【蛇魂王ナーガ】 (デュエプレ)

概要

強力なアタックトリガーを持つ《蛇魂王ナーガ》を主軸としたデッキ。DMPP-05期に成立。
ベースとなる色は青黒だが、《斬撃虫ブレードワーム》とのシナジーから、タッチで4色か5色になることが多い。

New Divisionでは、DMPP-11が実装されると同時に《蛇魂王ナーガ》が使用不可能になった。

蛇魂王ナーガ SR 水/闇文明 (5)
進化クリーチャー:ナーガ 9000
進化V-パラサイトワーム1体と水のクリーチャー1体
ブロックされない。
W・ブレイカー
攻撃する時またはバトルゾーンを離れた時、相手の進化でないクリーチャー1体を手札に戻す。その後、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。

主要カード

《蛇魂王ナーガ》コンセプト 盤面制圧とハンデス

パラサイトワーム

DMPP-09EXまでのすべてに対応。オススメの進化元には★をつけてある。

カード名コスト文明解説
《暴虐虫タイラント・ワーム》1本当に進化元としてしか使わない
《臓裂虫テンタイク・ワーム》2バニラ=デメリット能力はない進化元
《妖蟲麗姫ドナ》2水/闇種族、文明両方で対応する進化元
《卵胞虫ゼリー・ワーム》3優秀なアタックトリガーを持つが、進化元としてはヘイトが高すぎる
《死胞虫エンリッチ・ワーム》3強制の墓地肥やしと攻撃できない能力で扱いづらい
《虐食虫グリード・ワーム》3スレイヤー パワーが低く相手に除去されやすい
《凶食虫スティンガーワーム》3場に残すには別の1体を犠牲にする必要あり
《邪口虫ラフレシア・ワーム》3ウェーブストライカーのハイブリッドなら
《貴星虫ドレインワーム》3cipで-1000パワー低下のかなり扱いやすい進化元
《暴食虫グレゴリア・ワーム》4準バニラ=デメリット能力はない進化元
《妖蟲幻風ギュネール》4光/闇数少ない2000火力で倒されないパラサイトワーム
《魂縛虫ネクロ・ワーム》4《ドナ》とシナジーがあるS・トリガー獣の進化元
《斬撃虫ブレードワーム》4文明数次第だが、《カチュア》《エル・カイオウ》などを処理しつつ進化元を残せる
《腐卵虫ハングワーム》5重すぎるバニラ
《死縛虫グレイブ・ワームγ》5サバイバーのハイブリッドなら
《腐食虫スワンプワーム》6相手1体を削りつつ進化元を残せるが、コストが重い

候補カード

■別の進化先候補
《魔獣虫カオス・ワーム》確定除去cipが優秀
《暗黒凰ゼロ・フェニックス》闇のクリーチャー1体と火のクリーチャー1体から進化できる
青黒時の候補
《デーモン・ハンド》確定除去を放つS・トリガー
《ファントム・バイツ》【ウェーブストライカー】の展開阻害
《アクア・サーファー》《ナーガ》の進化元にもなれる防御札
《アクア・ハルカス》《ナーガ》の進化元にもなれるキャントリップ
《腐敗電脳アクアポインター》相手の手札を減らすことで《ナーガ》のアタックトリガーを使いやすく
《猛菌恐皇ビューティシャン》同上 こちらは「コスト4のハンデス」/「コスト2の進化元」で使い分けられる
《腐敗電脳メルニア》文明と単体性能が優秀
《電磁傀儡ポワワン》pigを持つため、相手の破壊を誘いづらいのが進化元として使う際のメリット
《アクアン》水単色の比率が低い場合採用したいドローソース
《クラゲン》《ナーガ》のサーチだが疑似ドローロックに注意
《砂男》自分の水のクリーチャーをスレイヤー化 《ハルカス》などで進化V群を強引に倒す
白青黒時の追加候補
《ホーリー・スパーク》オールタップを放つS・トリガー
《光器ペトローバ》パラサイトワーム軍団をパンプアップ
《アクア・リバイバー》リキッド・ピープル《ペトローバ》で選べば強い
《天使と悪魔の審判》パワー低下しつつタップキルも同時に狙える軽量呪文
《電磁聖者ウォルミル》相手クリーチャーをタップして《ナーガ》のアタックトリガーを安全に使う
《魂と記憶の盾》除去しつつS・トリガーでない攻撃先を生み出せる
《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》《ドナ》や《ギュネール》から進化できるパワーカードアタックトリガーと好相性
■その他
《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》汎用性の高いS・トリガーで、マナに置けば白青黒赤4色で《ブレードワーム》で-4000が狙える

このデッキの回し方

手札補充をしながら進化元を揃えていき、《蛇魂王ナーガ》を出す。
《蛇魂王ナーガ》を出したら、除去ハンデスで場の主導権を握る。《ナーガ》はブロックされず、アタックトリガーと離れた時に効果を使えるので無駄死にしづらい。

長所

《ナーガ》はアンブロッカブルであり、【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)相手のリーサルに優れる。

自然と投入される《貴星虫ドレインワーム》が、《パッピ・ラッピー》《コッコ・ルピア》等を破壊でき、有利に立ち回れる。
さらに《ナーガ》はバウンス後にランダムハンデスなので、《神滅竜騎ガルザーク》の破壊時効果を誘発させない。

アタックトリガーで進化クリーチャーを選べない点も、DMPP-05環境でバトルに一方的に負ける進化クリーチャーは《龍炎鳳エターナル・フェニックス》《英霊王スターマン》《聖獣王ペガサス》程度であり、《エターナル・フェニックス》には《ドレインワーム》が刺さるので進化をされづらい。

進化元に手札補充を持つものが多く、除去されたとしても次の進化元を出しやすい。

効果のわりにパワーも高く、《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》《超竜騎神ボルガウルジャック》《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》などにはバトルで勝てる。

短所

進化元の候補がかなり少ない。

進化元のパラサイトワームはパワーが2000以下、3000以下が多く、全体除去を食らうと《ナーガ》が出せなくなる。
使用率の高い《竜極神》で一掃されてしまうのが、致命的な弱点。とはいえ、コストの関係上、最速で進化できれば焼き払われる前に《ナーガ》を着地させることはでき、その後なら《竜極神》を逆に何度もバウンスで着地妨害を繰り返すことができる。

そして、進化元に使う水のクリーチャーも選択が難しい。
ドローソース《アクアン》を採用したデッキだと、水単色はできるだけ少なくするのがセオリーであり、進化元の枚数を十分に確保するには多色クリーチャーを大量に入れなければならず、色事故の問題に悩まされる。
それを嫌って《アクアン》を採用しないデッキを考えると、たしかに水単色は多く採用できるが、今度はデッキパワーの低下が心配になってくる。

自身のパワーでも能力でもどかせない進化クリーチャーには、《デーモン・ハンド》などが必須となる。

All Division限定だが、《光器ペトローバ》を採用すればメジャーな全体火力である《竜極神》でも《炎槍と水剣の裁》でも圏外にできる。

【ダイヤモンド・ブリザード】 (デュエプレ)には《ナーガ》が間に合わず、仮に出せても単体除去では処理が追いつかない。
《冒険妖精ポレゴン》《薫風妖精コートニー》《貴星虫ドレインワーム》パワー低下で倒せないため、3ターン目ブリザードを阻止できない。
《愛嬌妖精サエポヨ》は《ドレインワーム》で倒せるが、パンプアップがあるため《妖蟲麗姫ドナ》のパワーでもチャンプブロックになる。

その他

DMPP-06では、《ロスト・チャージャー》《邪霊神官バーロウ》《悪魔神ドルバロム》を入れた【バロム】 (デュエプレ)とのハイブリッド型も見られるようになった。

DMPP-09では、《斬撃虫ブレードワーム》《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》の登場に着目し、非公式大会で【緑抜き4色ナーガ】が一定の結果を残した。

参考