《アイアンラビットンボ》
アイアンラビットンボ R 自然文明 (5) |
クリーチャー:ディスペクター 5000 |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる) |
このクリーチャーは、すべての文明を持つ。 |
DM22-EX1で登場した自然のディスペクター。
EXライフとマッハファイターを持ち、バトルゾーンですべての文明を得る。
基礎スペックはコスト5パワー5000とやや貧弱寄りの平凡な物で、能力の方もEXライフによるシールド追加とマッハファイターによる除去能力しか持っておらず少々物足りない。
しかし、単色かつコスト5であるためディスペクターの中でも《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》と並んで最軽量であり、ササゲール等を絡める事で他のディスペクターよりも素早く召喚できる。
単体では貧弱だが、このクリーチャーの本領はすべての文明を持つマッハファイターのディスペクターであること。これにより、王来篇で登場したディスペクター用アタック・チャンス呪文全てを場に出して即座に唱えることができる。
中でも、3色ディスペクター専用の「王秘伝」全てに対応するクリーチャーとしてはコストの低さから安定して最速展開が可能であり、非常に強力な呪文を序盤から同時詠唱することでアドバンテージを大きく稼げる。
手札・マナ・墓地などを整えて次のターンの動きに備えるだけでなく、破壊やパワー低下で攻撃先のクリーチャーを除去してこのクリーチャーの貧弱なパワーを補うサポートも可能である。
- 「王秘伝」の具体的な動きとしては以下の通り。先述した通り、このクリーチャーは単体ではお世辞にも強いとは言えないため、採用する際はこれらを序盤から唱えられる、あるいは組み合わせることができる点を推していきたい。
表にある通り、全文明を持つ耐性持ちクリーチャーであるため、文明指定進化の進化元としての適性が高い。
特に《愛の無限オーケストラ》を始めとする超無限文明進化の進化元としては優秀で、《虹速 ザ・ヴェルデ》同様1体で全色を揃えて進化できる。
その視点で《ザ・ヴェルデ》と比較すると、マナから召喚できず侵略を含むコマンド進化にも対応しない分、上記アタック・チャンスとの組み合わせでより様々な展開が出来る。
総じて、単体では貧弱ながら優秀な対応サポートと様々な選択肢を持つ、まさにフレーバーテキストの通り「多くの可能性を持ったディスペクター」と言える。
ルール
その他
名前の通り、釘(アイアン)・兎(ラビット)・トンボを合成して作り出されたディスペクター。
現実世界(人間世界)の、クリーチャーでない生物同士を合成したためか、種族構成がディスペクター単体となっており、異色かつ唯一無二の存在となっている。
漫画・アニメにおいて
- 漫画『キング』では第6巻に収録された特別編で登場したジェンドルが作ったディスペクターのプロトタイプであり、彼が発見した隕石の合成・融合能力の実証実験の産物であるが、後に工事を始める際に入れたセメントが入ったことで機能停止した。
- アニメ『キングMAX』ではオープニングテーマである「ヒストリア」の映像で鬼札 アバクの肩に乗っている様子が描かれている。
また、本編でもアバクの周囲を飛び回っており、アバクとはジェンドルの所業による被害者であるという共通点がある。
デュエチューブの動画ではデッドマンは「アバクは《ラビットンボ》に対し一種の共感を抱いている」と語られている。
関連カード
収録セット
参考
公式Q&A
Q.《アイアンラビットンボ》は手札や墓地にある時もすべての文明を持ちますか?
A.いいえ、《アイアンラビットンボ》の能力はバトルゾーンにある間のみ効果を発揮します。手札や墓地にある時は、自然文明だけを持つクリーチャーです。
引用元(2022.10.28)