霊宝(れいほう) ヒャクメ-4(フォー)

霊宝 ヒャクメ-4 R 光/闇/自然文明 (6)
クリーチャー:パンドラボックス/アーク・セラフィム/ディスタス 4000
S・トリガー
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーが出た時または相手に選ばれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
ササゲール4(ディスペクターを召喚する時、コストを4少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)

DMRP-19で登場した//自然ディスタス

3色カードらしくブロッカーランダムハンデス自然マナブーストを併せ持つ。
それに加えて相手プレイヤーを攻撃できないデメリット能力と、ササゲール4を持つS・トリガー獣

ササゲールを考慮しなくても、ブロッカー、マナブースト、ハンデスの3つの能力により《無双龍聖イージスブースト》のように長期戦を狙うデッキにとって使いやすいカードとなっている。「S・トリガー攻撃を防ぎ、ササゲールディスペクター召喚してカウンター」という動きを考えた場合、自身のマナブーストも含め5マナ軽減できるのは驚異的で、後攻2ターン目であっても《龍風混成 ザーディクリカ》などのコスト7ディスペクターが間に合う。ササゲールに依存せず《ボーイズ・トゥ・メン》のようなマナ基盤中心の運用をしても悪くないかもしれない。

ササゲール持ちのクリーチャーとしては素のコストが6とかなりの重量級な一方、ササゲールの数値は4と登場時点では最大の値。これはディスペクター限定とはいえ、かの《フェアリー・ギフト》すら上回る軽減幅である。更にcipマナブーストを行うので、実質5マナも軽減していることになる。
コスト通り6マナの時点で召喚した場合、cipマナブーストと次のターンのマナチャージも合わせて、次のターンにはコスト12までのディスペクター召喚できる計算になる。

ササゲール共通の弱点として次のターンまで除去を回避する必要がある。しかし選ぶ除去であればマナ加速ランダムハンデス誘発するため、除去されてもアドバンテージを稼げる。加えてササゲールコスト軽減幅には及ばないがマナも増えるため、除去された場合にマナカーブがつながらない弱点もある程度解消されている。

コスト6のカードでディスペクターの召喚を5マナ加速させるのは見方によっては過剰かもしれないが、少ないマナで大型ディスペクターを出せるという恩恵は十分ある。例えば《砕慄接続 グレイトフル・ベン》で出したターンに行う非ディスタスの召喚マナを確保する、マナをある程度使った後に3マナで《竜界電融 N・EXT》を召喚し大幅なマナ回復を行うなど、活用方法は色々ある。《砕慄接続 グレイトフル・ベン》でマナからタダ出しする場合、自身のマナブーストマナゾーンの損失を補うことが可能。

逆に、同弾収録のキングマスターディスペクターである《零獄接続王 ロマノグリラ0世》(コスト11)の召喚に全振りして使うのも面白い。マナカーブもちょうど繋がるため、両者の相性は抜群。

他のS・トリガーササゲールを合わせ持ったクリーチャーと比べると、攻撃を防げる能力ブロッカーしか無く、チャンプブロックするとササゲールを使えなくなるのが欠点だろう。一応、パワーもブロッカーS・トリガーとしては高めで、速攻デッキの低コストクリーチャーなら倒せるラインではある。

ディスタスなので同色の《ディスタス・ゲート》のブロッカーでもあるので、《ヘブンズ・ゲート》に対応している。
またコスト6以下のアーク・セラフィムなので《霊騎のイザナイ パイル》光臨でも出せるなど、踏み倒せる手段も多い。
光のディスペクターにはブロッカーを持つ者も多く、それらとのシナジーを活かし《ヘブンズ・ゲート》とササゲールの両面からディスペクターの降臨を狙う【天門ディスペクター】というデッキタイプも存在する。

環境において

DMRP-19発売直後、これを採用したササゲール軸の【0色コントロール】チャンピオンシップ(アドバンス)優勝を果たした。呼び出し先のディスペクターの比率が十分なので、普通の【5色コントロール】にも広く採用され、このカードを採用した《ヘブンズ・ゲート》軸の型が【5色ディスペクター】と呼ばれるなど良くも悪くもディスペクター達との相性が意識される。

《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》の登場により、そちらで止まらない防御札としてさらに評価が向上。

このカードは何と言っても《砕慄接続 グレイトフル・ベン》と相性が良く、そちらの採用されるデッキにはほぼセットで採用される。《ベン》を主軸とした【5色ディスペクター】【4色ロマノグリラ天門】などのデッキで長く利用され続けている。ハンデスブロッカーによる時間稼ぎ性能も案外バカにならず、気付けば《砕慄接続 グレイトフル・ベン》での呼び出しで2、3体これが並んでいた、ということもしばしばである。

アニメ・漫画において

  • 漫画『キング』でも第24話でジェンドルが切札 ジョーとの最終決戦(2戦目)で使用。

その他

  • DMART-07では「霊宝院百美(れいほういん ひゃくみ)」というキャラクターに擬人化された。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

Q.自分の《霊宝 ヒャクメ-4》と、「鬼タイム」が発動している《「迅雷」の鬼 ライジン天》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《デーモン・ハンド》を唱えました。相手が選ぶかわりに《「迅雷」の鬼 ライジン天》の効果で自分が破壊するクリーチャーを選びますが、自分の《霊宝 ヒャクメ-4》を選んだ場合、「相手に選ばれた時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、相手に選ばれていないので、トリガーしません。《「迅雷」の鬼 ライジン天》の置換効果を適用した場合、選ぶプレイヤーは自分になります。
引用元(2021.9.24)