究極(きゅうきょく)ゲート》

究極ゲート R 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
自分の山札をシャッフルし、上から1枚目を見る。そのカードが光のコスト9の侵略者なら、バトルゾーンに出してもよい。 こうしてクリーチャーをバトルゾーンに出したのでなければ、そのカードを手札に加える。

DMR-19で登場したS・トリガー呪文

クリーチャー1体をタップし、コスト9の侵略者山札からコスト踏み倒しする。
勿論、進化クリーチャーや究極進化も出せる。

《ヘブンズ・ゲート》を髣髴とさせるカード名だが、スペック《ソーラー・レイ》+コスト9の侵略者限定の《ミステリー・キューブ》と例えたほうが近い。

直前のシャッフルにより山札操作と組み合わせる事ができず、運が絡むとはいえ、総じてコスト重いそれらのクリーチャーコスト踏み倒しできるのは強力。
仮に空振りしても、出たカード手札に加える事ができ、S・トリガーで出ればタップによる足止めだけは確実に行えるので、全くの不発に終わる心配はない。

DMEX-17までに登場したコスト9且つ侵略者クリーチャーは以下(※は《ヘブンズ・ゲート》にも対応)。

  1. 《一極 マウチュ》
  2. 《二極 シヴァイーヌ》
  3. 《三極 デュエナース》
  4. 《四極 キジトロン》
  5. 《五極 ギャツビー》
  6. 《六極 サルーエル》
  7. 《七極 Di》
  8. 《八極 ハリルヤ》
  9. 《九極 デュエンジェル》
  10. 《九極革命 デュエゼウス》
  11. 《九極の精霊 マウリエル》
  12. 《超七極 Gio》
  13. 《超七極 Gio/巨大設計図》
  14. 《超九極 チュートピア》
  15. 《超九極 モモタルス》
  16. 《極まる侵略 G.O.D.》
  17. 《God of Dream/Grenade of D-moll》
  18. 《Duplicates of G.O.D.》

対象となるコスト9の侵略者は殆どが大型のブロッカーなので、何が出ても大幅な足止め効果が期待できる。運良く《極まる侵略 G.O.D.》などのフィニッシャーが出てくれれば御の字である。

とはいえ単にブロッカーを出すだけならより汎用性の高い《ヘブンズ・ゲート》で十分。また九極クリーチャーは一部を除いてコストの割にカードパワーが控え目であり、《閃光の守護者ホーリー》《サファイア・ウィズダム》といった非侵略者コスト9クリーチャーは対象外なので【ミステリー・キューブ】ほどの制圧力はない。
新章デュエル・マスターズ以降はコスト踏み倒しメタカードの普及も重なり【九極侵略】においても採用率が伸び悩んでいるのが実情である。

デュエル・マスターズ プレイスでは

究極ゲート R 光文明 (9)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャー1体をシールド化する。
自分の山札をシャッフルし、上から1枚目を見る。そのカードが光のコスト9の侵略者なら、バトルゾーンに出してもよい。そうしない場合、手札に加える。

DMPP-26で実装。
コストが9、相手クリーチャー1体をタップシールド化になった。

TCG版の性能は、コスト6呪文の豪華な《ソーラー・レイ》だとコストパフォーマンスは劣悪で基本的にS・トリガーでしか唱えないものであり、名目コストは無視できるものだったため、重くなったことのダメージは軽微。
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》といったコスト指定呪文踏み倒しでも厳しいコストになっているが、そもそも【九極侵略】では呪文利用カードは入らないのでその意味でもダメージは小さい。

コスト踏み倒しメタを除去でき、かつ「コスト9の(光の)カード」全般の恩恵が受けられるようになった。と言えば聞こえは良いが、踏み倒し対象の少なさは相変わらずである。

S・トリガー付きの無条件シールド送り除去はDMPP-09EX《ヘヴンとバイオレンスの衝撃》以来である。その運用なら、基本的にはS・トリガー前提で採用しておき、場合によっては《サイバー・I・チョイス》《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》といったS・トリガー以外の方法で唱えるなどが考えられる。
あちらと同じく進化クリーチャーも選べる。光なので《聖霊王アルファディオス》で蓋をされていてもそれを破ることが可能。

環境において

DMPP-26環境は【ワルボロフ】が支配的な立ち位置にあったため、《デュエにゃん皇帝》破壊以外の方法で除去できるS・トリガーとして重宝された。マナ墓地に干渉手段を持つ【ボアロコントロール】《革命目 ギョギョウ》を、唯一再利用が難しいゾーンに飛ばせるのも優秀。
いずれも【九極侵略】サポートは度外視で、疑似キャントリップシールド送りという性質だけで採用された。

最初はNew Division【トリガーロージア】、研究が進むにつれ【5色コントロール】【ヘブンズ・ゲート】All Division【カイザー「刃鬼」】でも使われた。

《真聖教会 エンドレス・ヘブン》ナーフ後は《五極 ギャツビー》入り【ヘブンズ・ゲート】が対ビートダウンの有利デッキとして使われ始め、除去として《究極ゲート》を採用しておき運が良ければ山札から《ギャツビー》が登場するという使われ方をされた。

このカードの存在は他のデッキの構築も歪ませており、DMPP-26末期にはシールド送りされたカードを《斬斬人形コダマンマ》で回収する【レッドゾーン】が一定数見られたほど。

その後、DMPX-01期に《龍覇 ワルボロフ》DP殿堂したが、入れ替わりで数を増やした《夢幻大帝ネロ・ソムニス》【ベアフガン】刺さるため、依然見かけることがある。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMPP-26
    決戦に向けて、究極の門が開かれた。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考