《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》
DMRP-04魔で登場した無色のジョーカーズ・ドラゴン。 普通に召喚すると9コストは重いが、ジョーカーズが6体以上いるとコストは1に軽減される。【ジョーカーズ】では6体など簡単に並ぶので、1コストで召喚できるスピードアタッカーのT・ブレイカーという破格のスペックになる。このカード自体はコストが重いが、軽量級のジョーカーズを並べるという【ジョーカーズ】のコンセプトに沿っている。 しかし、cipで山札の上から表向きにした2枚のカードの合計コスト以下の割り振り火力を放つ能力とはアンチシナジー。割り振り火力を最大限に生かしたいのであれば、コストの高いカードをできるだけ多く投入したいが、コスト軽減のコンセプトに反しているというジレンマを抱える。そのため、【ジョーカーズ】では捲ったコストの合計が5程度にとどまることも多いだろう。 しかし、それでもカード指定除去であることから、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や《Dの牢閣 メメント守神宮》も射程範囲内に入り、どんなに悪くてもコスト2のコスト火力は保証されているため《卍 新世壊 卍》の除去は保証されている。また、上記の軽減を合わせて手札にこのカードを貯めておけば、たとえ1回目は外れても2、3体目のこのクリーチャーが召喚され、能力を連続で使用することも難しくないだろう。そのため、【ジョーカーズ】では火力を高めるために無理にコストの高いカードを投入する必要性はないだろう。 逆に、割り振り火力を最大限に生かすために、【ジョーカーズ】以外のデッキに投入してコスト軽減能力は使わない運用も考えられる。 真っ先に思いつくのはビッグマナだろうか。ビッグマナの場合だと、10コスト前後の高コストカードを多数使用するので、2枚で15コスト前後捲れるというケースも多く、さらにコスト指定の割り振り火力であることから、相手がどのデッキタイプでも強力な除去になる。また、登場直後に《龍仙ロマネスク》が殿堂解除したことも大きい。これにより、【5色コントロール】でも従来より安定して早期に、このクリーチャーのような高コスト域に繋げることができるようになった。しかし、無色であるため《フェアリー・ミラクル》のマナ基盤になれないのが痛い。 他には【9軸ガチロボ】へ投入するのもいいだろう。捲れるコストの期待値は15以上はあるので、バトルゾーンに相手のカードがあれば腐る心配はほとんどない。 《ジョジョジョ・マキシマム》と同じく、手軽に使用できる条件を満たせない場合は腐るので、事故率を上げないように採用枚数を調整しよう。 ルール
環境において登場当初の環境には不正メタがあまり存在しなかったため主流の地位であったが、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》の登場によって数を減らした。《ジョット・ガン・ジョラゴン》のジョラゴン・ビッグ1目当てに投入しようにも初期型の【ジョット・ガン・ジョラゴン】は《オッケーBros.》などのアンタップ能力を持つクリーチャーが優先された。 DMRP-07発売直前の環境でも《燃えるデット・ソード》が優先されていたが、DMEX-04期になると相手の《ジョット・ガン・ジョラゴン》起点となるクリーチャーを除去して出鼻を挫けることから【ジョット・ガン・ジョラゴン】のミラーマッチ対策要員として1枚から2枚程度挿されるようになった。 超天篇ではGRクリーチャーによる展開力の強化によって1マナで出し易くなった。 DMEX-13期には【旅路バーンメアジョーカーズ】ではロックなどの膠着状態を打開する除去札、ビートダウン同士の打点ずらしとして1枚積みされるケースが散見された。 その後、着地置換効果方式のコスト軽減メタが普及すると、【ジョーカーズ】系統でも下火になった。徐々にジョーカーズの除去もインフレし、単純に除去として枠を追われるケースも増えた。
関連カード
収録セット
参考
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