超魂X(ちょうこんクロス)

コロコロコミック2025年4月号で登場したキーワード能力
キーワード以下に示す能力文を、このクリーチャーの上に置かれるカードにも与えることができる。

「これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える」という表記のため、超魂Xを持つクリーチャー自身もその能力を持っているものとして扱える。

コッコ・超魂・ルピア UC 火文明 (3)
クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード/フュージョナー 3000
このクリーチャーから進化するクリーチャーのコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
各ターン、このクリーチャーがはじめてバトルに勝った時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。

基本的にはこれを持つクリーチャー進化させることでその特色が発揮される。進化元能力が残ったまま進化できるとも、進化先を強化できるとも取れる。
同弾ではG-NEO進化がプッシュされており、そちらと組み合わせて使う想定だろう。

基本的に氷山の一角だけが一線級で輝き、大多数が対戦で不遇な目になることが多い進化クリーチャーだが、超魂Xの登場によってこれまで注目されていなかったものに思わぬコンボが生まれるかもしれない。

  • 進化元に複数の超魂Xがあれば、その分だけ進化クリーチャーを強化できる。
    G-NEO進化では重ね着に旨味が少ないものの、スター進化が耐性増加の目的などでさらに進化させた際には、最新のクリーチャーに超魂Xは引き継がれる。
  • コスト6以上の進化クリーチャーとしてバトルゾーンにあるものは、《∞龍 ゲンムエンペラー》の影響を受けるかは不明。《コッコ・超魂・ルピア》はコスト5以下の範囲だが、何等かのカードの下にある間も「コスト5以下のクリーチャーの能力」として超魂Xへの無視チェックが入るのかどうかが明確な裁定はない。
    • ①「ブロッカー」が無視されていてもブロッカー進化の進化元にできる。②《奇天烈 シャッフ》の継続的効果は効果をかけられた時点ではなく、最新の情報を見る。この2つの前例から、エレメントとして見る状態がコスト6以上ならば超魂Xの適用およびそれで得られる能力テキストが無視されないのではと仮説を立てることができる。

その他

  • デュエマでありそうでなかった、進化元の能力が進化先に直接影響を与えるカード。ただし総合ルール200.3aによって進化元のカードの特性が無視されることはもともと定義されているため、今回のような例外がなければ実現しなくても不思議ではなかったと言える。
  • 現在公開されている《チェア=イーイッス》《コッコ・超魂・ルピア》の両方でパワーの表記が通常より高い位置にあり、「超魂X」で与える能力のテキストはパワー表記よりも下に書かれている。またイラストもその部分には光るようなエフェクトが描かれており、右下には台形の枠の中に独自のイラストが描かれている。
    超魂Xを持つ進化元を下にずらして置き、進化クリーチャーテキストの下に超魂Xのテキストが続いて見えるような置き方を想定しているのだろう。
    • 右下のイラスト枠も、下に重なっている超魂Xが何なのか区別しやすくするための配慮だろう。
    • 下のカードの能力が見えるようにカードを重ねていくというギミックは、重ねる方向は逆だがオレガ・オーラと同じコンセプトである。
  • 《DARK MATERIAL COMPLEX》殿堂入りの一因とも噂される。本能力の公開直前に入れ替わるように規制された。
    《COMPLEX》は下に大量のカードを溜め込むため、超魂Xが落ちればそれだけで発動してしまう。《COMPLEX》をフィニッシャーに据えていた【青黒COMPLEXコントロール】は既にデッキスロットが埋まっており、またそもそも起き上がった時点でほぼ勝ちのようなカードのため別に本体性能の強化はいらず超魂Xを組み込む余裕は無かったと思われるが、当時既にトップメタだった《COMPLEX》をうっかり強化してしまわないよう予防的に規制されたという見方もできる。

参考