爆笑必至(デンジャラス) じーさん》

爆笑必至 じーさん P 水文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 2130
自分がゲームに負けそうな時、「う〜む、負けそうじゃ」と言いながら、自分の山札の上から3枚を見てもよい。そうしたら、自分はゲームに負ける。

DMX-22で登場したアウトレイジ

自分が負けそうな時に山札の上から3枚を見ることができるが、その後能力結局負けるというネタカードである。
使用プレイヤー任意で適用できる特殊敗北能力ということで、実質的な投了能力とも言える。

「負けそうな時」がどんな時なのかはプレイヤーの主観に任されているので、実質タイミングは問わない。
完全有利な状況下であっても、次のターンに即死コンボを決められる事や《アポカリプス・デイ》等で盤面をリセットされる事を危惧すれば、使用する事は可能と言えるだろう。

能力任意なので、負けたくない場合は当然能力を使わなければいい。

2130という独特のパワーのお陰で《爆砕面 ジョニーウォーカー》《超次元ミカド・ホール》といったパワー2000指定の除去を回避できる。
また、多くのパワー2000のクリーチャーとのバトルには一方的に勝てるので、似たようなスペック《巳年の強襲者 コブラ》のように、単に安定したパワーアウトレイジウィニーとして運用する事も一応は可能である。

ルール

  • 前述の通り「負けそうな時」の定義が決まっていないため、いつ能力を使えるかはかなり曖昧である。大会ではあらかじめ公式の裁定を確認しておくべきだろう。
  • 敗北回避能力を使うなどしてゲームを続行した場合、見た山札のカードは元の順序で戻す。
  • 投了の項にもあるが、現在は正式な試合での投了ルールとして認められているので、必ずしも投了するためにこのカードが必要というわけではない。

他のカード・デッキとの相性

  • 鬼S-MAX進化敗北回避能力によるカード指定除去を任意のタイミングで起動できる。《時空工兵タイムチェンジャー》墓地進化クリーチャーなどを用意することで退化を狙うことができる。
    • タイムチェンジャーで鬼S-MAX進化クリーチャーの下に《究極銀河ユニバース》を2枚仕込み、そのままじーさんの能力から敗北回避を起動することで即時にエクストラウィンを狙える
    • この時点でじーさん、タイムチェンジャー、鬼S-MAX進化クリーチャーで表向きのカードが3枚揃うため、マナさえあればバトルゾーンが空の状態からいきなり勝利することができる。ついでにそれだけのマナがあって自分のクリーチャーがいないとなれば十分「負けそうじゃ」と言えるだろう。

その他

  • 山札の上から3枚を見るという能力はおそらく「負けそうな時に今引きで逆転できるか気になり、勝手に山札を見てしまう」という、ルール意識の根づいていないプレイヤーがついやってしまうルール違反を皮肉ったものだろう。特殊敗北するのも反則であるゆえか。
    • 順序は前後するが、ゲームに負けたプレイヤーが、次のターンに引く予定であったカードの何枚かを山札の上から思わず確認してしまう、というのもカードゲームではよくある光景。
      勝ち目がない時に投了してから山札をつい確認してしまう事ももちろんある。カジュアル1人回しではこれが極まって、勝手に山札を見ることが暗黙的に投了の合図になってくる事もあるので、こちらの再現の可能性もある。
  • 細かい話であるが、カード名は「デンジャラスじーさん」だが、原作の作品のルビは「でんぢゃらすじーさん」である。
  • フロアルールに抵触しないため公認グランプリでの使用禁止カードには該当せず、カードゲームの実力と関係のないアクションなどを要求されることもないのでチャンピオンシップでも使用を禁止されることはそれほど多くないが、ハマればデッキのカードをほぼ引き切れるコンボに使われることと能力を使うタイミングが実質任意であることの関係上、使用の際には大会運営関係者などの確認を取るのが無難だろう。
  • 上述の通り、このクリーチャーの効果でコンボを狙う構築は少なからず開発されている。「う〜む、負けそうじゃ」と相手が言ったとしても、相手がそう思って諦めている可能性はほぼ無いと言える。DMEX-08フレーバーテキストはそんなこのカードの性質を踏まえた物と思われる。効果を使われた時、そちらのテキスト通りに反応を返すのも一興だろう。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMEX-08
    もし対戦相手が「う〜む、負けそうじゃ」と言ったら、「お前の眼は……あきらめたヤツの眼じゃねぇ!」って言ってあげよう!!

収録セット

参考


[1] あくまで劇中での話であり、実際に使う分にそういう状況になるかは別なのは言うまでもない
[2] ただしイラスト内のカードは簡略化されており、『デュエル・マスターズをやっている』わけではない可能性もある