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四極 キジトロン P 光文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 9000 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
マナ武装5:自分のマナゾーンに光のカードが5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。 |
DMD-28で登場したエンジェル・コマンド/侵略者。
マナ武装5で実質4マナで召喚できる大きめなブロッカー。
白単型の【九極侵略】では5マナ貯まれば召喚できる侵略元となり、《ヘブンズ・ゲート》や《究極ゲート》よりも一足先に出すことができる。
《一極 マウチュ》や《二極 シヴァイーヌ》はシールド運が絡むため、順当にマナを溜めて召喚する場合は一番手の九極の侵略者になるだろう。
《ソーラー・チャージャー》や《聖歌の翼 アンドロム》などの3→5を繋ぐカードとの相性もよい。
また、超九極に侵略することを考えなくても白単ならそこそこのサイズのブロッカーとなる。
《白騎士の聖霊王ウルファス》ならば、元のコストの高さがソウルシフトと噛み合う。
5マナ圏内で出せるW・ブレイカーを持つブロッカーとなれば《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》、《光線の精霊龍 カチャルディ》、《風迅の精霊アイネスガゼル》などがあり、《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》はともかく他の準バニラ相当のブロッカーを上回るスペックを持つ。
ただし5マナ以上貯まっている頃には除去呪文が飛び交い出すので、決して油断はしないようにしよう。
四極 キジトロン R 光文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 6000 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
マナ武装3:自分のマナゾーンに光のカードが3枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。 |
パワーが6000に下がったが、マナ武装達成条件が5から3に緩和された。
TCGの《キジトロン》には軽減後のコストとマナ武装を達成できるターンにラグがあり、4マナ帯で使うカードを別で用意しなければならないという弱点があったが、マナ武装の条件緩和によって解消された。
また、4マナの時に出す場合はマナゾーンのカードの内1枚は光以外でも良いので、《罠の超人》など初手に来た自然単色のカードもマナチャージしながら召喚できる。それを証明するかのようにDMPP-26期のレンタルデッキには、このカード4枚と自然単色のカード10枚が入った【白緑九極侵略】が選出されている。
副次的な効果として、《一撃奪取 アクロアイト》から繋ぐことで最速3ターン目に出せるようにもなっている。手札が枯渇してしまうため《極まる侵略 G.O.D.》の着地まで見据えると現実的ではないだろうが、白単構築の【九極侵略】で受けを固めたい場合に検討できる余地がある。
【九極侵略】では死活問題となる【速攻】対面でこれや《時の玉 ミラク》でお茶を濁せば《閃光の神官 ヴェルベット》が間に合う可能性が高まるため、どのカラーリングでも重宝されNew Division・All Divisionを問わず3〜4枚は入る。
「デッキパーツは名目コストが9のカードプールから探すセルフ縛りを課す」特徴のせいで《超七極 Gio》と同じくデッキに最大枚数の4枚積みでもそれが足りないケースすらあり、例えば初手に《キジトロン》を2枚引いたとしてマナチャージするかはよく考えた方が良い。1枚は4ターン目に手札から出す用に、もう1枚は《極まる侵略 G.O.D.》からの踏み倒しを本線にしつつ、ワンショットを耐えられた時に《キジトロン》→《超七極 Gio》の順番で出してもう一度《G.O.D.》の侵略チャンスを作る用にハンドキープしておく、という手筋は頻出である。
大味なコンボデッキと思われることが多い【九極侵略】だが、このカードひとつ取っても複数の用途とプレイング論があり、デュエマの奥深さを教えてくれる1枚である。