【グレートメカオー】 (デュエプレ)
シンパシーを獲得した《超神星マーキュリー・ギガブリザード》と《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》の2大フェニックスをフィニッシャーにしたデッキ。白青で組まれる。
New Divisionでは、DMPP-13が実装される前まで《超神星マーキュリー・ギガブリザード》と《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》が使用可能だった。
その後DMPX-01で《マーキュリー》が再録、ほかにも新たなカードが多数実装され、再び実戦レベルのデッキとしてNDにも復活した。
超神星マーキュリー・ギガブリザード SR 水文明 (6) |
進化クリーチャー:フェニックス 15000 |
進化GV−グレートメカオー、グランド・デビル、リキッド・ピープルのいずれか3体 |
シンパシー: グレートメカオー、グランド・デビル、リキッド・ピープル |
メテオバーン1−相手の呪文の効果が実行される時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置く。そうした場合、その呪文は効果を失う |
T・ブレイカー |
超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー SR 光文明 (6) |
進化クリーチャー:フェニックス 12500 |
進化GV-ガーディアン、グレートメカオー、アーク・セラフィムのいずれか3体 |
シンパシー:ガーディアン、グレートメカオー、アーク・セラフィム |
T・ブレイカー |
メテオバーン1:自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのパワーが0より大きければ、かわりにこのクリーチャーの下にあるカード1枚を墓地に置く。そのクリーチャーはそのターン、そのパワーが0より大きければ、バトルゾーンを離れない。 |
無敵巨兵スパルタンJ VR 光文明 (7) |
進化クリーチャー:グレートメカオー 6500 |
進化−自分のグレートメカオー1体の上に置く。 |
ブロッカー |
このクリーチャーがブロックする時、バトルの後、このクリーチャーをアンタップする。 |
メテオバーン−このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーはバトルゾーンに留まる。 |
W・ブレイカー |
主要カード
グレートメカオーの候補カード
非グレートメカオーの候補カード
長所
《キャプテン・ミリオンパーツ》や《鎧兵機サーボルト》があるため防御力が高く、ビートダウンには比較的強く出られる。
《機動要塞ピラミリオン》や《装甲支援ガトリンガー》の存在により、展開力はハイブリッド種族の中でも随一。
2種のフェニックスはどちらもその能力故除去が困難な上にS・トリガーで逆転されるリスクも低い。防御を除去S・トリガーや呪文に依存している相手には雑にフェニックスを投げつけてビートダウンをしていればそれだけで押し切れる事もある。
リソース補充も少なくないため、一度盤面差をつけられても最後まで諦めなければ逆転の希望がある。
グレートメカオー以外のブロッカーをブロック不可にする《キャプテン・ミリオンパーツ》、多くのS・トリガーを封じられる2種類のフェニックスがおり、相手の防御を突破する手段が多い。
デッキのバランスを崩さずに、最軽量墓地利用メタの《埋め立てロボ・コンクリオン》を積める数少ないデッキである。
短所
防御力が高めとはいえ、《キャプテン・ミリオンパーツ》は自身が除去されると全体の防御力が大幅に低下するという欠陥がある。
《霊王機エル・カイオウ》参戦前は、進化クリーチャーを止められない《鎧兵機サーボルト》が序盤のブロッカーだったため、進化クリーチャーの《ダイヤモンド・ブリザード》や《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》にも弱かった。
《装甲支援ガトリンガー》を出すまでの小型メカオーを展開している間は手札が厳しく、何をマナに置くかの選択がやや難しい。
相手に干渉する手段が少ないため、対【除去コントロール】はフェニックスを素早く引けるかどうかの運要素が強い。
一度フェニックスさえ出せれば相手の抵抗を許さず押し切れる場合が多いが、行動を許し全体除去を受けてしまい、そのままフィールドアドバンテージを奪われ続けると希望は無い。
【カチュアシュート】 (デュエプレ)は苦手な相手の最たる例。除去に乏しいこのデッキでは《幻想妖精カチュア》を止める事ができず、《ヘリオス・ティガ・ドラゴン》にメカオー軍団を殲滅されるとそのまま為す術なく《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》に蹂躙されるため、相手が動き出す前にフェニックス(他に味方がいなくても《神滅竜騎ガルザーク》に道連れにされる心配の無い《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》が望ましい)を召喚できなければ勝ち目は無い。逆に言えば《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》を召喚できた時点で【カチュアシュート】側のできることがほとんどないので如何に素早く出せるかが重要となるだろう。
《ガルベリアス・ドラゴン》も天敵といえる。
こちらの水文明に反応してアンブロッカブルとなり、こちらの光文明に反応して自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする能力を得る。
この2つにより、《魂と記憶の盾》など呪文を使うか、《転倒専機コロビナー》で再度タップさせてタップキルするかぐらいしか除去する方法がない。
また、《サーボルト》でブロックできない《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》と、《サージェント・クワガタン》によるブロッカー破壊を備える【ドリームメイト】もかなりの天敵であり、フレーバーテキスト通りグレートメカオーの軍勢が粉々にされる展開を迎えてしまう。
DMPP-07時点では使用率は低かったが、DMPP-08では大幅に強化されたため、厳しくなる事が予想される。
《キャプテン・ミリオンパーツ》がある場合の《サージェント・クワガタン》による破壊処理がどうなっているかは知っておきたい(詳細は《キャプテン・ミリオンパーツ》に記載)。
少しずつビートダウンするか一気にワンショットを決めるか、いつ進化するか、どちらの超神星に進化するかなどを相手のデッキや状況に合わせて柔軟に対応する必要があり、プレイング難易度は高めである。
環境において
DMPP-07で成立後、長い間環境にいるデッキである。プレイングが難しいとされるが、上手く回せた場合の性能と安定性は非常に強力である。そのため、インフレが進んでからは環境全体の使用率は低くても、上位者には好まれて使われることが少なくない。
DMPP-07期には唯一、対応策が少ない二種類の超新星を採用できることからトップメタに立った。
DMPP-08期には《連珠の精霊アガピトス》や《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》などに進化元が軒並み倒されてしまうためやや立場が苦しくなった。
DMPP-09期に《アガピトス》、《ゲオルグ》がナーフされると、再び使用率が増加した。
DMPP-09EX期には従来型の白青の他に、派生デッキとして【5色プラチナム】が成立した。
その後は使用率としては準環境水準になっているが、上記の通り上位者に好まれて使われ続けている。
《超次元リュウセイ・ホール》が登場し横並べ系のデッキが苦境に陥ったDMPP-17期以降も、全体からすると少数とはいえ複数のマスター到達報告がなされている。
サンプルレシピ
デュエプレ1周年記念特番内の2020年GRAND MASTER決定戦において、ボルサリーノ@海軍大将選手がBデッキとして登録していたデッキ。ソース
余談
このデッキの強みは《キャプテン・ミリオンパーツ》による手軽な防御増強にあるため、《火炎流星弾》、《クリスタル・パラディン》、《クリムゾン・メガ・ドラグーン》などの流行には気をつけたい。
また、《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》のメテオバーン効果はそのターン中ずっと有効。
テキストをよく読めばわかることとはいえ、直感的にわかりにくかったことからか、メテオバーン効果で離れない状態になっている間はDMPP-10の《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》のシールド・フォースと同じエフェクト(バリア)がかかるようになった。
使う側としては《時空の守護者ジル・ワーカ》などのpigを使うつもりでブロックしたら、メテオバーン1回分とpigの機会を無駄にすることがあるので注意。
参考