冥界の不死帝(クリアリー・ドライブ) ブルース/「(まよ)いはない。(オレ)()すことは()まった」》

冥界の不死帝 ブルース P 闇文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジMAX 13000
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
自分の墓地にあるカードが13枚より少なければ、このクリーチャーは攻撃できない。
自分のターンの終わりに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。
「迷いはない。俺の成すことは決まった」 P 闇文明 (3)
呪文
S・トリガー
コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。

DMBD-17で登場したアウトレイジMAX呪文ツインパクト

クリーチャー側は条件達成しないと攻撃できないかわりにサイズが大きくなった《堕魔 ドゥリンリ》といったところ。

パワーが上がったことでマッハファイター火力除去されにくくなっている。
攻撃することが少ないシステムクリーチャーであるため攻撃できないデメリットはあまり気にならず、除去されにくいメリットだけを活用できる。

登場時点の環境には《Disノメノン》《モモスター モンキッド》を始めとした「マッハファイタークリーチャー攻撃することで能力を誘発させる」クリーチャーが多く存在しており、それらの攻撃の的にならないのは大きな評価点と言える。

攻撃するための条件は決して易しくなく、速攻で攻撃制限を解除するには《不吉の悪魔龍 テンザン》のようなリスクを伴う墓地肥やしとの併用が必要となる。
とはいえ《暴走龍 5000GT》《反逆龍 5000typeR》を1マナで召喚できるようになる11枚あるなら、そこからあと2枚増やすことで13枚を達成できていると考えれば実戦でも達成できそうではあるか。

ちなみに、攻撃制限以外のデメリットは特にないため、《ダイヤモンド・ソード》などで攻撃制限を解除することでも高いパワーブレイク枚数を活かしやすい。

上述の《不吉の悪魔龍 テンザン》《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》、このカード、《龍装者 バルチュリス》で3ターンキルを実現することも可能。よしんばワンショットに失敗しても《イーヴィル・フォース》効果《不吉の悪魔龍 テンザン》自壊させることで《黒神龍グールジェネレイド》リアニメイトして次のターンに総攻撃を再開できる。

呪文側はコスト3以下のクリーチャーリアニメイトできるS・トリガー
《戯具 ヴァイモデル》《影世界のシクミ》のように、相手ターンに《終末の時計 ザ・クロック》などを出す防御札として使える。
他にも《鬼札アバクと鬼札王国》の再利用にも使える。《アバク》を2度出せば合計10枚墓地肥やしが出来るため、クリーチャー側の攻撃制限も解除しやすく、相性が良い。
ただし自前で墓地肥やしする効果は持たないため、別途墓地に出したいクリーチャーを準備する必要がある。

【墓地ソース】のパーツとして考えると、墓地にカードを落とせる総数そのものは《戦略のD・H アツト》互換とそこまで大差があるわけではない。攻勢に出たい4ターン目には既に2枚墓地肥やしできているためである。
ただし、このカードそのものが破壊以外の方法で除去されてしまえばカードを1枚しか落とせなくなるため、やや不安定。速攻を指向する場合は優先度は低いが、受け札を厚くしたい場合や、長期戦にもつれ込むことを想定した場合に候補に挙がる。
【黒単ヘルボロフ】のような低速デッキや、アウトレイジの種族デッキなどには明確に向いている。

環境において

それまで【墓地ソース】【黒単アビスロイヤル】で使われることはあったがそれほどの活躍は無く、競合する《戯具 ヴァイモデル》と比べて器用貧乏な面が目立った。

【絶望神サガループ】が発祥するとカウンター《絶望神サガ》を呼び出しながら墓地にクリーチャーを送れる点が評価された。実質的な《絶望神サガ》の水増しとしてデッキの性能を底上げしている。

《絶望神サガ》を使った無限墓地肥やしの最中に《蒼狼の大王 イザナギテラス》を挟んでサーチしながら山札の下を把握する動きを行う場合、このカードの呪文側を《蒼狼の大王 イザナギテラス》で唱えることで無限墓地肥やし状態に戻れる。
最後の足掻きとして稀にクリーチャー側を打点として使う場合もある。《蝕王の晩餐》【絶望神サガループ】では打点形成ループで利用でき、《「本日のラッキーナンバー!」》で封殺できない《ボルシャック・ドギラゴン》にパワーで勝る点が活きる。

【絶望神サガループ】が消滅後一定期間を経たDM23-BD2DM23-BD3期には【青赤マジック】のクリーチャー呼び出し枠として1枚積みされるケースが見られるようになった。主な狙い目は1枚積み《同期の妖精》《単騎連射 マグナム》アドバンスだと《禁断〜封印されしX〜》封印外しや《蒼き覚醒 ドギラゴンX》といった具合にさらに墓地肥やし手段が多いため、アドバンスでの採用の方が多い。

その他

  • 初出はデュエマいやほいゲーム。ハズレの選択肢は全て、ブルース・リーを元ネタとしている。
    • 1:「燃えよ、アウトレイジ!」……氏の代表作「燃えよドラゴン」から。
    • 2:死望遊戯(ゲーム・オブ・ウィッシュ)……氏の遺作「死亡遊戯」から。→《死亡遊戯》
    • 3:「迷いはない。俺の成すことは決まった」……正解の選択肢。
    • 4:自意群像(グループ・グルーヴ)……漢字をそのまま読むと「じいぐんぞう」。これは、氏が生前に身につけ、氏の没後、氏が創始者となる形で広まった武術、「ジークンドー(截拳道)」のもじり。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考