The() ジョギラゴン・アバレガン》

The ジョギラゴン・アバレガン MAS 無色[ジョーカーズ] (6)
GRクリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/ワンダフォース 4000+
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つブレイクする。
このクリーチャーが攻撃する時、可能なら相手プレイヤーを攻撃する。
超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計8枚以上あれば、このクリーチャーのパワーを+10000し、「T・ブレイカー」を与える。
超超超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計20枚以上あれば、自分のジョーカーズすべてのパワーを+10000し、「ワールド・ブレイカー」を与える。(「ワールド・ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクする)

DMRP-12で登場した無色マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/ワンダフォースGRクリーチャー

《The ジョラゴン・ガンマスター》と同様、ジョーカーズレベルで強化されるようになっている。
8枚以上あれば超天フィーバーで+10000のパンプアップT・ブレイカーが自身に付与され、20枚以上あれば、新能力超超超天フィーバーにより味方ジョーカーズ全員に+10000のパンプアップワールド・ブレイカー付与される。

超天フィーバー《The ジョラゴン・ガンマスター》より条件が少し緩いうえ、自前でT・ブレイカーになれるGRクリーチャーは数少ないため、高打点を出せるGRクリーチャーとしてはかなり重宝する。
超超超天フィーバーは味方ジョーカーズ全員にフィニッシャー級のパワーと打点を与えるというとても強力なもので、自身も超天フィーバーと合わせて24000という超高パワーになり、シールドブレイク時にはワールド・ブレイカーT・ブレイカーかを選択できるようになるので大幅に強化される。
しかしその分条件も非常に厳しく達成は困難なうえ、ここまでしてもS・トリガーのケアまではできず、《終末の時計 ザ・クロック》オールタップで簡単に止まる。

そして、「攻撃時、自分のシールド1つをブレイクする」ことと「攻撃は必ず相手プレイヤーを対象にしなければならない」ことの2つのデメリットも持つ。
ただし、前者は暴発に、後者は《ドンジャングルS7》等の攻撃誘導を無視してプレイヤーに攻撃できるという利点はある。

1つめの考えを変えれば手札補充にも取れるが、このカードをフィニッシャー1ショットキルに据える場合は手札補充にあまり旨味は感じられない。その点、【クラッシュ“覇道”】のように刻むプレイングを行うデッキなら適性があると言える。
また、単純に自分の盾を減らすことになるため、《アバレガン》の攻撃を凌がれてしまった場合は、擬似的に相手の打点補強をする利敵行為にも等しい。
リスクを抑えたいならS・トリガーを多めに投入するなどリカバリーをしやすい工夫をデッキにしておきたい。

2つめは、そもそもアタックトリガーで自分のシールドを削ることを考えると、仮に攻撃ができたとしてもクリーチャーを対象にすることは多くないだろう。
このデメリットはクリーチャーに攻撃して暴発させるコンボを封じているのかもしれない。

また、《The ジョラゴン・ガンマスター》と違って、自身を出たターンに攻撃を可能にする能力を持たない点も注意が必要。
特に超天フィーバーすら発動してない状態ではGRクリーチャーとしては高いパワーとはいえ《スチーム・ハエタタキ》をはじめ多くの火力の射程圏内であるため、召喚酔いが解ける前にあっさり退場させられてしまうことも十分あり得る。

総じて癖が強く使いづらさも目立つが、一度暴れだせばゲームの流れを自分に大きく傾けられるポテンシャルを秘めたハイリスク・ハイリターンなカードと言える。

  • 1つ目の能力である「このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つブレイクする。」は攻撃時に誘発する誘発型能力なのに対し、2つ目の能力である「このクリーチャーが攻撃する時、可能なら相手プレイヤーを攻撃する。」は標的を限定する常在型能力である。同じく「このクリーチャーが攻撃する時」で始まるテキストであるにもかかわらず、性質が違う能力が並んでいるのは珍しい。

ルール

他のカード、デッキとの組み合わせ

能力ばかり目が行きがちだが、GRクリーチャードラゴンまたはマスター・ドラゴンとしては、《煌銀河 サヴァクティス》《The ジョラゴン・ガンマスター》《The ジョラゴンGS》に次いで、これが通算4種目となる。また、GR初のコスト6でもあるため、こうして種族やコストを生かせるカードと組むのもいい。

  • 進化元の指定がドラゴンの進化クリーチャー
    前述のように通算4種目のドラゴンなので、このクリーチャーも併せて、ドラゴン指定の進化元として超GRをドラゴンを8枚積みにしてもいい。
  • キリフダッシュ持ちのクリーチャー
    キリフダッシュは自分のシールドをブレイクしても発動する。そのため、このクリーチャーの攻撃がブロックされても、「シールドをブレイクした」としてキリフダッシュを発動させられる。

環境において

超天篇環境では【龍終アバレガン】でポツポツとチャンピオンシップ4位以内入賞の記録を残した。

2020年7月1日殿堂レギュレーション改訂を受けて純粋な打点として【バーンメアジョーカーズ】に入るケースが目立ち、【赤緑バーンメアジョーカーズ】での活躍が主体となった。《ジェイ-SHOCKER》でこのカード自身をJトルネードすればミラーマッチ《エモG》《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》を封殺でき、《無限合体 ダンダルダBB》Jトルネードすれば《灰になるほどヒート》を始めとした6コスト以下の呪文を幅広くコスト踏み倒しできる。深く考えず《バイナラドア》《ニルバーナー》などの除去系、《りんご娘はさんにんっ娘》などの展開系を暴発するのも悪くはない。

その他

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.《The ジョギラゴン・アバレガン》などの能力で、攻撃クリーチャーが自分のシールドをブレイクしていた場合にも「キリフダッシュ」を使えますか?
A.はい、使えます。
引用元(2020.3.13)

Q.《燃えろ!アポロソくん》が攻撃する時《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の「革命チェンジ」能力を宣言をしました。入れ替えてから《燃えろ!アポロソくん》の「攻撃する時」の能力と《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の「出た時」の能力は、どちらから先に解決しますか?
類似例:《The ジョギラゴン・アバレガン》
A.好きな順番で、待機中の効果を解決することができます。また、入れ替える前に《燃えろ!アポロソくん》の「攻撃する時」の能力で自分のシールドを1つブレイクすることもできます。

+  (総合ルール 110.5a 603.2)

引用元(2020.12.15)

  • 2つ目の能力について

Q.《ガチャダマン》の「出た時」の能力で《The ジョギラゴン・アバレガン》をGR召喚しました。そのターン、その《The ジョギラゴン・アバレガン》は「マッハファイター」で相手のクリーチャーを攻撃できますか?
A.はい、相手のクリーチャーを攻撃できます。召喚酔いにより相手プレイヤーを攻撃できないので、「可能なら相手プレイヤーを攻撃する」は適用されません。
引用元(2022.5.20)