【赤緑ドギラゴン閃】

上質なボルシャック《王来英雄 モモキングRX》とその周辺の進化クリーチャーを採用した赤緑構築の【ドギラゴン閃】【青赤緑ドギラゴン閃】に採用される水のクリーチャーも一部採用されるが、そちらと異なりはほぼコスト踏み倒し前提でタッチされる形となる。また、ドラゴンシナジーを重視するため、《フェアリーの火の子祭》が明らかに入らない点で区別できる。

デッキ自体は《蒼き守護神 ドギラゴン閃》登場当初から存在していたが、確立は優秀なボルシャック群が登場したDMBD-16DMBD-17期。

蒼き守護神 ドギラゴン閃 LEG 光/火文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
ブロッカー
T・ブレイカー
自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
メンデルスゾーン P 火/自然文明 (2)
呪文
自分の山札の上から2枚を表向きにする。その中のドラゴンをすべて、タップしてマナゾーンに置き、残りのカードを墓地に置く。
ボルシャック・栄光・ルピア P 火/自然文明 (3)
クリーチャー:ファイアー・バード/アーマード・ドラゴン 4000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。

主要カード

候補単色カード

《ボルシャック・モモキングNEX》cipアタックトリガーで大量展開を狙う
《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》クリーチャー面はオマケ/このデッキでは数少ない手札補充が付いたカードで、初動マナブーストにもなる
《龍装者 バルチュリス》打点補強、革命チェンジ元
《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》3000全体火力サイキック指定の5000全体火力/カード指定除去
《メガ・マナロック・ドラゴン》相手盤面が更地かつ相手マナゾーンに3枚以上フリーズ対象があれば実質追加ターンと言える疑似ランデス
《ボルシャック・ドギラゴン》防御札
《生命と大地と轟破の決断》バトルゾーン補強の鬼
《フェアリー・ギフト》早期に引いたもの勝ちの早出し手段
《キャンベロ <レッゾ.Star>》《王来英雄 モモキングRX》進化先 でた次の相手のターン展開制限

候補多色カード

このデッキの回し方

早期に《“龍装”チュリス》《蒼き守護神 ドギラゴン閃》に革命チェンジし、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》のファイナル革命先でリソースを稼ぐ。

もしくはマナブーストから5コスト帯の革命チェンジもとに繋ぎ、マナゾーンマナ基盤がある場合は増えたマナ《アルカディアス・モモキング》素出しを狙うこともある。

長所

マナが伸びやすいため、《奇石 ミクセル》などの不正メタには強い。その上軽量クリーチャーも多いため、素出しプランもそこそこ取れる。

4コスト以下の軽量ドラゴンに恵まれるため、様々な角度からドラゴン指定の進化、《ボルシャック・サイバーエクス》への革命チェンジができる。

赤緑2色をメインとするため、【青赤緑ドギラゴン閃】よりもマナゾーンの管理が楽。

短所

赤緑というカラーリングの上に自然ボルシャック比率が高くなるため、《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》以外は手札補充が無きに等しい。

詰めの手段は殿堂入りの《メガ・マナロック・ドラゴン》を除くと《アルカディアス・モモキング》程度しか存在しない。展開力が高い、光の呪文やクリーチャーによる防御札が備わっている、この2点を兼ね備えたデッキに対しては、《アルカディアス・モモキング》の呪文ロックとターン1タップイン腐る恐れがある。

《ボルシャック・ドギラゴン》を採用しない場合はフルパワー構築のような体裁となり、カウンター札が4枚積みの《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》程度しかなく、後は《アルカディアス・モモキング》タップインワンショット失敗時の保険を行う程度である。そのような場合、【我我我ブランド】のような3ターンキルが頻発するデッキに対しては、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》S・トリガーとして捲れるかどうか、《“龍装”チュリス》から3ターン目に動けるかどうかの勝負となる。

環境において

王来篇環境では偶にオリジナルチャンピオンシップで上位入賞を果たすが、【青赤緑ドギラゴン閃】と異なり水の上質なウィニーが使えないことから、マイナーな型止まりであった。

しかしDMRP-19発売からしばらくすると、《霊宝 ヒャクメ-4》などのハンデスを食らっても豊富な手札補充手段によりある程度ケアできること、【青赤緑ドギラゴン閃】より打点を形成しやすく、《ヘブンズ・ゲート》軸の【5色コントロール】ブロッカー軍団に対処しやすいことから、入賞者が続出。殿堂ゼロデュエル【ボルバルバスター】に勝負が長引いた時のために《無双竜機ボルバルザーク》が投入されるのと同じように、《禁断竜王 Vol-Val-8》を投入した型も結果を残した(長期戦の中でタッチマナチャージすれば、《禁断竜王 Vol-Val-8》の水マナの支払いもできる)。

参考