究極銀河(きゅうきょくぎんが)ユニバース》

究極銀河ユニバース SR 光文明 (5)
進化クリーチャー:フェニックス 17000
進化:フェニックス1体の上に置く。
T・ブレイカー
メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。それがこのクリーチャーの下にある最後の1枚でフェニックスなら、自分はゲームに勝つ。

DM-22で登場したフェニックス進化クリーチャー

フェニックスから進化する超大型進化クリーチャー

エクストラウィン能力を持った初のカードである。
わずか5コストにしてパワー17000のT・ブレイカーという当時としては規格外の肉体面も併せ持つ。

このクリーチャー攻撃する時に進化元墓地に落とし、それが最後の1枚でフェニックスならば問答無用で勝利することができる。

しかし、普通に条件を満たすのはやはり難しい。
初登場前後のエキスパンションにおいて、進化元であるフェニックスは《究極銀河ユニバース》以外、進化元が2体以上ある進化V進化GVをベースとする法則があり、そもそも進化元の調達に苦労する。

また、普通にフェニックスから進化したのでは《ユニバース》の下のカードが多すぎて、進化元メテオバーンで使い切る前に除去されたり、エクストラウィン条件を満たすまでもなく普通に殴り勝ってしまったりする。

メテオバーンを何度か撃って進化元を消費した状態のフェニックス進化させることを想定したデザインなのだろうが、正直そのような使い方は非効率的である。やはり、一度にまとめて進化元を捨てるか、少ない進化元バトルゾーンに出す方法を考えたい。

派手で豪快なスペックの持ち主なので、このカードを使ったデッキを組んでみるのも一興だろう。

ルール

  • 下にカードが1枚もない《究極銀河ユニバース》の攻撃時に侵略宣言した場合、先に進化クリーチャーを重ねてから、《究極銀河ユニバース》の「攻撃する時」のタイミングであるメテオバーン解決すると、《究極銀河ユニバース》が墓地に置かれる。このようにして墓地に置いたカードは最後の1枚で、種族がフェニックスなためエクストラウィンする。
  • このクリーチャーの下にある最後の1枚でフェニックスであるカードを墓地に置こうとして、それに《空間型無限収納ストラトバッグ》置換効果を使うことは可能。ただし、そのようにして結果的に墓地以外のゾーンに置かれたとしても、特殊勝利が成功する。「それが」としか書かれていないので墓地に置くのを試みるだけで良いためである。(類似例

デッキ・カードとの相性

特殊勝利の魅力から、条件を満たすことに特化した様々な【ユニバースエクストラウィン】が考案された。登場してからしばらくは、どうしても特殊勝利するために、《ザ・ユニバース・ゲート》を組み込んで「進化元を使い切るまでの時間を稼ぐ」タイプや、フェニックスに頼らず《無垢の宝剣》などから種族の縛りを無視してとりあえず進化させ、《時空工兵タイムチェンジャー》《時空の庭園》で「後からフェニックスを仕込む」タイプ、《リバース・トーン》等を駆使して「進化元を抜き取る」タイプのデッキがそれぞれ考案された。

のちに登場した《超神星 DEATH・ドラゲリオン》は一回のメテオバーン進化元を全て墓地に送りつつ全体除去ができるため、非常に相性が良い。→【強欲ユニバース】

また更に後に登場した《超神星グランドクロス・アブソリュートキュア》《暗黒神星アポロデス・フェニックス》バトルゾーン以外から進化元を供給でき、1回のメテオバーンで墓地に送れる枚数に限りがないため一気に進化元を0枚に減らせる点は同じだが《DEATH・ドラゲリオン》と比べてコストが1小さい上に進化元の縛りがさらに緩い。ただしこれらのカードは《ユニバース》と組み合わせて使う場合必然的にデッキカラーが3色以上になるため構築の難易度が少々高くなるのが難点か。

また、革命編では自分の進化フェニックス召喚をサポートする《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》が登場。自分のフェニックス召喚する時に墓地クリーチャー進化元にとれるので、墓地フェニックス1枚から進化させて殴れば、その時点で勝利が決まる。

他にも《コマンダー・イノセント》《メガ・イノセントソード》《母なる星域》など、相性の良いカードがいくつか存在する。初登場のDM-22当時と比べて、専用デッキの構築はかなり楽になったと言える。

その他

  • 実際のカードイラストでは本体前方に不自然な発光部分が存在する。これは初期段階のイラストにおいて描かれていた進化マークの発光の消し損ねである。元々のイラストでは、体内の宇宙部分に飛び込む3つと、本体前方に浮かぶ二重の輪をもった1つの、合計4つの進化マークが存在していた。これと同じ意匠でカード化されているものに《超神星イクシオン・バーニングレイブ》がある。
  • イラストの拡大図を見ると、正面には女神像のような物体が描かれており、メカ・デル・ソルを想起させる。
  • ユニバース(Universe)とは宇宙のこと。勝利条件を変えてしまう強大な力にふさわしいネーミングだろう。またカードファイルvol.9には「その体内に宇宙を持つ『究極銀河』は説明不要の強さ!!」と書かれている。どうやら文字通り宇宙そのもののようだ。

デュエル・マスターズ プレイスでは

究極銀河ユニバース SR 光文明 (5)
進化クリーチャー:フェニックス 17000
進化:フェニックス
T・ブレイカー
メテオバーンX:攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを好きな枚数墓地に置いてもよい。このようにして墓地に置いたカードが、このクリーチャーの下にある最後の1枚でフェニックスなら、自分はゲームに勝利する。

DMPX-01で実装。

メテオバーンXで好きな枚数墓地に置けるようになった。
この変更により、進化元のカード枚数がどれほど多くとも2回の攻撃でエクストラウィンを達成できる。TCG版ではフェニックス進化V以上ばかりで別途進化元を使い切る悪用が求められていたのが、ある程度自己完結で狙えるようになっている。

それとは別に、自身がメテオバーンで進化元を空にできる《超神星アレス・ヴァーミンガム》《超神星グランドクロス・アブソリュートキュア》が登場している。それら2体はデュエプレで既出の《超神星 DEATH・ドラゲリオン》と同じくコンボ可能。
相手が殴り返し先を用意してくれている状態で《ザ・ユニバース・ゲート》追加ターンを2つ以上手に入れていれば、まず今の通常ターンは普通にターンエンド。1つめの追加ターンメテオバーン持ちフェニックスで攻撃して進化元を使い切る。2つめの追加ターンで《究極銀河ユニバース》でメテオバーンを使うことで相手のシールドをブレイクせずにエクストラウィンができる。

  • 2枚以上進化元が残っている状態でフェニックスを含みながらすべて墓地送りにしても「このようにして墓地に置いたカードが、このクリーチャーの下にある最後の1枚でフェニックスなら」に違反してしまうためエクストラウィンは成立しない[1]
    • 一応、墓地送りできる順番が選択可能式だとしたら、複数枚は墓地に置いたけど一瞬だけ最後の1枚になる瞬間があって誘発条件を満たしていると屁理屈をこねる余地はあるが、デュエマではそのような複数カード移動は同時とする(総合ルール400.7.)ルールなため望みは薄い。
  • TCG版と同様、進化元が1枚もない《究極銀河ユニバース》に(擬似)付与したアタックトリガーにより、攻撃中の《ユニバース》を進化させ、その後進化先に引き継ぎし解決する《ユニバース》のアタックトリガーで進化元になった《ユニバース》をメテオバーンの種にしてゲームに勝利できる。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

  • 3つ目の能力について

Q.進化元がいない《究極銀河ユニバース》が相手に攻撃する時、《革命類侵略目 パラスキング》の「侵略」を使用して進化しました。《革命類侵略目 パラスキング》が出た後に《究極銀河ユニバース》の「メテオバーン」で《究極銀河ユニバース》自身を墓地に置くことはできますか?またその場合に自分はゲームに勝利しますか?
A.はい、墓地に置くことができますし、その場合は「メテオバーン」の効果によりゲームに勝利します。
引用元(2021.10.22)