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天雷の導士アヴァラルド公 UC 光文明 (3) |
クリーチャー:アーク・セラフィム/ナイト 1000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から呪文を好きな枚数手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 |
【ナイト】を始め、呪文を多用するデッキでよく使われる。
デッキタイプは限定されるが、序盤の手札補充としては《エナジー・ライト》と肩を並べるスペックであり、能力を使った後は、進化元、ナイト・マジックの種火として機能する、非常に優秀なカードである。
当初は光文明の貴重な手札補充カードであり、様々なデッキで採用されていた。
特にサイキック・クリーチャーの登場以降、山札内の呪文比率が上がったため格段に強化された。これにより高確率で水文明以上のドローが可能となり、2011年7月23日に殿堂入りカードに指定。特にこのカードは直前のDMX-01で再録されており、需要が高まって買い集めた直後に指定された事から多くのプレイヤーを落胆させた。
超次元呪文の影響により、他にも多くの呪文関連のカードが殿堂入りすることになった。
殿堂入り以降の環境では《ヴォルグ・サンダー》、さらには《虚構の影バトウ・ショルダー》や《拷問ロスト・マインド》の登場によってデッキの呪文比率を上げることの危険性が高まってしまい、目にする機会は減っている。
殿堂入り直前に登場した《コアクアンのおつかい》は、適切な構築により安定して3枚手札補充できる上に呪文以外も回収できることなど、大抵はこのカードよりも強力な手札補充としてその後運用されてきた。
時を経てDMRP-01になると、1コスト上にS・トリガーが抜けた以外は《サイバー・ブレイン》の同型再販に近い《王立アカデミー・ホウエイル》までもが登場した。
このことなどから、メタられやすい呪文というカードタイプしか回収対象にできないこのカードのメリットが殿堂入り当初より格段に薄れ、結果として2018年1月29日に殿堂解除となった。
殿堂解除後の環境では2018年3月1日の殿堂レギュレーション改訂により大幅弱体化を余儀なくされた【ロージアミラダンテ】のリペアとして注目が挙がった。
さらに、ツインパクトの登場で、一部ではあるもののクリーチャーを手札に加えられるようになり、追い風が吹いている。《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》を主体としたデッキでは、水を入れる事なく使える有効な手札補充になり得るかもしれない。
しかし双極篇環境では中々使われていなかった。比較対象の《コアクアンのおつかい》、《王立アカデミー・ホウエイル》ですらほとんど使われない状況であり、単なるハンドアドバンテージしか稼げないカードの立場が非常に厳しくなっているからである。
【白青黒超次元】でもスロット節約に一役買ってくれる《ブレイン・タッチ》と《デモンズ・ライト》にドローを任せる中、汎用性、対応力重視の風潮に反しているのが痛い。メタリカのツインパクトウィニーの大半が「ビートダウンの役に立たない中途半端な準バニラ」であり、「ツインパクトを回収してすぐに盤面を並べる」という動きを取りづらいのが実情だった。
それから数か月経ち、【白緑ツインパクト】において《超機動罠 デンジャデオン/地獄極楽トラップ黙示録》のトラップ呪文補充役としてようやく採用されるようになった。こちらではツインパクトを使うだけのマナと時間稼ぎの手段はあったものの、とにかく手札が枯渇しやすかった。それを補うために白羽の矢が立てられたのである。
《ヴォルグ・サンダー》のプレミアム殿堂指定後は、【白青黒超次元】で注目される。1ショットキルによりフィニッシュすることが【白青黒超次元】の基本となったため、プレイヤー攻撃可能なクリーチャーが残る点で再評価された。
DMEX-17でツインパクト版の《天雷の導士アヴァラルド公/魔弾アルカディア・エッグ》が登場。殿堂カード経験のあるカードがツインパクト化するのは史上初。ただし、あちらは白単色のこちらと異なり白黒の多色なので、上位互換には該当しない。
天雷の導士アヴァラルド公 C 光文明 (3) |
クリーチャー:アーク・セラフィム/ナイト 1000 |
バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から呪文をすべて手札に加え、それ以外をランダムな順序で山札の一番下に置く。 |
DMPP-10で実装。レアリティがコモンに下がり、《牛若剣士トドロキ》同様デュエプレ共通の変更を除けばそのままの実施となった。