《「正義星帝(スティルジャスティス・ティルジエンド)」 <ライオネル.Star(スター)>》

「正義星帝」 <ライオネル.Star> SR 光文明 (5)
スター進化クリーチャー:メタリカ/エンジェル・コマンド/レクスターズ 9500
スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。その後、光のタマシードを1枚、自分の手札から出してもよい。
各ターンに一度、自分のタマシードが出た時、コスト6以下の進化クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。

DMRP-21で登場したメタリカ/エンジェル・コマンド/レクスターズスター進化クリーチャー

cipで1枚ドローした後にタマシードを1枚出せる。
また、各ターンに1度まで、自分のタマシードが出た時にコスト6以下の進化クリーチャー手札から1体出せる。

2つの能力シナジーを生み出しており、cipタマシードコスト踏み倒しで、自身の進化クリーチャーコスト踏み倒し誘発させられる。
シンカライズを持つタマシードならそれを踏み倒した進化クリーチャーの進化元にできるので、非常に相性が良い。
また、進化クリーチャーはコストに反して高いスペックを持つものが多いので、展開から制圧する事も容易い。

おまけに相手ターン中でもコスト踏み倒しが可能。S・トリガーで出したタマシードに反応するため、カウンター性能も高い。

踏み倒し対象のタマシードには、手札補充できる《カーネンの心絵》コスト踏み倒しできる《スロットンの心絵》、盤面をリセットできる《ジョーカーズの心絵》などがあり、【ライオネル.Star】ではこれらとセットで使われている。

パワーもそこそこの水準なので、《アルカディアス・モモキング》で相手クリーチャーをタップインさせれば、【5色ザーディクリカ】に採用される者は粗方タップキルで処理できる。

総じて、爆発的な展開力で相手を圧倒できる、強力なフィニッシャーといえるだろう。

コスト踏み倒しメタは普通に効いてしまうため、このクリーチャーを出すまでに除去しておけるといいだろう。

「各ターン、はじめて」ではなく「各ターンに一度」とあるため、《スロットンの心絵》で出したこのクリーチャーのcipタマシードを出した際にも、新たに進化クリーチャーを踏み倒せる。

  • 「各ターン、はじめて」と書かれていたならば、このクリーチャーが出る前のイベントも見てしまうため、このような動きはできない。
  • DM23-RP1再録されてからは能力の表現が変わっている。再録前は以下のテキストだった。
    自分のタマシードが出た時、コスト6以下の進化クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。この能力は、各ターン1度しか使えない。

ルール

  • このカードの5つ目の能力にある「各ターンに一度」という能力についての詳細はターン1を参照。

環境において

登場直後から専用デッキである【ライオネル.Star】が成立し、メタゲームの一角に食い込む。相互踏み倒しの関係にある《スロットンの心絵》とセットで採用されるのが一般的で、拡張性の高さから様々な型が考案されている。

DMRP-21発売直後の環境では《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》によるエクストラウィン狙いの白黒赤型、《ブランド-MAX》《キャンベロ <レッゾ.Star>》を組み込んだ白赤型が結果を残した。

《禁断英雄 モモキングダムX》との相性もよい。レクスターズタマシードを素早く展開することで全体パワー低下を早期に起動させたり、進化元が複数枚重なったそちらに《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》を重ねてシールドを割らずに勝利したりと、様々な面で噛み合う。

DMBD-19DMBD-20期には《一王二命三眼槍》対策の《密かで華麗なるカイタイ》除去されにくい進化元が残る2コストハンデス《ジェニーの黒像》などを採用したハンデス型が結果を残した。

DMGP2022』Day2(オリジナル)では《アルカディアス・モモキング》《キャンベロ <レッゾ.Star>》といったロック持ちを活かした白赤型が準優勝。以降、この白赤型が入賞数を伸ばした。

DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では予選通過者128人中【ライオネル.Star】の使用者は2人のみであり、予選通過率は低かった。しかし、その2人のうち白青赤型が優勝、白青型が4位入賞を果たした。大会以前の注目度はそれほど高くなかったが、大会当日のメタゲームに対する相性が良かったことがこの結果に繋がったとみられる。

超CSV in 大阪』(オリジナル)では予選通過128人中7人が使用と、使用率6位を記録(白青型6人、白青赤型1人)。本戦では【白青ライオネル.Star】が4位入賞を記録。

DM23-EX2期にはデッキを《カンゼン邪器 <不明.鬼>》《ディダノス <デスフェニ.Star>》などの自然のスター進化クリーチャーに寄せ、《深緑の魔方陣》のような防御札、《Disゾロスター》のようなリソース系、《パーリ騎士の心絵》のようなメタカードを投入し、他にも《Disカルセ・ドニー》のような展開始動札、《アウゼスの天黒筺》のような除去札を利用した、【白黒緑ライオネル.Star】なる型がオリジナルのチャンピオンシップで準優勝した。

超CSⅥ in福岡』ではベスト8に白青赤型が1人残った。軽量級メタカードをほぼカットし、ひたすら山札掘削を繰り返して打点を並べつつカウンター封じ手段をかき集めることに注力した型であった。『超CSⅥ in群馬』ベスト128進出者の中にも1人残っている。

DM23-EX3期時点の【白青赤ライオネル.Star】は、《T・T・T》《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》でリソースを稼ぎ、打点を並べてから《奇天烈 シャッフ》《アルカディアス・モモキング》《キャンベロ <レッゾ.Star>》でカウンター封じしてワンショットする動きに特化した型が主流で、メタカード防御札にはあまり重きを置かない。

アニメ・漫画において

  • 漫画『キング』ではエピローグを描いた第32話でもキラが使用したが、進化行程は省かれていたことで進化元は不明になっているが、恐らく前のターンに召喚した《煌星龍 サッヴァーク》から進化させたと思われる。

その他

  • このカード以前にも、カードの使用を許可・制限する能力や置換効果を生成する能力に対して「各ターンに一度」の制限が課されることはあった。しかし、誘発型能力に「各ターンに一度」の制限が課されるのはこのカードが初である。
    • 初出の王来MAXにおいては「この能力は、各ターン1度しか使えない。」というテキストで表現されていたが、アビス・レボリューション以降は「各ターンに一度、」というテキストに短縮された。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMRP-21
    友情と正義のために戦った者同士が心を通わせた。

収録セット

参考


公式Q&A

  • 4つ目の能力について

Q.自分の《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の能力にある「各ターン1度しか使えない」とは、どういう意味ですか?
A.トリガー条件を満たした時に、ターン中1度だけ、この能力を使用できるという意味です。
《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の場合、自分がタマシードを出すたびに、この能力を使うかどうかを選択できます。
ターン中最初にタマシードを出した時に能力を使ってもいいですし、最初に出した時には使わず、次にタマシードを出した時に能力を使うこともできます。
引用元(2022.4.22)

Q.自分の《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》が2体バトルゾーンにいる状況で、自分はタマシードを出しました。「自分のタマシードが出た時」の能力はそれぞれ使えますか?
A.はい、それぞれ使えます。この能力は、《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》1体につき各ターン1度しか使えませんが、2体いる場合はそれぞれ1度ずつ、合計2度まで能力を使えます。
引用元(2022.4.22)

Q.自分の《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の「自分のタマシードが出た時」の能力を使った後、その《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》に対して《フォース・アゲイン》を唱え、破壊した後に墓地からバトルゾーンに出しました。
この状況で自分がまたタマシードを出した場合、新たに出した《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》でもう1度「自分のタマシードが出た時」の能力を使えますか?
A.はい、もう1度能力を使えます。1度バトルゾーンを離れた後、再度バトルゾーンに置かれたカードは、離れる前とは別のカードとして扱われます。
引用元(2022.4.22)

Q.自分の《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》がバトルゾーンにいる状況で、自分のタマシードを出しました。《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の「自分のタマシードが出た時」の能力で、その《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の上に別の《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》を重ねました。そのターン中にまたタマシードを出した場合、もう1度「自分のタマシードが出た時」の能力を使えますか?
A.はい、もう1度能力を使えます。《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の上に進化した《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》は、進化前と同じクリーチャーとして扱われますが、効果の発生源となるカードはそれぞれ別です。新たに出した《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》はまだ能力を使っていないので、もう1度能力を使えます。
引用元(2022.4.22)