熱核連結(ねつかくれんけつ) ガイアトム・シックス》

熱核連結 ガイアトム・シックス SR 光/闇/火文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/ガイアール・コマンド・ドラゴン/ゴッド 9500
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体破壊する。
相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手は自身の手札をすべて捨てる。

DMRP-18で登場した//ディスペクター/ガイアール・コマンド・ドラゴン/ゴッド

スピードアタッカーW・ブレイカーによる最低限の打点と、cipEXライフシールドが離れた時に放つ9000の火力、選ばれた際にオールハンデスを放つ能力を持つ。

ディスペクター共有のEXライフという1度限りの完全耐性だけでなく、オールハンデス効果をちらつかせることによる疑似アンタッチャブルも持ち、二重の耐性を有している。

基本的に、疑似アンタッチャブルは正規の耐性と比べると強度や信頼性の面で劣るが、このクリーチャーの場合それがオールハンデスであるため、一度選ばれると相手の手札を全て叩き落し直近の後続を断つことが出来る。
他の除去札も全て手札から落とされる為、新式マッドネスでも握っていなければ、1ターンに単体除去でこのクリーチャーを排除するのは困難だろう。
また、アンタッチャブルにありがちな全体除去に弱いという弱点も、EXライフとその消費時に放つ火力によって多少補うことが出来ている。
EXライフの弱点として置換効果による破壊を行うタイプの除去があるが、そうした効果は多くの場合選んで除去するため、即座に退場してしまっても相手の手札を道連れにすることである程度損失を補うことが出来るのも特徴。

『連結』3色ディスペクターということで、cipEXライフシールドが離れた際に9000の火力除去を放つ。
10000に満たない範囲であるためいささか心もとない数値ではあるものの、下は終盤に打点として参加しようとするウィニーから、上は《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》等のよく見かけるアタッカーぐらいまでなら射程に収めているので、意外と何も除去できない場面というのは少ない。

オールハンデスを避けてこのクリーチャー除去しようとすると、全体除去の連発という効率の悪い手段や殴り返しに頼らざるを得なくなり、しかもEXライフで1度耐えた上9000の火力まで放ってくるため、淡白な性能ながら除去するには相応の手間と被害への覚悟を要求する厄介なクリーチャーといえる。
スピードアタッカーW・ブレイカーの奇襲性も相まって屈指の突撃力の持ち主であり、こちらが使う分には多少の除去札も気にせずガンガン攻撃していくことが出来る。

コスト7で//コマンド・ドラゴン/ゴッドなので、対応するコスト踏み倒し札が多いのも利点。
特に目ぼしい組み合わせ先としては以下のような物がある。

また、『連結』3色の揃ったディスペクターなので幾つかのアタック・チャンス呪文に対応しており、スピードアタッカーなので素早く唱えることが可能。特に《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》は相性が良く、回収するシールドEXライフシールドを選べば、火力を放ちながらコスト8以下のカード暴発が狙え、場合によっては自己増殖も可能である。

総じて、打点除去の規模こそ同で1コスト上の《聖魔連結王 ドルファディロム》に劣るものの、ある種の強襲戦力として用いる分には堅実で扱いやすいスペックのアタッカーである。

環境において

DMEX-16期のオリジナルフォーマットにおいて、【5色グレンモルト】における《最終龍覇 グレンモルト》の枠の一部をこのクリーチャーに入れ換えた構築が公認チャンピオンシップで準優勝を果たした。

その後の王来篇環境でも【5色コントロール】系統での入賞が散見される。《時の法皇 ミラダンテXII》から唱えた《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》でこのクリーチャーを増殖させて雑にフィニッシュする型も結果を残した。

その他

超獣王来列伝で予告されていたディスペクター
熱血王血星龍 ガイギンガ》と“6つの力を持つ神”「起源王」起源神《神核アトム)を合成した『連結』ディスペクター

+  合成元との関係

背景ストーリーでの活躍

ドキンダンテによる世界の滅亡が進むさなかに、《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》と共に文明を襲撃し、ダイナボルトに重傷を負わせる。
その後、《ガイアール・カイザー》と共鳴しレクスターズの力を手に入れた《“罰星怒”ブランド》ジョバンセンが交戦する横で、神速の斬撃でもって意識の無いダイナボルトを襲うが、ガイアールの力を手に入れ《我我我ガイアール・ブランド》へと覚醒したブランドに剣をはじかれ、さらに相方ジョバンセンを撃破されてしまう。その後単身ブランドと交戦するが、魂なきが故にブランドの熱きハートに圧倒され、そしてガイアール魂の声が届き動きが止まる。
その隙を逃さずブランドの一撃により体を貫かれ、再生することなく塵へと化した。
そして、「熱血王」の魂もまた、超獣王来列伝へと還っていったのだった。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考