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復讐 ブラックサイコ VR 闇文明 (5) |
進化クリーチャー:デーモン・コマンド/侵略者 7000 |
進化:自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。 |
侵略:闇のコマンド |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。 |
※殿堂入り |
闇のコマンド対象の侵略を持ち、cipで《スケルトン・バイス》を放つ。
中盤に出せる2ハンデスは大きくアドバンテージが取れる。進化条件が緩いため、侵略せずとも普通に《解体人形ジェニー》あたりから進化させても強い。
さらに闇コマンドから侵略でき、ハンデスによって手札を増やさせずにシールドを削ることが可能。侵略元に《勝利のガイアール・カイザー》がいることが大きく、多くの超次元呪文からアンタップキラーによる除去と共にハンデスを飛ばせるのは凶悪この上ない。《超次元リバイヴ・ホール》であれば擬似リアニメイトにもなる。
この他《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》でも呼べるため、踏み倒し手段は多い。総じて強力な1枚である。
進化クリーチャーとはいえ、かの《スケルトン・バイス》よりコストが1重くなっただけでそれなりに大きいクリーチャーがついてくる上、種族が恵まれており、さらに侵略によって実際は《スケルトン・バイス》と同じくらい、もしくは早くプレイすることができる。《スケルトン・バイス》はプレミアム殿堂入りしているにもかかわらず、勝るとも劣らないこのスペックは時代の流れを感じさせる。
登場早々【黒単ヘルボロフ】における妨害手段、カウンター封じ、ビートダウンプランの要として活躍。
DMR-18期の革命編ブロック構築環境で成立した【黒単侵略】の妨害の要としても活躍。
革命ファイナル初期には《轟音 ザ・ブラックV》、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》が登場して侵略が容易になり、【赤黒レッドゾーン】、【黒赤デッドゾーン】の定番侵略先にもなった。【黒赤デッドゾーン】では《一撃奪取 ブラッドレイン》や《停滞の影タイム・トリッパー》でテンポアドバンテージを取ることができたため、5コストというマナコストは寧ろ軽いぐらいであった。
DMR-23期にはさらに《終断δ ドルハカバ》を侵略元として手に入れ、同弾で登場した《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印解除の条件である「コスト5の闇のコマンド」といった特性が活きるようになった。
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》からこのクリーチャーと《S級不死 デッドゾーン》に侵略し、《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》の革命チェンジで攻撃中のそれらのカードを回収する動きはDMR-23期の【ドルマゲドンX】の必勝パターンであった。こうした妨害が光ったからこそ、【緑単ループ】などの盤面と手札が命のループ系統をカモにすることができた。
弾を経るごとにスピードアタッカーを持った闇のコマンドが増えたことで侵略が容易になり、汎用性も高いことから、2017年2月26日に殿堂入りが決定した。
その後もグッドスタッフとして【ドルマゲドンX】にほぼ確定で挿されていたが、【黒緑ドルマゲドン】が確立した頃になるとより重いがよりカードパワーの高い《悪魔龍 ダークマスターズ》が好まれるようになった。新章デュエル・マスターズ以降コスト踏み倒しメタが普及して侵略による旨味を活かし辛く、進化元が必要な点から素出しでバトルゾーンに出す手間が《悪魔龍 ダークマスターズ》と変わらないのではないかと考えられるようになり、この頃になると不採用も目立っていった。《異端流し オニカマス》にバウンスされると寧ろこのカードのcipの再利用が促進されるのでコスト踏み倒しメタとして障害になりづらいが、パワー7000というのが《“轟轟轟”ブランド》や《ジョット・ガン・ジョラゴン》にバトルで負けるラインなので、たとえ着地させても継続的にビートダウンするのには心許なくなり、それらにパワーで勝る《S級不死 デッドゾーン》の方が進化コマンドとして【ドルマゲドンX】で優先されるようになった。
DMBD-09・DMBD-10期に【青黒緑デッドダムド】が成立し、そちらが大流行するに伴いこのカードも主流カードとして復帰。《虹速 ザ・ヴェルデ》に重ねることで、最速3ターン目に盤面を処理しつつ2ハンデスというゲームを決めかねない動きが可能になった。しかも《虹速 ザ・ヴェルデ》の場合、無用なブレイクを挟まずに済むため、ハンデス能力のメリットだけを享受することができるのである。
《天災 デドダム》から3→5と繋げる動きも強力で、そちらのcipで運良くサーチできたら優先して召喚あるいは侵略してバトルゾーンに出す事ができる。
さらに《轟く革命 レッドギラゾーン》が登場すると、往年の《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》よろしく再利用が可能になった。《天災 デドダム》や《虹速 ザ・ヴェルデ》から《復讐 ブラックサイコ》→《SSS級天災 デッドダムド》→《轟く革命 レッドギラゾーン》の順番で侵略すると、途中で侵略や革命チェンジの条件を喪失せずに済むのである。
ところが【青黒緑ハンデス有象夢造】が環境に進出した辺りから2ハンデスとしての価値が薄れ始めた。また、《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》が登場して以降の【ドルマゲドンX】系統のように、同じ程度の速度でこのカードを上回るハンデスを攻撃に頼らずにできるデッキも増えた。
徐々に手札補充もインフレし、このカードが殿堂入りのハンデを持っていることもあって、余程上振れしない限りこれを手札に引っ張り込んで場に出した頃には返しにリカバリーしやすくなっているのも痛い。
復讐 ブラックサイコ VR 闇文明 (5) |
進化クリーチャー:デーモン・コマンド/侵略者 7000 |
進化:闇のクリーチャー |
侵略:闇のコマンド |
W・ブレイカー |
このクリーチャーを進化でないクリーチャーの上に置いた時、相手の手札をランダムに2枚捨てさせる。 |
DMPP-25で実装。
誘発条件が《熱き侵略 レッドゾーンZ》と同じ「進化ではないクリーチャーの上に置いた時」と弱体化した。
基本的にはcipと同等の誘発条件だが、素出し・侵略・その他ともに複数体重ねて一気に4枚以上のハンデスを行う事ができなくなった。
登場直後はバトルゾーンに残った《復讐 ブラックサイコ》が、単なる2打点準バニラに成り下がってしまう状況がかなりの足枷になっていた。
しかし、DMPX-01で場に残ったこのカードを種に究極進化できる《暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス》が登場、そしてDMPP-27では待望の《S級不死 デッドゾーン》が登場し、この弱点も改善された。
《復讐 プレネッガー》といった軽量の闇コマンド進化クリーチャーから進化速攻で即時侵略しつつ行う2ハンデスも封じられている。
DMPP-25では主に次のように使われた。
デザイナーズコンボと思われる《侵略者 フワシロ》や《礼装の堕天チュラロリエス》との闇単侵略での組み合わせは案の定使われなかった。相手の手札を減らせないハンデスは【大邪眼B・ロマノフ】のように実態がビートダウンとなるのだが、《暗黒秘宝ザマル》や《大邪眼B・ロマノフ》が自然消滅したことから分かる通り、こういった差し引きシールド焼却ビートダウンはいまいち決め手にかけるどころかむしろ最後のひと押しが足りずこちらがジリ貧になっていきやすい欠点があるためである。
DMPP-26では《殺意の悪魔龍 マガンド》が登場したため、《フワシロ》より確実に・《チュラロリエス》より素早く侵略できる。手札に《復讐 ブラックサイコ》などを持っている場合なら《復讐 ギャロウズ》も実質コスト3のデメリットなし闇コマンドとして利用可能。
また、《暗黒鎧 ジャハト》が登場したことにより、《一撃奪取 ブラッドレイン》《死神封魔ラヴァール》も含めると最大12枚体制で4ターン目に素の進化を可能にする闇単カードが整った。
DMPP-27では《S級不死 デッドゾーン》が登場。DMPX-01登場していた《暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス》と組み合わせ、相手の盤面・リソースをすべて刈り取りながらシールド焼却でフィニッシュまで持ち込むことができるようになった。これらのシナジーを生かした【黒赤ゼロ・フェニックス】 (デュエプレ)が一線級のデッキとして成立。主要なパーツであるこのカードも要注意カードとして多くのデッキがハンデス対策を搭載するまでになっている。