飛散する斧(スプラッシュ・アックス) プロメテウス》

飛散する斧 プロメテウス P(UC) 水/自然文明 (5)
クリーチャー:アウトレイジ 1000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。

DMD-11で登場した/自然アウトレイジ

cipにより、山札の上から2枚をマナゾーンに置いた後、カードを1枚マナ回収する。

能力を使うとマナゾーン手札が1枚ずつ増え、マナブースト手札補充を同時に行うことができる。置かれるマナの状態、回収する枚数と種類、及び強制性の違いこそあれ、基本的には《二角の超人》下位種のようなスペックである。

これまで中盤の繋ぎとして活躍した《腐敗無頼トリプルマウス》《無頼聖者スカイソード》、もしくは《超次元フェアリー・ホール》のような5→7の動きを可能にする1枚。強力なカードが多い7マナ圏に素早くアクセスできるようになる強さは言わずもがなである。

また、単純な1ドローではなく、既に見えているマナゾーンの中から好きなカードを拾えるので、狙ったカード手札に加えやすいのも魅力である。ゲームの終盤でもフィニッシャーや防御用のシノビ回収など多岐に亘って活躍してくれる。マナの色調整にも役立ち、《母なる星域》とも好相性。

《二角の超人》にも綺麗に繋がるため、【アウトレイジ】デッキに限らずの合う様々なデッキに対応できる。

数ある多色の中でも非常に高い汎用性を秘めたクリーチャーと言えるだろう。

ルール

環境において

登場から新章デュエル・マスターズ環境では程度の大小はあれど環境でよく使われていた汎用マナブーストマナ回収

エピソード3環境当時、入りの【シューゲイザーワンショット】で中盤の繋ぎ役兼ワンショットを繋ぐための打点リソース要員として使われた。

一番の活躍は【イメンループ】での中盤のつなぎ役として利用されていたことであろう。

ただ、【ヒラメキドレーン】という高速かつ確実な勝ち筋を持つデッキがトップメタであった上に《超次元フェアリー・ホール》からの《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》がコントロールデッキの定番であったエピソード3環境では、同じことが超次元呪文というより汎用性の高い手段でできる上にこれですら遅いという理由で比較的低い評価を与えられていた。

革命編環境終期に【青緑サソリス】が流行していた頃にはそちらにも使われた。【レッドゾーン】対面で、《霊騎ラグマール》がマナゾーンにないと油断して相手が侵略を連打した場合、《龍覇 サソリス》をありったけ出して《邪帝斧 ボアロアックス》を可能な限りの数装備させてこれを連打することでマナゾーンリソースを稼いで防御札を引っ張り込むというプレイングが実現できた。

双極篇環境になると下位種的存在と言うべき《白米男しゃく》が登場したため、コスト5以下のクリーチャーでありコスト踏み倒しが効きやすい点をこれまで以上に生かす必要に追われた。ファンデッキ界隈、コンボデッキ愛好家界隈では《ドンジャングルS7》など自然のジョーカーズによって強化された【イメンループ】が復権に向けて模索の道を歩むようになったため、このカードもその影響で依然出番を貰うことがある。

ところが超天篇になって《ドンドン水撒くナウ》が登場。【イメンループ】でもあちらと総入れ替えする事態となり、効果だけ見ればこちらより汎用性が高いあちらと比べての型落ち扱いされるようになった。

その他

  • 名前はリドリー・スコット監督映画作品のSF映画「プロメテウス」からだと思われる。ちなみに監督の代表作は「エイリアン」。
    また、自然アウトレイジは動植物の学名にちなんでいることから、クロシビカマスの学名である「プロメティクシス・プロメテウス」ともかけられているのかもしれない。
  • イラストレーターnejita氏曰く、「ディレクターさんとのやりとりで、いままでで一番修正が入ったある意味思い出深いカードでもあります!」とのこと。一体どんな指示があったのだろうか。
  • DMBD-01版の《熱湯グレンニャー》フレーバーテキストではその収録カードが聖鎧亜王家の好敵手達で構成されているかのような説明がされているが、同デッキに収録されているこれの種族であるアウトレイジの出自はハンターにあるため、ハンターの誕生以前の時系列で繰り広げられたDMBD-01の背景ストーリーとは、時空を超えない限り辻褄が合わないことになる。あらゆるルールを捻じ曲げる無法者というアウトレイジの設定とは一致するが。

アニメでの活躍

  • アニメ「ビクトリーV3」ではクロスファイアのマブダチとして登場。声優は佐藤せつじ氏。
    当初はぶっちゃけに取り憑き、むざむざとクロスファイアを死なせた勝太に怒り襲いかかってくる。しかしそれは勝太の実力を試しただけであり、オラクルの因子による影響を自分で振り払っていたため、暴走していたのは演技だったと判明。
    勝太の実力を見届けた後は彼の新たな仲間となり、デッキを大きく変えるきっかけとなった。仲間になったアウトレイジの中でも台詞の多さに恵まれており、オラクル教団壊滅後も同シリーズの勝太のデッキの潤滑油として活躍している。

戦績

  • アニメ「デュエル・マスターズ ビクトリーV3」
    話数対戦相手勝敗
    14話切札 勝太敗北

デュエル・マスターズ プレイスでは

DMPP-21で実装。レアリティレアになった。

  • TCGと同様に高い汎用性を注目され、色の合う様々な構築の潤滑油として採用されている。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考