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貝獣 ヒラーガ C 水文明 (2) |
クリーチャー:ムートピア 1000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、水のカードを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
cipで水のカードを手札から捨てることで、相手のクリーチャー1体をバウンスする。感覚的には手札1枚を《スパイラル・ゲート》に変えてタダ打ちしているのに近い。
ディスカードは必要だがクリーチャー付きの除去としては異例の軽さ。コスト制限がなくファッティもバウンスできるため、登場時点の環境で流行している【デ・スザーク】の《卍 デ・スザーク 卍》,《卍月 ガ・リュザーク 卍》対策になる。その他にもメタカードの除去やブロッカーをどかしてワンショットの補助など、これだけ軽ければ様々な役割を持てるだろう。【ムートピア】なら、いっそ能力を使わずコスト2パワー1000バニラの初動の水増しとして使っても種族のおかげでそこまでディスアドバンテージにならない。
ディスカードに注目してみると、能動的に手札を減らせるため【赤青“轟轟轟”ブランド】に適している。《獣軍隊 ヤドック》などのメタクリーチャーがいてもこのカードで処理してから《“轟轟轟”ブランド》を着地させられるため、採用する価値は大きい。
バウンスしつつ墓地にカードを用意してアドバンテージ差を広げられるため、【ロマノフサイン】などの墓地利用デッキにも採用される可能性はあるが、やはりこのクリーチャー自身が打点になることを活かしたいので、より相性が良いのは速攻、最低でもビートダウンデッキだろう。
DMEX-14では《「敬虔なる警官」》が登場。そちらはコスト2以下のクリーチャーしかバウンスできないが、この頃にはメタクリーチャーの軽量化が進んでおり、メタクリーチャーおよび【我我我ブランド】対策の面だけ見れば召喚ロックが付いている分扱いやすさでこちらに勝る。
こちらはバウンスにコスト制限がないこと、墓地肥やしができること、ギャラクシールドでないため召喚酔いが1ターン早く解けることで差別化できる。
DMRP-01期のCSではこれを採用した【シリンダミラダンテ】が優勝を果たした。革命チェンジの弱点であるメタクリーチャーらをこのカードで対策でき、《革命龍程式 シリンダ》の進化元になるので相性が良い。《シリンダ》召喚後、手札が潤沢にある状況ではデメリットをほぼ無視できるのもポイント。
DMBD-07・DMBD-08期のCSで優勝した【墓地ソース】にも採用されていた。これ1枚で墓地肥やし、除去、マスターG・G・Gの補助をある程度こなすことができ、汎用性が高かった。特に大きいのはコスト2のカードにして《百族の長 プチョヘンザ》対策になることであった。
DMRP-10期のCSでは、除去札としてこれを採用した【青単スコーラー】が優勝を果たした。