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爆剣豪 グレンモルト VR 火文明 (8) |
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆 18000 |
スピードアタッカー |
Q・ブレイカー |
DMR-17で登場したガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆。
革命編初のグレンモルトの1体。単純明快な重量級スピードアタッカー。
スピードアタッカー搭載の準バニラだが、コスト論を遥かに逸脱した規格外のパワーと打点を誇る。攻撃が通りさえすれば、相手は4枚ものシールドが突然叩き割られることとなる。
パワーも18000とかなり大きく、大抵のクリーチャーならばそのまま殴り返しで破壊できる。覚醒後のサイキック・クリーチャーやG・リンクしたゴッドでもほとんど倒してしまう。
とはいえ、単純なビートダウン性能しか持たないクリーチャーに、8コストは重いというのが実情。しかも、このカードが登場した時期が環境の急激な高速化に差し掛かっていた革命編の初期ということもあって、既に侵略で早出しができる《音速 ガトリング》や《轟く侵略 レッドゾーン》などが存在していたため、自己踏み倒し能力も持たないこのクリーチャーのビートダウン性能はそれらに遥かに劣る。
シールドを4つ割っても、単体ではそのままダイレクトアタックに持ち込むのは困難であり、S・トリガーのケアができるわけでもないので、攻め切れなければ返しの相手のターンに手痛い反撃をくらうことになるだろう。
クリーチャーへの殴り返しに関しても、バトルに勝っても何かボーナスがある訳でもないので、相手クリーチャーを除去したいならもっと低コストで使える他のカードに任せるべきである。
8マナ使ってタップされているクリーチャーの除去か、シールドのブレイクしか行えないのは些か物頼りないだろう。このクリーチャーに8コストを差し出せるなら、他のコントロール向けのクリーチャーを使う方が望ましいと言わざるを得ない。
特に耐性能力もないので、火力やバトルには強いものの、確定除去であっさりどかされてしまう。ブロッカーにも簡単に止められるので、チャンプブロックされた返しのターンに除去呪文を喰らう恐れもある。
総じて、そう易々とゲームエンドに持ち込めるとは言い難く、準バニラファッティが、スピードアタッカーがついても、いかに環境で活躍し難いかを物語る1枚と言える。
もし使うなら各種コスト踏み倒しで使ってやるべき。ドラゴンでもあるのでコスト踏み倒しやコスト軽減の恩恵は受けやすく、《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》のような踏み倒し時のデメリットもないのが利点。
このクリーチャーはQ・ブレイカーなので、初期状態のシールドをブレイクしても1枚は残せるからスーパー・S・トリガーのスーパー・ボーナスを発動させにくいのはある意味幸いか。