速攻】の中でも厄介なデッキタイプとして知られていた。

2008年4月15日から2016年2月1日までは《パシフィック・チャンピオン》殿堂入りしていたため、このデッキを組むことはできなくなっていた。

パシフィック・チャンピオン R 水文明 (2)
進化クリーチャー:マーフォーク 5000
進化−自分のマーフォーク1体の上に置く。
このクリーチャーは、進化クリーチャーではないクリーチャーから攻撃されない。
このクリーチャーは、進化クリーチャーではないクリーチャーにブロックされない。

1ターン目に《フィスト・ブレーダー》を召喚し、2ターン目の《パシフィック・チャンピオン》を狙う。

【速攻】に似つかない粘り強さが最大の売りだった。

主要カード

マーフォーク

候補カード

リキッド・ピープル

《アクア・ガード》リキッド・ピープル進化元
《アクア・ハルカス》ドロー持ちリキッド・ピープル
《クリスタル・ブレイダー》ビートダウンの中心
《クリスタル・パラディン》フィニッシャー
《アクア・サーファー》S・トリガーのリキッド・ピープル

その他

《エメラル》S・トリガーを仕込む
《コーライル》除去cipクリーチャー
《フォーチュン・ボール》ドロー持ちアタッカー
《弾丸透魂スケルハンター》攻撃もブロックもされないウィニー

呪文

基本戦術

1ターン目に《フィスト・ブレーダー》を出し、次のターン《パシフィック・チャンピオン》進化して殴りかかっていく。進化できないクリーチャーには攻撃ブロックもされないため、ブロッカースレイヤーなど、多くの敵を無視することができる。

早い段階で召喚できた場合、除去できるカードは限られており、それだけで序盤のイニシアチブを握ることができる。チャンプブロックスレイヤーによる除去もほぼ不可能な上、軽量火力では焼くことが難しい。

他にも《クリスタル・ブレイダー》《アストラル・リーフ》など、優秀な進化クリーチャーを使って攻撃をする。
それに加え《ストリーミング・シェイパー》《フォーチュン・ボール》などによるドローで戦線を拡大することができるのが最大の利点。

軽量のブロッカーも多く擁しているため、同じ【速攻】でも【速攻】に対して有利に戦える。反面、1マナクリーチャーで攻めていくことができないため、他の【速攻】に比べやや速度に欠けると言えなくもない。

またマーフォークは長らく不遇の時代を過ごしており、優秀な進化元も少ないことから、デッキとしての総合力は他の【速攻】に一歩劣るといった印象である。

これについてはその他の種族クリーチャーも採用することで戦力を増強してやるといい。

その他

環境において

聖拳編環境の末期、DM-13にて《パシフィック・チャンピオン》が登場。
DMC-21《フィスト・ブレーダー》に加え、転生編で獲得した《ディープ・ジャグラー》などを採用した新たな【青単速攻】として成立した。

その後、《パシフィック・チャンピオン》の場持ちの良さを生かし、カードタッチした【準青単】とともに長らく活躍を見せた。

転生編環境不死鳥編環境極神編環境で各地の大会を暴れ回り、【リーフ青単】以来となる主体のトップメタデッキとなった。だが、2008年4月15日付けであえなく《パシフィック・チャンピオン》殿堂入りマーフォークを軸とした【青単速攻】は環境から姿を消した。

革命編では、2016年2月1日に主軸となる《パシフィック・チャンピオン》が殿堂解除となったが、解除直後の環境で復権することはなく、このデッキタイプはそのまま過去の物となった。
マーフォーク自体のプッシュが終わっており強化を受けられなかったこと、革命編で活躍した【レッドゾーン】に力負けすること、強力なS・トリガーの登場などが大きく響いた結果となった。

それから大分時が経ったDM22-RP1にて、マジック・マーフォークとして再プッシュされるように。
《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》《タカスギ・ワヲンチョッパー》など、強力なクリーチャーが登場したので、今後このデッキを組む際はそちらを参照していくと良いだろう。

参考