革命類侵略目(かくめいるいしんりゃくもく) パラスキング》

革命類侵略目 パラスキング SR 自然文明 (8)
進化クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/侵略者 14000
進化:自分のクリーチャー1体の上に置く。
侵略:コスト5以上のクリーチャー(自分のコスト5以上のクリーチャーが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
T・ブレイカー
バトルゾーンにある自分のカードを、すべての文明のカードとして扱う。
革命2:自分のシールドが2つ以下なら、自分のクリーチャーの召喚コストを5少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。

DMR-20で登場した進化ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/侵略者

おおよそ1年ぶりに登場したパラスであり、パラスとしては初の進化クリーチャー
非常に緩い条件の侵略能力、バトルゾーンにあるカード全てを5色にする常在型能力及び、革命2を条件とした大幅な召喚コスト軽減能力を持つ。どの能力も独自の強みがあり、活用の幅が広いクリーチャーである。

第一に緩い進化・侵略条件による奇襲性と呼び出しやすさ。
他の侵略持ち同様に《勝利のガイアール・カイザー》などの汎用性の高いスピードアタッカーとの相性の良さは言うまでもないが、このクリーチャーの進化元文明種族を問わずクリーチャー1体、侵略条件もコスト5以上であるだけと非常に緩い。《“龍装”チュリス》《印鑑D》といった自前の軽減効果を持つスピードアタッカーとの相性は格別であり、【印鑑パラス】というデッキが成立するほどである。
また、場に出て役目を終えた高コストS・トリガー獣マッドネス持ちのクリーチャーなどから手軽にT・ブレイカーによる奇襲を狙うこともできる。
最速2ターンで侵略しTブレイクをお見舞いすることも可能。最も安定した方法としては、超GRゾーンをコスト5以上で統一し《TOKKO-BOON!》を唱える手法がある。ただしこの場合、盤面に《パラスキング》を残せず、手札を2枚消費しているため息切れに注意が必要。緩い条件でクリーチャーが3打点に化けることから、実用性はともかくとしてこれを使った先攻2ターンキルデッキも一定数存在する。

第二に文明追加能力。
他の進化および侵略持ちのサポートとして活用でき、文明を無視して進化侵略革命チェンジが可能になる。
これ以外にも、特定の文明が多いほど強くなる《天命王 エバーラスト》《S級宇宙 アダムスキー》、場の文明の数を参照する《邪悪の面 ナム=デッドマン》《五連の精霊オファニス》など、組み合わせられるクリーチャーは多数存在する。

第三に革命2を条件とする大幅なコスト軽減能力。
手札さえあればバトルゾーンを埋め尽くすほどの展開が可能になる。割られたシールドにより増えた手札から展開し、逆転を狙うという形に活かせるだろう。能動的に活かしたい場合は《逆転のオーロラ》が有用。前のターンに《パラスキング》を出しておけば、増えたマナによって一気に展開することが出来る。他にも《鬼ヶ大王 ジャオウガ》革命を達成しつつ、すぐに侵略元となれるので相性が良い。
メインステップで恩恵を受けられるこの能力は、攻撃ステップで発動する侵略とはタイミングが噛み合っておらず、専らその恩恵は《パラスキング》を出した次のターンに持ち越しになるのが難点。正規にコストを支払って出す場合はコストの重さがネックとなり、やはり場に出したターンに軽減を活かすのは難しい。《母なる星域》で踏み倒すなど、こちらの能力を活かすには工夫が必要となる。

最後に絶妙なパワー種族
コマンドドラゴンを併せ持つので、種族サポートが豊富。自身が全文明対応の侵略持ちコマンド・ドラゴンであるため、コマンド指定の侵略ドラゴン指定の革命チェンジ両方に対応できる。「革命類侵略目」の名に偽りはない。
パワーも14000と大きく、《轟く侵略 レッドゾーン》《蒼き団長 ドギラゴン剣》を討ち取り、《ドンジャングルS7》とも相打ちを取れる。

総じて単なる打点の追加どころか、コンボ要員としても強力と多様に活躍出来る優秀なクリーチャー。
現在でも幅広く活用でき、また今後の活躍にも期待が持てるだろう。

ルール

  • 封印など裏向きのままでは文明を持たない扱いになるカードもこのカードの能力によって染色される(2017/04/16正式回答)。
  • 文明追加特性固定効果である。そのため、効果が相反する特性固定効果を持つカードが先にバトルゾーンに出ている場合、後から出したこのカードの能力の方が優先され、逆に先にこのカードが出ている場合は後から出たカードの特性固定効果が優先される。

環境において

登場してしばらくは【オボロセカンド】に採用されていた。

DMEX-03再録されると、新章デュエル・マスターズ双極篇の2ブロック構築における【クラッシュ“覇道”】の打点補強要員となった。「DMGP-8th」Day1(双・超マーク2ブロック構築)では【赤緑“轟轟轟”ブランド】の派生形である【赤緑印鑑パラキン覇道轟轟轟】が優勝。本デッキにおいて《パラスキング》は打点補強要員として活躍している。

DMBD-15期には《希望のジョー星》特性固定効果を上書きするためのカードとして【ドギラゴン閃】に入るケースも見られるようになった。

その他

  • 公式のカード検索では特殊能力を「侵略」にして検索しても何故か侵略を持つはずのDMR-20版のこのクリーチャーがヒットしない。(DMEX-03版は正常にヒットする)

サイクル

DMR-20コスト5以上のクリーチャーを対象とした侵略サイクル
一部は進化元が3枚あれば強化される。には存在せず、代わりに自然に2体存在する。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

Q.相手の《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》と、自分の《革命類侵略目 パラスキング》がバトルゾーンにいる状況です。自分が手札から多色ではないクリーチャーを出す際、《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》の置換効果によってかわりに墓地に置かれますか?
A.はい、墓地に置かれます。《革命類侵略目 パラスキング》の能力は、バトルゾーンにあるカードにしか影響を及ぼしません。出そうとしている時点では多色ではないクリーチャーですので、墓地に置かれます。

+  (総合ルール 608.3c)

引用元(2022.1.14)