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不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン SR 水/闇/自然文明 (8) |
クリーチャー:ディスペクター/フェニックス 13000 |
EXライフ |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、カードを2枚引く。 |
自分の山札が0枚でも、自分はゲームに負けない。 |
自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら、かわりにクリーチャーを1体、墓地から出してもよい。 |
DMRP-20で登場した水/闇/自然のディスペクター/フェニックス。
8コストパワー13000でT・ブレイカーという今や標準サイズとEXライフを有するブロッカー。
さらに、2枚ずつの墓地肥やし・ドローを行うcip・アタックトリガーと、対ライブラリアウト限定の常在型敗北回避能力、そして山札が0枚の時あらゆるドローを任意で無制限リアニメイトに置換する能力を持つ。
cipとアタックトリガーでの墓地肥やし・ドローは全て強制であるため、発動するたびに自分の山札を4枚削る。
このクリーチャーの登場時にはEXライフも発動するため、場に出るだけで山札を5枚も減らす。
しかし、自身の常在型能力によってライブラリアウトには敗北回避し、さらに山札0枚の時に真の力を発揮するという、フェニックスという種族に恥じぬ豪快な能力の持ち主である。
その山札0枚の状態で発揮されるこのクリーチャーの真骨頂が、あらゆるドローをリアニメイトに変換する置換効果である。
置換対象となるドローはドローステップの物に限らないため、このクリーチャー自身の能力や他のカードのドロー効果でも置換してリアニメイトが行える。極端な話、《ガード・グリップ》(コスト1呪文)が《傀儡が来る!》(コスト8呪文)相当の効果に化けることになり、1:1変換としては破格の行動となる。
非常に強力なクリーチャーだが、このクリーチャーのリアニメイトを軸としたデッキ・コンボを構築する場合、このクリーチャーは要となると同時に最大の弱点にもなる。
このクリーチャーの能力でリアニメイトできるということは自分が常時ライブラリアウトしているということであり、このクリーチャーが除去されたり能力無視を受けた瞬間に即敗北してしまうためである。
強烈な能力無視cipを持つ《禁時混成王 ドキンダンテXXII》はおろか、ブロッカーを持つため軽いブロッカー破壊にすら注意が必要となる。
EXライフがあるとはいえ限度はあるので、なるべく速やかに勝利し相手に対策カードを使う暇を与えないようにしたい。あるいは《神の試練》でライブラリアウトそのものを無効化するのも手か。
その他の対策としては、コンボデッキ気味に構築し登場ターンをそのまま勝利ターンにする、逆に十分な山札がある内に呼び出すなどがある。
いずれにせよ、山札切れをデメリットとして機能させないことがこのカードを上手く使うのに必須であるといえよう。
このクリーチャーが属する『縫合』派閥は山札を削るクリーチャーが多く、相性が良い。
とにかく山札を削ってアドバンテージに変換し、山札が切れてなおボードアドバンテージを貪欲に求めるその様は、まさに『縫合』ディスペクターコンセプトの集大成とも言える。
高速エクストラウィンの一例 |
裁定変更前 |
DMRP-20発売から約1ヶ月後、【5色ユニバース】なる【5色コントロール】の一種がオリジナルのチャンピオンシップ優勝を果たした。
リソース系カードでアドバンテージを取ってから除去やハンデスなどで妨害し、頃合いを見て上記の《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》と《灰燼と天門の儀式》から《究極銀河ユニバース》を発射するコンボを軸としている。
既に《ヴォルグ・サンダー》がプレミアム殿堂に指定されており、そのことから環境的に《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》が使いやすい状況にあった。
DMBD-21・22期には、【青黒緑ゼーロベン】のフィニッシャーとして環境で見られるようになる。リアニメイト効果を用いて《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》を使い回しランデスを行う型が主流。《斬隠蒼頭龍バイケン》によって退場してライブラリアウトが有効になるといけないので、2枚採用して2体フルにバトルゾーンに出す運用が主体。
その後も【ブレスラチェイン】など相性の良いコンボデッキを中心に使われ続けている。ブロッカーなので《闘門の精霊ウェルキウス》型【ヘブンズ・ゲート】にライブラリアウト防止用と破壊除去を受けた際の復帰手段として使われる場合もある。
不死鳥編で最終決戦を繰り広げた、《超神星ブラックホール・サナトス》と《超神星ビッグバン・アナスタシス》を合成した『縫合』ディスペクター。
合成元との関係 |
モモキングとミカドレオが戦っているのと時を同じくし、自然文明に襲撃をかける。
周囲を巻き込みながら身体の上下を高速で入れ替え、衝突・対消滅・復活を繰り返すディスペクター。
《ブラック・ビッグバン》と対峙したギガンディダノスは、放っておけばいずれ世界もろとも消滅してしまうという危機感を抱きその衝突に割り込もうとするが、莫大なエネルギーによって弾かれる。
対抗に足るエネルギーを得るべく、ギガンディダノスは援軍に駆け付けたバラギアラと自ら衝突し、その状態で《ブラック・ビッグバン》の衝突行動に割り込み、対消滅を対消滅で対消滅させることで対消滅を無効化。
これにより《ブラック・ビッグバン》は衝突サイクルを一時的に停止。その隙に、レクスターズの力を目覚めさせたギガンディダノスとバラギアラの、死と原始の力により衝突の威力を8億5千万倍にされてしまう。
8億5千万倍の威力で衝突サイクルを再開した《ブラック・ビッグバン》は、その高すぎる威力により次第に崩壊し、最期には復活することも無く虚空へと消えていった。
DMRP-20にて登場した、エキスパンションシリーズをその名に冠する3色ディスペクターのサイクル。
「歴史の転換点となった戦いにおいて中心となった超獣たち」[2]のディスペクターとして、王来篇背景ストーリーの最終盤に登場した。
Q.自分の山札が5枚の状況で、自分は《闇王ゼーロ》を唱えました。
その効果で山札の上から4枚を墓地に置いた後、墓地から《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》を出そうとしたのですが、この時、山札の最後の1枚が「EXライフ」でシールド化されることで、自分はゲームに負けてしまいますか?
A.いいえ、《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》を出してもゲームに負けません。
「EXライフ」は状態定義効果ですので、クリーチャーが出るのと同時に処理されます。シールド化により山札が0枚になるのと《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》が出るのは同時ですので、自分は「自分の山札が0枚でも、自分はゲームに負けない。」の能力により、ゲームに負けません。
引用元(2022.9.20)
Q.自分の山札が0枚で、自分の《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》がバトルゾーンにいる状況です。自分が《サイバー・ブレイン》を唱えた場合、《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》の置換効果を適用して墓地からクリーチャーを3体出せますか?
A.はい、墓地からクリーチャーを3体バトルゾーンに出せます。複数枚のカードを1つの効果で引く場合、プレイヤーはその回数だけカードを1枚引くことを繰り返します。
(総合ルール 114.2) 引用元(2021.12.17)
Q.自分の山札が0枚で、自分の《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》と相手の《とこしえの超人》がバトルゾーンにいる状況です。「自分がカードを引く時、自分の山札が0枚なら、かわりにクリーチャーを1体、墓地から出してもよい。」の置換効果で墓地からバトルゾーンに出すクリーチャーは、《とこしえの超人》の置換効果でマナゾーンに置きますか?
A.いいえ、マナゾーンに置かれません。置換効果は連鎖しないので、墓地から出すクリーチャーは、マナゾーンに置かれません。
引用元(2021.12.17)