試作品(プロトタイプ) クロコギア》

試作品 クロコギア UC 無色 (0)
クリーチャー:アーマード・ヘドリアン/サムライ 0000+
(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
このクリーチャーを出す時、自分のクロスギアを好きな枚数これにクロスする。
アクセル(このクリーチャーにクロスギアがクロスされている時、このクリーチャーは次のAC能力を得る)
AC−このクリーチャーのパワーは、+500される。

DM23-EX2で登場した無色アーマード・ヘドリアン/サムライ

出す時クロスギアを好きな数このクリーチャークロスする能力と、パワーを+500するアクセルを持つ。
コストを支払わずに」とは書かれていないが、コスト踏み倒しクロスできる。(ページ下部の引用Q&A参照)

タダで召喚クロスができる、即ち一部を除いてクリーチャーにクロスしなければ効果を発揮できないクロスギアの課題をノーコストで解決してくれるため、クロスギアにとっては夢のようなカード。

重量級クロスギアを扱う場合、最大でも4枚積みしかできない《ミロクの弟子 ニョライ》を引けるかの比重が大きかったが、《試作品 クロコギア》の登場により8枚体制で【超銀河剣 THE FINAL】などの過去のクロスギアギミック・デッキを使えるようになった。しかも侍流ジェネレート→《試作品 クロコギア》とスムーズに繋がるため、除去の隙を与えないという意味ではこちらのほうが優れる。

クロスを踏み倒しできるのは出る瞬間のみなので、あらかじめ侍流ジェネレートなどでクロスギアをバトルゾーンに並べておきたいところ。

「出す時」に限定されているというのは、裏を返せばメインステップ以外でも起こりうるため、本来なら攻撃ステップメクレイドなどで登場したクリーチャーには《竜牙 リュウジン・ドスファング》の「このクロスギアをコストを支払わずにサムライ・クリーチャーにクロスしてもよい」が使えずクロスまでにラグがあるが、《試作品 クロコギア》ならその心配なくクロスできる。
ただし召喚酔いはしているため、別途《爆炎ホワイトグレンオー》《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》などで《試作品 クロコギア》をスピードアタッカーにする必要はある。

このクリーチャー自身はコスト、アクセルによるパンプアップともに小さいため、破壊されやすいことに注意。

ルール

  • クロスギアクロスする能力は、cipではなく、EXライフと同じ状態定義効果なので出ることによって起こる効果メタは刺さらない。
    バトルゾーンに出た時には既にクロスした状態になっているので、バトルゾーンに出たがパワーが0で破壊されてしまうということもない。
    • 万が一「出る時」以外で無料クロスができる能力だとしたら、クロスする前にパワー0の処理で破壊されてしまう。
  • 関連裁定:無色のコスト0クリーチャーへの強制コスト軽減に含まれるコストの下限について
     

    Q.《フィーバー・ナッツ》がバトルゾーンにいる状況で、《夢幻なる零龍》を召喚する場合、支払うマナコストは1ですか?
    類似例:《ゾンビポンの助》
    A.はい、支払うコストは1です。元のコストが0であるカードを使用する場合でも、コストを軽減する効果は適用されます。
    《フィーバー・ナッツ》が適用されるので、コストを1支払う必要があります。
    引用元(2021.10.22)

他のカード・デッキとの相性

環境において

DM23-EX2発売2日目のCS(オリジナル)でこのカードを4枚積みした【白赤アーマード・サムライ】がベスト4入賞を果たした。次第に【白赤アーマード・サムライ】の標準装備に近くなったが、特に強力なのは《竜牙 リュウジン・ドスファング》アタックトリガー再利用であり、運は絡むが《竜牙 リュウジン・ドスファング》とこのクリーチャーを3ターン目までに各4枚掘り当て、そのまま過剰打点で押し切ることも現実的に起こり得る。

また、DM23-RP4発売日に行われたアドバンスCSでこのカードを2枚採用した【黒単零龍】が優勝している(32人規模)。しかし採用理由は単なるコスト0クリーチャーの増量という側面が強く、このカード自身の能力の活用を図ったものではない。

【白赤アーマード・サムライ】の流行が過ぎた後も、アドバンス《滅亡の起源 零無》採用のコスト0自壊クリーチャー基盤で採用される場合がある。

その他

  • クロスギアイラストに描かれていた黒い人影がクリーチャーとしてカード化した。クリーチャーになるに際して「《仙界一の天才 ミロク》が生み出した、クロスギアの性能テスト用の魔導生命体」という設定が付け加えられている。また、黒い人影は各クロスギアの文明に応じた色のラインが体に引いてあるが、このクリーチャーの場合は虹色となっており、無色であることも相まってゼニスを彷彿とさせる。
    • クロスギアのページに記載があるが、この「黒い人影」は公式以外からの発信で「エンハンスメント」という名前を持つとのこと。
  • カード名の由来は舞台などで黒ずくめの格好をし、役者の演技を手伝う「黒子」とクロスギアを組み合わせたものだろうか。黒子は役者と違って個性もなく無名であることから、長らく無名のままクロスギアの引き立て役となってきたこのクリーチャーにはぴったりの由来と言える。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.《試作品 クロコギア》の「出す時」の能力は、どうやって使いますか?
A.《試作品 クロコギア》を出す際に、すでにバトルゾーンにある好きな数のクロスギアを《試作品 クロコギア》にクロスした状態で出せる能力です。この際、クロスのコストを支払う必要はありません。
これは状態定義効果ですので、《試作品 クロコギア》が出るのと同時に処理されます。クロスギアを装備クロスして《試作品 クロコギア》を出す場合、出た瞬間に「アクセル」によりパワーが500追加されるので、《試作品 クロコギア》は破壊されません。
引用元(2023.10.20初稿)(2023.11.17改訂)


[1] コスト0も参照。