最強虫(さいきょうちゅう) ナゾまる》

最強虫 ナゾまる MAS 自然文明 (2)
クリーチャー:グランセクト 1000
このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
ミノまじかる:自分のターンのはじめに、このクリーチャーをタップして自分のマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ、進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。

DMEX-02で登場したグランセクト

マナ召喚ミノまじかるによるコスト踏み倒し能力を持つ。

簡単に言えば、ターンの初めに自分限定の《母なる大地》を打てるカードである。
マナ召喚能力マナゾーンから出し直すことで、毎ターン使用可能なのも強力。
また、2ターン目であっても場に出さず、切り札マナゾーンに置かれるまで、このクリーチャーをマナゾーンに温存できるのも嬉しい。

ただし除去耐性の類はなくパワーも低いので、ハンデスや除去などの起点作りをせずに慌てて複数体投げると《“乱振”舞神 G・W・D》あたりで根こそぎ除去されてしまいかねないので注意が必要。何にでもなれるのがこのカードの強みなので、非力なこのカードをプレイングで守ってやろう。

またマナゾーンにはタップして置かれるので、能力を使った場合は代償としてそのターン使えるマナが1枚減ったも同然となる点にも注意が必要。

登場時の環境ではコスト踏み倒しメタが厄介なので、踏み倒し先は着地できなくてもcipアドバンテージを取れるクリーチャーが適任であろう。例えば【5色フェアリー・ミラクル】だと《龍仙ロマネスク》が踏み倒し先としては有力で、あちらはバトルゾーンを離れればロマネキャンセルになるし、残れば革命チェンジ元になる。

環境において

実際の双極篇環境では【青黒緑シャコガイル】【ゴクガサイクル】の隠し味としてピン挿しされることが多い。十分にマナが貯まっていれば《奇石 ミクセル》に規制されないため、そういう意味でも終盤でこそ役立つカードとなっている。《禁断機関 VV-8》《ギガタック・ハイパー・トラップ》の組み合わせで追加ターンを得れば安全に能力を使うことができ、2018年全国大会エリア代表戦(2ブロック構築)でもこの組み合わせがよく使われた。

ところがDMRP-11《葉鳴妖精ハキリ》が登場すると立場が怪しくなる。あちらの方が場持ちもはるかに良く、コスト踏み倒しが召喚扱いと、アタックトリガーである事を差し引いても恵まれている。そうでなくともこのカードで踏み倒したいクリーチャーが同弾に登場した重量級マナドライブを始めとしたGRクリーチャーの速度に付いて行けず、環境に適応できなくなった。

その後、【5色ガイアハザード退化】における制圧した後の展開札として利用されるケースがDMBD-21DMBD-22期のオリジナルで見られるようになった。

DM22-SD1発売から1週間前程度になると、中盤以降のリソース確保の役割を、【青黒緑ハンデス有象夢造】において与えられるようになった。メタクリーチャーのデコイになるのも大きい。

DM22-BD1期に【緑単オービーメイカー】アドバンス環境のトップメタになると、そちらのパーツとしてそこそこ対戦で見るようになった。マナを支払うタイミングコスト踏み倒しのタイミングがずれる関係上、《十番龍 オービーメイカー Par100》着地させるターンには実質1マナで《十番龍 オービーメイカー Par100》コスト軽減カウントを1体分刻むことができる。

2024年のゴールデンウィーク明けのチャンピオンシップでは、【青黒緑COMPLEX】に1枚積みされた事例が見られた(54人参加、オリジナル、優勝)。状況に応じてメタクリーチャーや手頃なサイズのカウンター封じを呼び出すだけでも強いというのは《DARK MATERIAL COMPLEX》と同じで、ある意味ではそちらの5枚目となる。そちらのレシピは《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》《ダイキリ》のような選択肢が各1枚積みされた若干変則の型でもあり、それらを臨機応変に呼び出す役割もあったものと見られる。

他のカード・デッキとの相性

その他

  • 背景ストーリーおよびアニメでは、ミノマル(ナゾまる)は「戦いが苦手だが、その実強大な力を秘めている」という設定となっている。パワーは貧弱だが《母なる大地》と同等の能力を使える、というデザインはこの設定を反映したものと思われる。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


[1] 自然文明への帰還の際、謎の光を放っておりその際一時的に成長していた模様。