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禁断V キザム P(R) 闇/火文明 (7) |
クリーチャー:ソニック・コマンド/イニシャルズ 3000 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-2000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) |
このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーとその選んだクリーチャーをバトルさせる。 |
※カード名の「ブイ」の表記は、実際のカードでは禁断文字、公式カードリストでは「V」
DMD-31で登場した闇/火のソニック・コマンド/イニシャルズ。
パワー低下と効果バトルという2つのcipを併せ持つS・トリガー獣。
2種の除去効果を活かして、パワー2000以下のウィニーを2体ずつ破壊したり、パワー5000の中型クリーチャーを弱体化させて相打ちに持ち込むといった動きをとることが可能であり、小回りが利く。
同じDMD-31の収録カードでは《業火の禁断エリア》との相性が良く、除去の範囲をパワー14999以下にまで引き上げる事ができる。
また、火及び闇のコマンドでもあるため各種コマンド指定の侵略元として優秀であり、禁断クリーチャーの封印を外すこともできる。それらを使用し、かつ色の合うデッキなら覚えておいて損はない1枚といえるだろう。
《超七極 Gio/巨大設計図》の呪文面で回収できる【我我我ブランド】対策ということで、《樹食の超人》型【墓地ソース】(【グルメ墓地ソース】)にも適性がある。
その重さ、単なる割り振り火力として見るなら《破壊者 シュトルム》に劣る点などから、登場当初の評価はそこまで高くなかったが、DMR-23で《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》が登場すると評価は一変、そちらとの相性の良さで注目され始める。高いコストと文明、そしてS・トリガーのお陰で相手ターンでもそちらの封印を外せる上、左上の封印を外す事でパワー低下からの1111火力、右上の封印を外す事でスレイヤー化からの効果バトルとより器用な動きが可能となり、【ドルマゲドンX】デッキにおいてほぼ必須カードとなっている。
【緑単ループ】や【ジョーカーズ】などウィニー中心のデッキが流行している新章デュエル・マスターズ環境では2体除去できる場面もざらであり、S・トリガーで出れば結構な除去力を発揮した。《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の左上の封印を外した時の1111火力でも《ヘルコプ太》や《桜風妖精ステップル》程度なら焼けるため、場合によっては1度に3体処理できた。ただ、相手が慌てて最速でビートダウンを仕掛けず、なおかつ《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印が2枚残っている状況で過剰打点が用意されているというシチュエーションでは、手に負えないこともあった。パワー低下と効果バトルは共にcipなので、《消王ケシカス》1枚で止められるのも痛かった。
超天篇に入ると、【赤黒ドギラゴン剣】が《蒼き団長 ドギラゴン剣》の殿堂入りの影響でデッキ自体を《ボルシャック・ドギラゴン》などを絡めた禁断解放戦術に寄せる必要に追われ、そこでこのカードがそちらのカウンター札として需要を得るに至った。
DMBD-21発売後は環境に復帰した【ドルマゲドンX】において偶に使われる立場となった。《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》と《鬼寄せの術》の複合で3ターン目に3面除去を狙うことも可能。【我我我ブランド】のようなウィニーを重用するデッキなら十分狙うことができる。
その後、《熱血龍 バトクロス・ハンマー》、《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》といった《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》との相性が良い効果バトル持ちが続々登場し、【ドルマゲドンX】においても第一線を退いた。