DMX-11 「大決戦オールスター12」
2012年10月20日発売。1パック7枚入りで価格は300円(税抜)。全84種。現在は絶版。
原作の登場人物にちなんだ12種類のパック(中身の判別不可)があり、それぞれのパックに7枚のカードが固定で封入されている。
DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」に近い感じである。今回はヒーローズ・カードは存在しない。
今回もレアリティの差が大きく、最高のレッド・コマンド・ドラゴンでビクトリー1枚とスーパーレア2枚なのに対して、ガーディアン、グレートメカオー、サイバーロードはホイルカードが1枚も収録されていない。(今回はラミネカードは存在しない)
しかし、今回は新規のカードが存在する他、種族デッキを組みたい人にとってはハズレのないパックともいえるだろう。
収録セット
新規カード=New!
主人公切札 勝太の使用種族でもあるレッド・コマンド・ドラゴンがメインのパックなのだが、レッド・コマンド・ドラゴンは2枚しか収録されていない。
どのカードもシールドに干渉する能力を持ち、殴りつつシールドを0にした後《鬼姫ローリエ》で《十弐制覇 鬼「王者」》をバトルゾーンに出すコンボを決めるのがこのパックの目的。
DMC-56以降再録されていなかった速攻の重要パーツ《デュアルショック・ドラゴン》の再録は嬉しい。
《鬼姫ローリエ》はこのパックで唯一新イラストでの再録である。
キング・コマンド・ドラゴンが主に収録されているパック。
どちらかというと【連ドラ】パックといった方がいいかもしれない。
【連ドラ】の必須カード「バルガ」系統が3枚も収録されている為、【連ドラ】が作りたいプレイヤーにとっては持ってこいのパックである。
2ターン目に2枚ブーストできる可能性を秘めている《メンデルスゾーン》も強力。
問題点はビクトリーが存在する関係上、なかなか当たりにくいという所か。
《メンデルスゾーン》と《王龍ショパン》は発売から約1ヶ月後DMD-07にて再録され、入手がしやすくなった。
DMR-06で初登場となった光のデーモン・コマンドのパック。全カードが新規の豪華仕様。
大型光デーモンの《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》を《クリスティ・ゲート》で踏み倒すのが主な目的。
シールドの補充は《怪盗パクルパン》やDMR-06の《偽りの羅刹 ミスディレクション》が担当してくれる。
他にもフリーズ能力を持つ《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》や呪文を封じ込める《サイレントキラー ギモロ》も強い。
さらにデーモン・コマンドの代表格《悪魔神バロム》が光になった《偽りの悪魔神 バロム・ミステリー》も収録されている。こちらで《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》を出すのもあり。
DMR-06でフィーチャーされた闇のエンジェル・コマンドのパック。上と同じく全カードが新規の豪華仕様。
DMR-06発売当時では《ウェディング・ゲート》が登場したにもかかわらず、踏み倒せるカードは数種しかなかったが、このパックが登場したことにより一気に踏み倒せるカードが充実した。
ほぼ全てのカードが自らのシールドの犠牲をコストとする能力を持つ。
ヒューマノイドのパック。
当然ながらDMD-05との相性が非常に良く、当たったカードを全てデッキに投入してしまってもよい。
目玉の《オニナグリ・ザ・レジェンド》はかなりのハイスペックであり、《無限鉄拳オニナグリ》と比べてもパワーの上がり具合にインフレを感じさせられる。
他にも《鬼ドリル 爆マサムネ》も奇襲性が高く、以前のコロコロコミックの付録カードであった《滅殺鉄拳オニジゴク》の再録も嬉しい。
こちらは元祖光のエンジェル・コマンドメインのパック。
《天門の精霊キバッテ・キャット》などでヘブンズ呪文を入手し、《真実の名 オレコソ・フォックスター》で唱えるのがコンセプト。
《ヘブンズ・ゲート》が恐らくメインになるであろうが、《ヘブンズ・ダブルテイル》という選択肢も今回で増えた。
新しいベリーレアのホイルで輝く《聖霊王アルカディアス》も美しい。
しかし《真実の名 オレコソ・フォックスター》を除く新規のカードは全てDMD-08に再録されたので、価値が下がった。
DMR-05でフィーチャーされたドラゴン・ゾンビのパック。
なによりもほぼ4枚必須なドラゴン・ゾンビの代表格《黒神龍グールジェネレイド》の再録が非常に嬉しいところ。
《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》が実質ノーコストの《インフェルノ・ゲート》になる《魔龍バベルギヌス》や、S・トリガーで相打ちを取ってくる《黒神龍オドル・ニードル》もおいしい。
それらを出す為の墓地肥やし要員として《黒神龍センジョウ・エンジョウ》と《プライマル・スクリーム》が用意されている。
それでも追い詰められたら《超神龍ハカイシ・ハカイ》のいきなりT・ブレイクで逆転を狙おう。
DMR-05でフィーチャーされたジャイアントのパック。
《真実の大神秘 星飯》はソウルシフトの為、思ったより早い段階で出せる。《絢爛の超人》を使えば最速で4ターン目に出すことも可能。
他にもDMR-06に収録されている《真実の名 ジャイアント・マック》とも相性がよく、《激辛の超人》と組み合わせれば相手のクリーチャーを2体マナゾーンに封じ込めることも可能。
堅実な能力を持つ《大神秘アスラ》の再録も嬉しいところ。《奇兵の超人》で呼び出すと良いだろう。
ジャイアントでは重要なカード《西南の超人》はDMX-09 で入手できる。
DMR-06で一足遅れてフィーチャーされたワイルド・ベジーズのパック。
注目は野菜デッキの主要パーツであり、これまで絶版状態且つ高レアリティで入手困難だった《バロン・ゴーヤマ》と《グレイト・カクタス》の再録であろう。
また《グレイト・カクタス》はスーパーレアからレアに格下げされており、ホイル加工ではなくなっている。
この2体から繰り出される展開はすさまじく、《味頭領ドン・グリル》のG・ゼロも簡単に達成でき、環境においても十分通用するデッキが作れる。
進化とあればいろいろなコンボを考えられ再録の声も多かった《ロイヤル・ドリアン》もここで登場。
もう一つベジーズデッキで重宝される《ビクトリー・アップル》はDMX-12に収録されている。が種類が多い為当てづらく複数集めるのは困難。だが《クリクリ・イガラーズ》でも十分代用できる。ゴーヤマで効果を発動できる為両立も十分あり。
ガーディアンがメインのパック。
《慈愛の守護者マモリ・タイハッピー》でセイバーを付与し、
《幸運の守護者ヤラレ・タイラッキー》のpigで《大行進・スパーク》を使いまわすデッキ。
DMC-34限定カードであった《神託の守護者ミント・シュバール》の再録が最も意義があるのではないだろうか。
《慈愛の守護者マモリ・タイハッピー》は他にも《平和の守護者メ・フューサー》のpigを能動的に誘発させられる。《守護聖天タース・ケルケルヨ》を守ることもできるが、置換効果の関係上、下に重ねることができない。
このパックはほとんどのカードがガーディアンに依存しており、玄人向けのパックである。
DMR-06で一足遅れてフィーチャーされたグレートメカオーのパック。
グレートメカオーらしく手札を補充する手段が満載。その一方で、他のパックと違って切り札格となるカードが収録されていない欠点もある。
ここはDMR-06で登場した《偽りの名 iFormulaX》を当てて、特殊勝利を狙ってみよう。他にも《奇術ロボ・ジェントルマン》があるのでビートダウン向けにデッキも組める。
《救急機装レスキュー・スペース》によってグレートメカオーが展開しやすくなったのも嬉しい。
《騒音機装DJアフロ・スピーカー》は置換効果の関係で、《機械提督サウンドシューター》が出せないとされていたが後日エラッタが出され可能となった。コロコロコミックなどでもこのコンボが紹介されている上、フレーバーテキストでもデザイナーズコンボを匂わせていたため修正せざるを得なかったのだろう。
サイバーロードがメインのパック。
遂に登場したコスト1サイバーロードの《トロン》や同名カードをサーチできる《ジャバン》などで大量展開していき、最後に《サイバー・J・シン》でサイバーロードをさらに展開するデッキ。
恐らくDMR-05の《エンペラー・ベーシックーン》や《スーパーハッカー サイバー・クーン》とのデザイナーズコンボであろう。
【青単速攻】を作るのであれば、《エンペラー・マリベル》や《エンペラー・ティナ》を導入したいところ。
参考