《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》

ジョット・ガン・ジョラゴン Joe MAS 無色[ジョーカーズ] (9)
クリーチャー:ジョーカーズ・ドラゴン 12000
バトルゾーンに自分のジョーカーズが6体以上あれば、このクリーチャーを召喚するコストは1になる。
スピードアタッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を表向きにして手札に加える。それらのコストの合計以下になるように、バトルゾーンにある相手のカードを好きな枚数選ぶ。相手はそれを好きな順序で自身の山札の一番下に置く。

DMRP-04魔で登場した無色ジョーカーズ・ドラゴン

普通に召喚すると9コストは重いが、ジョーカーズが6体以上いるとコストは1に軽減される。【ジョーカーズ】では6体など簡単に並ぶので、1コスト召喚できるスピードアタッカーT・ブレイカーという破格のスペックになる。このカード自体はコストが重いが、軽量級のジョーカーズを並べるという【ジョーカーズ】のコンセプトに沿っている。

しかし、cip山札の上から表向きにした2枚のカードの合計コスト以下の割り振り火力を放つ能力とはアンチシナジー。割り振り火力を最大限に生かしたいのであれば、コストの高いカードをできるだけ多く投入したいが、コスト軽減のコンセプトに反しているというジレンマを抱える。そのため、【ジョーカーズ】では捲ったコストの合計が5程度にとどまることも多いだろう。

しかし、それでもカード指定除去であることから、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》《Dの牢閣 メメント守神宮》も射程範囲内に入り、どんなに悪くてもコスト2のコスト火力は保証されているため《卍 新世壊 卍》の除去は保証されている。また、上記の軽減を合わせて手札にこのカードを貯めておけば、たとえ1回目は外れても2、3体目のこのクリーチャー召喚され、能力を連続で使用することも難しくないだろう。そのため、【ジョーカーズ】では火力を高めるために無理にコストの高いカードを投入する必要性はないだろう。
そもそもコスト軽減ができなければ、バトルゾーンに出すことすらできず、そうなれば割り振り火力も使えないため、気にせずコストの軽いジョーカーズを投入するのが得策と言える。

逆に、割り振り火力を最大限に生かすために、【ジョーカーズ】以外のデッキに投入してコスト軽減能力は使わない運用も考えられる。

真っ先に思いつくのはビッグマナだろうか。ビッグマナの場合だと、10コスト前後の高コストカードを多数使用するので、2枚で15コスト前後捲れるというケースも多く、さらにコスト指定の割り振り火力であることから、相手がどのデッキタイプでも強力な除去になる。また、登場直後に《龍仙ロマネスク》殿堂解除したことも大きい。これにより、【5色コントロール】でも従来より安定して早期に、このクリーチャーのような高コスト域に繋げることができるようになった。しかし、無色であるため《フェアリー・ミラクル》マナ基盤になれないのが痛い。

他には【9軸ガチロボ】へ投入するのもいいだろう。捲れるコストの期待値は15以上はあるので、バトルゾーンに相手のカードがあれば腐る心配はほとんどない。

ドラゴンであることから【連ドラ】に入れるのもいいだろう。

《ジョジョジョ・マキシマム》と同じく、手軽に使用できる条件を満たせない場合は腐るので、事故率を上げないように採用枚数を調整しよう。

ルール

環境において

登場当初の環境には不正メタがあまり存在しなかったため主流の地位であったが、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》の登場によって数を減らした。《ジョット・ガン・ジョラゴン》ジョラゴン・ビッグ1目当てに投入しようにも初期型の【ジョット・ガン・ジョラゴン】《オッケーBros.》などのアンタップ能力を持つクリーチャーが優先された。

DMRP-07発売直前の環境でも《燃えるデット・ソード》が優先されていたが、DMEX-04期になると相手の《ジョット・ガン・ジョラゴン》起点となるクリーチャーを除去して出鼻を挫けることから【ジョット・ガン・ジョラゴン】のミラーマッチ対策要員として1枚から2枚程度挿されるようになった。

超天篇ではGRクリーチャーによる展開力の強化によって1マナで出し易くなった。
同じく登場した《無修羅デジルムカデ》にはブレーキを掛けられてしまうが、元となるGRクリーチャーはコストが低く、このクリーチャーのcipで倒しやすいので依然として採用され続けている。

DMEX-13期には【旅路バーンメアジョーカーズ】ではロックなどの膠着状態を打開する除去札、ビートダウン同士の打点ずらしとして1枚積みされるケースが散見された。

その後、着地置換効果方式のコスト軽減メタが普及すると、【ジョーカーズ】系統でも下火になった。徐々にジョーカーズ除去もインフレし、単純に除去として枠を追われるケースも増えた。


  • この手の効果では珍しく、捲ったカードは全て手札に加える。そのため、対象になるカードが存在せず、除去が不発になった場合でも、無駄になることはない。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

  • カード特性について

Q.自分の《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》が破壊される時にも《ワイルド・シールド・クライマックス》を捨てることはできますか?
A.はい。名前に《ジョット・ガン・ジョラゴン》を含んでいるので可能です。
引用元(2019.7.2)

  • 1つ目の能力について

Q.《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》のコストが1になる能力はどのゾーンにあっても有効ですか?
A.いいえ、この能力は召喚する時に有効な能力です。
引用元(2019.7.2)

  • 4つ目の能力について

Q.《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》の最後の能力で選ぶ相手のカードはどのように選べばよいですか?
A.バトルゾーンにある相手のカードのコストの合計が、表向きにした自分の山札の上の2枚のカードのコストの合計以下になるように選びます。例えば、表向きにした2枚のコストが5と3であった場合、バトルゾーンの相手のコスト2と3と3のカードを選ぶことができます。また、封印やクリーチャーの下にある特性の無視されたカードはコストを0として扱いますので何枚でも選ぶことができます。
引用元(2019.7.2)