【ガチャンコ ガチロボ】

《ガチャンコ ガチロボ》で大量のクリーチャーコスト踏み倒しするハイリスクハイリターンなデッキ
《ガチャンコ ガチロボ》能力を安定させるため、クリーチャーコストをできるだけ揃え、クリーチャー以外のカードも必要最小限に留める構築がなされる。【ミセス・アクア】と同じく、コスト統一という珍しいデッキタイプであり、普段日の目の当たらないカードにも活躍の機会が与えられることがあることもこのデッキの魅力である。
【〇軸ガチロボ】(〇には統一するコストの数字が入る)と呼ばれることが多い。

ガチャンコ ガチロボ SR 水文明 (6)
クリーチャー:グレートメカオー/侵略者 6000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から3枚を見せる。それがすべてコストが同じクリーチャーであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、好きな順序で山札の一番下に置く。
相手のシールドが2つ以下なら、自分の水のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。
W・ブレイカー

このデッキの特徴

統一するコストによって「〇コスト軸」あるいは【〇軸ガチロボ】と呼ばれる。基本的には《ガチャンコ ガチロボ》と同じ6コスト軸が最も無難で安定している。
《ガチャンコ ガチロボ》によるコスト踏み倒しが基本となるので、文明問わず様々なクリーチャーが採用候補となりうる。そのため、クリーチャーのコストを統一させる以外の制約はほとんどなく、構築自由度は極めて高い。

デッキカラーは5色、もしくは4色ほどで組まれる事が多く、配分としては《ガチロボ》の文明であるマナブーストコスト軽減を有する自然、《ガチロボ》にスピードアタッカー付与できるがやや多めになる事が多い。したがっては少なめ、もしくはタッチに近い形になりがちだが、その点もプレイヤーの好みや方向性に左右されやすく一概には言えない。

どの軸でも、採用されるクリーチャーは主に、《ガチロボ》をサーチするカード、《ガチロボ》にスピードアタッカーを付与するカード、《ガチロボ》を召喚するまでの時間を稼ぐS・トリガー獣などが中心となる。その他、デッキによってはマナブースト山札操作カードも追加される。

《ガチロボ》が出せる状況になったらすかさず《ガチロボ》を召喚能力で一気にクリーチャーを展開していく。能力が2〜3度決まれば並のデッキでは対処しきれないほどの手数が揃うはずなので、そのまま1ショットキル気味に攻勢に入れば、スパーク呪文《終末の時計 ザ・クロック》などが出ない限りは強引にダイレクトアタックまで持ち込むことができるだろう。

また、デッキ内を同コストクリーチャーで統一せず《魂の呼び声》《鬼人形ブソウ》などを用いて山札上を固定し、《ガチロボ》で踏み倒す型も存在する。通常の【〇軸ガチロボ】に比べ繊細なプレイングを要求されるが、超大型クリーチャーを三体踏み倒せば一気にゲームエンドに持ち込むことは十分可能。〇軸型の構築が難しいコストのクリーチャーを踏み倒したい場合はこの型を検討してもいいだろう。

双極篇で登場したツインパクトのおかげで、7軸等、比較的重いマナナンバーを軸とする際の構築や運用の難易度が大幅に下がった。呪文面を序盤のマナブースト等で活用しつつ、重いクリーチャー面を《ガチロボ》で踏み倒せるからである。
そのため同シリーズ以降は、数あるデッキタイプの中でもツインパクトの恩恵を非常に強く受けるデッキタイプとなっている。

大量のEXライフ持ちを獲得した王来篇以降は、一度展開したらEXシールドのおかげでたとえ《閃光の守護者ホーリー》などのオールタップS・トリガーを踏んでブロッカーを無効化されたとしても、生半可なビートダウンに返り討ちにされなくなった。同時期に登場したG・ストライクもまた防御札として有用である。

課題

その特異なデッキ構成と性質故に弱点はかなり多い。コスト踏み倒しメタは言わずもがな、《とこしえの超人》のような手札以外メタ、山札利用メタ、《アポカリプス・デイ》などのリセットカード、特定のコストを封じたり除去する《「本日のラッキーナンバー!」》《7777777》など、例を挙げていくときりがなく、相手が悪いと一瞬で機能停止に追い込まれかねない。
速攻相手だとそもそも《ガチロボ》を出す前にやられかねない。

その様なことがないように、環境をしっかり読んで適した除去札やメタカード防御札などの対策カードはある程度は投入しておきたい。

現在はカードプール、特にツインパクトの増加に伴い、対策カードを入れつつデッキパワーをある程度高水準に保った構築を組みやすくなっている。

軸別【ガチロボ】

このページでは、

  • 【2軸ガチロボ】
  • 【9軸ガチロボ】
  • 【10軸ガチロボ】
  • 【11軸ガチロボ】
  • 【12軸ガチロボ】
  • 【13軸ガチロボ】

について解説する。

に関しては該当ページへ。

共通カード

+  共通カード

【2軸ガチロボ】

候補カード

《異端流し オニカマス》耐性付きコスト踏み倒しメタ
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》コスト踏み倒しメタ/呪文ロック
《リツイーギョ #桜 #満開》大量展開メタ
《バリバリ・ケドケド》マナゾーンシールドゾーンからの踏み倒しメタ
《カルマ大司教 ゾロスター》超次元ゾーン超GRスーパー・ボーナスなどのメタ
《音奏 プーンギ》耐性付き呪文メタ
《霞み妖精ジャスミン》初動マナブースト
《珊瑚妖精キユリ》耐性持ち初動コスト軽減
《爆砕面 ジョニーウォーカー》マナブースト火力モードで選べる
《コオニ童子》ランダムハンデス火力モードで選べる
《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》マナブースト/シールド追加
《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》マナ回復2/単体火力6000
《熱湯グレンニャー》キャントリップ
《タイム1 ドレミ》
《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール》《ガチロボ》にスピードアタッカー付与できる
《U・S・A・NIKER》
《モモダチ キャンベロ》
《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》呪文面で任意のクリーチャーにドラグハート・ウエポン装備
《式神シシマイ》S・トリガー獣封じ
《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》S・トリガー呪文封じ
《奇石 ミタラシオ》2コストのS・トリガー獣としては実用的なカード

優秀なコスト踏み倒しメタが多いので刺さる対面にはとことん刺さる。

しかし、《ガチロボ》を出した時の爆発力が低いことが難点であり、2コストを3体踏み倒すことが6コストであるこのクリーチャーでやるべきことかと言われれば疑問の残るところだろう。
なにより、2コスト以上のクリーチャーを出すことができ、呪文単体のカードを投入することもでき、さらに《フェアリー・ギフト》で最速2ターン目に展開ができる【ロック“SPK”スピーカー】の存在が大きい。

しかし《ガチロボ》は《ロック“SPK”スピーカー》と違い、アタックトリガーで展開もできるため、《スニーク戦車 オーリー》などで《ガチロボ》にスピードアタッカー付与できればさらなる展開を狙える。

2コストと言っても、素出しプランも充実しており、メタビートとして回すことも容易なので、コスト踏み倒しメタには強固。
《奇石 ミクセル》《音奏 プーンギ》が立っていればカウンター札もそこそこケアできるので詰めの性能は悪くない。
何なら《ジャミング・チャフ》で呪文を完全に封殺したり《トゲ玉・キャノンボール》ブロッカーを一掃したりしてもよい。

【9軸ガチロボ】

候補カード

《超天星バルガライゾウ》ドラゴン軸における第二の《ガチロボ》
《偽爆電融 ゾルネードシヴァ》自分のクリーチャー全てにマッハファイター付与。《ガチロボ》を即殴らせる重要カード。
水を含むのでマナ基盤にも。
《アクセル・カイザー「迅雷」》全体スピードアタッカー化手段だが、対象はドラゴン限定
《王・龍覇 グレンモルト「刃」》《龍魂城閣 レッドゥル》2枚を呼び出すことで2体にスピードアタッカーを付与できる。
自身もスピードアタッカーなので最低3体が襲いかかってくる
《BAKUOOON・ミッツァイル》全体SA付与
《偽りの王 ヴィルヘルム》確定除去&ランデス
《光神龍スペル・デル・フィン》常時ピーピング状態で呪文ロック
《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》クリーチャー面は相手限定の呪文封じ、呪文面はコスト9サーチ
《偽Re:の王 ナンバーナイン》相手限定の呪文封じ、G・ストライク
《世紀末ゼンアク》自分のクリーチャー全てにモヤシ付与
《冥界を統べる新月のハーデス》自分のクリーチャー全てにエスケープ付与
《アイアン・マンハッタン》相手のシールドを一斉ブレイク&召喚ロック
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》相手のマナをロックする
《光の兄妹 るる&ルシファー》タップするたびに1体タップさせるブロッカー。追加展開効果は使えない
《姫様宣言プリンプリン》ciporバトルに勝った時コスト10以下のサイキック・クリーチャーを出す
《ロールモデルタイガー》相手クリーチャーの攻撃先を誘導
《九極の精霊 マウリエル》相手クリーチャーのシールドブレイク数を1減らすブロッカー
《極世接続 G.O.D.Z.A.》タップした時に墓地から《ガチロボ》を出す
《シェル・フォートレス》大量ランデス
《緑神龍ザールベルグ》
《地封龍 ギャイア》cip封じの着地置換効果
《禁時混成王 ドキンダンテXXII》相手のクリーチャーの能力を次の自ターンまで無視
《閃光の守護者ホーリー》相手全クリーチャーをオールタップするS・トリガー獣
《罠の超人》単体マナ送りのS・トリガー獣
《撃髄医 スパイナー》割り振りパワー低下。スーパー・S・トリガーはこのデッキだと基本腐る
《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》割り振りカード指定除去しつつ手札補充
《切札ジョー&ジョラゴン -自由の物語-》
《煌メク聖晶 弩楼/ビスティック・マース》準バニラのブロッカー/相手よりマナが少なければ2ブースト
《爆獣パンダ・ブーリン/魔弾パンダフル・ライフ》貴重なマナブースト
《閃光の神官 ヴェルベット/フェアリー・パワー》相手獣タップイン/3コストマナブースト
《緑神龍ディルガベジーダ/偶発と弾幕の要塞》呪文面は運任せな全体除去だが、デッキ内の大半が高パワー獣なので成功率は高い
《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》疑似マッドネス持ちのドラゴン/3コストマナブースト
《卍月 ガ・リュザーク 卍/「すべて見えているぞ!」》相手のマナをロック/攻撃ブロックを禁止するS・トリガー

このコスト域からはオーバーキルな構築であり、安定しない。
当初はマナブーストが弱く、《煌メク聖晶 弩楼/ビスティック・マース》が辛うじて存在するのみであったが、DMEX-17で2種類目かつ初の無条件ブーストである《爆獣パンダ・ブーリン/魔弾パンダフル・ライフ》を獲得。
そして2022年、DM22-EX1DM22-BD1で念願の3コスト無条件マナブーストカードである《閃光の神官 ヴェルベット/フェアリー・パワー》《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》が登場し、ようやく容易に動かせるようになった。

強力なクリーチャーが多数ひしめき合っているが、中でも呪文ロックである《偽Re:の王 ナンバーナイン》関連を多数積み込める為、呪文デッキには強気で出られる。また、強力なランデス持ちも目立つ。
他にも《閃光の守護者ホーリー》《罠の超人》《撃髄医 スパイナー》S・トリガー獣はそこそこいるので6マナ溜まるまで耐えやすいのもメリットか。

【10軸ガチロボ】

候補カード

《勝利宣言 鬼丸「覇」》ガチンコ・ジャッジで勝つたびに追加ターン
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》シールド焼却T・ブレイカーで逆転の芽を摘む。
《正体不明》デメリット付きの展開補助。《キング・シビレアシダケ》との相性は悪い
《ハイパー・マスティン》NEOクリーチャーなので進化としても非進化としても踏み倒せる。展開補助が強力
《超絶の名 シャーロック》強力な超次元メタ。巨大アンタッチャブル
《聖霊王アルファリオン》進化元条件がやや厳しいが強力なロック性能持ち。エンジェル・コマンドに寄せるならG・ゼロも考慮の範囲内
《真実の名 アラシ・タイガー》ビート対策、展開補助に。採用するなら構築の段階でエンジェル・コマンド比率を高めるべし
《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》ドラゴン軸のフィニッシャースピードアタッカー付与が強力
《百万面相 トカゲ丸》SAアンタップキラーを付与しバトルから《ガチロボ》を守る
《勝利のレジェンド ガイアール》火力、展開補助が強力なドラゴン
《龍世界 ドラゴ大王》ドラゴン以外のクリーチャーをロック
《勝利天帝 Gメビウス》1ショットキルの性能に優れる
《知識の破壊者デストルツィオーネ》大型ハンデス。今引きすればノーコストの《デーモン・ハンド》
《悪魔神バロム・クエイク》リセット、ロックが強力。デーモン・コマンドに構築を寄せる必要がアリ
《超銀河竜 GILL》cipの段階で9000割り振り火力と1枚シールド焼却で一仕事
《バイブスブチアゲ・クラーケン》17000の効果バトル持ち。バトルに勝った時シールドマナ送り
《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》除去ランデスランダムハンデスを放つディスペクター
《古代楽園モアイランド》相手の呪文フィールド展開を封じる
《大審絆官 イマムーグ》自分の場にクリーチャーが5体いれば全体除去耐性付与 シンパシーによる手打ちも
《終末の監視者 ジ・ウォッチ》相手のターンの残りをとばすロック能力
《「戦慄」の頂 ベートーベン》ビートダウンに対する避雷針。場のコマンドドラゴン除去耐性付与
《深海の伝道師 アトランティス》癖のあるS・トリガー獣
《「俺」の頂 ライオネル》ブロッカー、自分のシールドS・トリガー付与
《「俺」の頂 ライオネル GS》G・ストライクを得てcipでの暴発が抜けた《「俺」の頂 ライオネル》
《めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》味方にG・ブレイカー付与
《偽りの名 13/種族選別》呪文面で手札補充。クリーチャー面はワールド・ブレイカーの準バニラ
《審絆の彩り 喜望/キーボード・アクセス》貴重なS・トリガー+マナブースト
《スペリオル・シルキード》封印されない全体除去
《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》全体にスピードアタッカーを付与。但し《ガチロボ》の侵略モード発動中は水のクリーチャーへの攻撃誘導が腐るため注意
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》クリーチャー面はマッハファイター除去しつつ《ガチロボ》をマナから出す。呪文面は貴重な軽量マナブースト
《ジョリー・ザ・ジョニー Final》相手のマナゾーン文明に応じてコスト軽減
《龍頭星雲人/零誕祭》墓地カードを参照してコスト軽減
cip攻撃時に2枚ハンデス/除去札
《龍月 ドラグ・スザーク/龍・獄・殺》cipで4回GR召喚/手札交換+GR召喚
《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》cipで敵ドラゴンを全破壊しつつ同枚数だけシールド焼却+ドラゴンを出させないロック
《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》G・ストライク。クリーチャー面は全軍スピードアタッカー付与と敗北回避、呪文面は4000全体火力
《「合体」の頂 アクア・TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》G・ストライク。クリーチャー面は疑似《ボン・キゴマイム》だがドローが強制のためライブラリアウトに注意。呪文面は《エナジー・ライト》
《「根性」の頂 メチャデ塊ゾウ/「大親分、ここにあり!」》G・ストライク。クリーチャー面はハンターを踏み倒せるマッハファイター、呪文面はマナブースト兼トップ操作
《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》1体バウンス+敵獣のcipを封じる
《アカシック・ゼット》相手のそのターン中最初のcip呪文・シールドブレイク横取り
《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》クリーチャーが自軍より4体以上多ければ0コストで召喚できる。攻撃時またはS・トリガーで3体バウンス

この型以降は【アマテラス・キリコ】の方が構築は安定する。そのため、使うならどうしても【ガチロボ】でなくてはならない理由が必要。

長くツインパクトカードに恵まれず、序盤のマナブーストは4コストの《キーボード・アクセス》のみだった。しかしDMBD-18《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》を手に入れたことにより、安定性が大きく向上。
《神秘の宝剣》→ 《キーボード・アクセス》と動くことでデッキから《ガチロボ》をマナゾーンを介してサーチできるようになったため、本体がハズレになってしまう《ガチロボ》自身の数を減らしても事故が起きにくくなった。
依然として《種族選別》《キーボード・アクセス》という動きもかなり強力である。

防御用のS・トリガーニンジャ・ストライクは恵まれないコスト域。防御手段になりうるS・トリガー《めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》《深海の伝道師 アトランティス》《天井院さま》がいるが、癖があって頼りになりにくい。しかも《アトランティス》は横に並べる《ガチロボ》とアンチシナジーG・ストライク《「俺」の頂 ライオネル GS》があり、こちらは癖が少なくデッキに自然に入れやすい。《聖霊王アルファディオス GS》も存在するがこちらは《ガチロボ》からめくれた際は実質ハズレ枠になる事を覚悟しなくてはならないだろう。
《ガチロボ》の召喚までの初動を安定させたければ、事故が起こることを覚悟の上で、他のコスト帯のサポートカードを入れる必要がある。

と言ったように長らく辛酸を嘗め続けていた10軸だったが、DM23-EX1が発売されると状況が一変。同弾に収録された《「根性」の頂 メチャデ塊ゾウ》《「合体」の頂 アクア・TITAAANS》《「必然」の頂 リュウセイ》の3枚はいずれもG・ストライクを持ったツインパクトカードであり、その呪文の内容もそれぞれマナブースト兼ささやかなサーチ/2枚ドロー/使いやすい全体除去、といずれも優秀。防御力と初動の安定性が共に大きく向上した。
その後もDM23-BD1にて新たなフィニッシャー候補である《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》を獲得、続く殿堂発表にて《勝利宣言 鬼丸「覇」》が殿堂解除。更にDM23-BD7で遂に癖の少ないS・トリガーである《「真実を見極めよ、ジョニー!」》 を獲得。デッキとしての完成度は全【ガチロボ】中でも最高レベルとまで言われる程に至った。

【11軸ガチロボ】

候補カード

《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》疑似真・エスケープ着地の補助
《白騎士の精霊ホワイト・ウィズダム》cipシールド追加。シールドが追加された時相手を1体フリーズ
《天紅連結 シリディアン》G・ストライクEXライフを持つ大型ブロッカー
《天海の精霊シリウス/W・チャージャー》T・ブレイカーブロッカー/自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする能力付与するチャージャー呪文
《完全不明》相手はマナチャージプレイ攻撃の後にターンの残りをとばす
《サイバー・J・イレブン》バトルゾーンに味方の水のクリーチャーが11体以上で特殊勝利
《魔光帝フェルナンドVII世/魔弾デュアル・ザンジバル》パワー低下を放つナイト・マジック呪文
《闇の花カオスヒマワリ》展開補助
《ジーク・ナハトファルター》マナブーストにより素出しプランもとれるようになる
《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》cip封じ
《ブラキオ龍樹》
《「祝」の頂 ウェディング》シールド焼却T・ブレイカー
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》コマンドドラゴンに対するメタ
《金色目 ポラリス》条件付きでS・トリガーを得る大型ブロッカー
《零獄接続王 ロマノグリラ0世》マッハファイター攻撃時に2体目以降の《ガチロボ》を出す
《The邪悪 寄成ギョウ》相手のcipを自分が使用する
《偽りの王 モーツァルト》《オニカマス》に対処可能な全体除去
しかし、味方を巻き込み、《ガチロボ》までもが除去されるのは痛い。

11コストはS・トリガーツインパクトどちらも非常に少なく、さらにオーバーキルが増した型。11コストの初動として《W・チャージャー》が登場したものの、ガチロボ召喚までの動きが精々《ミステリー・キューブ》などしかなく、依然まともにデッキとして形にするのは難しい。《異端流し オニカマス》への対処は意外にも《偽りの王 モーツァルト》《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》など抜かりがない。《洗脳センノー》など、踏み倒し自体させないカードを出された場合、敗北は確定。

【12軸ガチロボ】

候補カード

《熱血龍 三代目 D ソウル B》自身を含む自軍のドラゴンに効果バトルcip付与
《龍素記号Mj リンシャンカイホ》このコスト軸は呪文がサポートカードしか入らないため、準バニラ同然。
一応、《D ソウル B》とは種族的なシナジーがある。
《「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー》バトルを肩代わりできるアンタッチャブル。《ガチロボ》を守るのに役立つ。
《「理想」の極 シャングリラ・エデン》タップ時に相手の攻撃ブロック封じる進化GV・Ω
《神誕の大地ヘラクレス》このデッキでは準バニラマナ基盤としての役割が強い。
《GF隊総大将 無敵ング》実質準バニラ
《ボントボルト》バトルに勝てば1ターンを凌げる16000マッハファイター
《超絶奇跡 鬼羅丸》実質スピードアタッカー化のみが目的
《暴走龍 5000GT》コスト踏み倒しメタなどウィニーを一掃
《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》ロックの範囲が広がり手札交換するS・トリガー呪文が追加
《無法伝説 カツマスター》《5000GT》では届かない《デスマッチ・ビートル》に対処
《大樹王 ギガンディダノス》cipでオールハンデス、相手の攻撃を制限
《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》鬼タイムコスト軽減鬼エンド追加ターン獲得
《無量大龍 グーゴルプレックス》踏み倒すとT・ブレイカーの準バニラ
ムゲンクライム召喚しても《ガチロボ》しかリアニメイトできない

完全に冗談の域で、デッキをコスト12のクリーチャーで固めること自体が目的のようなもの。
コストは12であるものの、その大半が自力でコスト踏み倒しコスト軽減ができる能力を持っていること、ゼニス召喚時能力が使えないことから、踏み倒した時のスペックは【10軸】や【11軸】はおろか、【8軸】や【9軸】よりも落ちることも。さらに、特定のコンボを使用しないと実質準バニラと大差ないスペックになるカードも多いため、オーバーキルですらないジャンクデッキ同然の仕上がりになる。

【13軸ガチロボ】

候補カード

《「終」の極 イギー・スペシャルズ》アタックトリガーで下のカードの数だけハンデスor除去。進化元は自身を含め2種類のみ
《無限の銃刃 ダン・クローリー》∞ ブレイカーを持つが、スピードアタッカーを持たないため即戦力にならない
《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》スピードアタッカーワールド・ブレイカーを持つが、踏み倒すとデッキに戻ってしまい戦力にならない
《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》13軸唯一の防御札。やはり踏み倒すとデッキに戻ってしまい戦力にならない
《「我」の極 エゴイスト》2回攻撃できるオレ進化獣。1体維持するのが限界で理論上2体以上展開する事ができない上に青少年が使っても仕方がない
《大魔王 ウラギリダムス》このデッキでは準バニラになってしまうことが多い
《トランプ・だいとうりょう》アタックトリガーで敵軍を全て山札送り 召喚酔いがネック
《侵略開始!!にゃんこ軍団/にゃんこ砲発射!》バトルに勝つと手札交換
《歓楽龍 ガルザ・ガルザ・ガルザ》ターン終了時4枚墓地肥やし&1枚ドロー以外の効果は無いも同然
《無量大龍 トゥリナーツァッチ》ロック効果と置きドロー この中ではかなりマシな性能となる
《神龍連結 バラデスメタル》EXライフでシールドを増やし、cipとEXライフシールドが離れた時オールフリーズ
《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》進化元と同時に出せればワールド・ブレイカーで奇襲できる

現時点で13コストのクリーチャーは12種しか存在せず、その内2体は踏み倒すと即デッキに帰ってしまう有様であり、枠を埋めるのが限界。これも準バニラに近いスペックが多いため、やはり安定しない。無論12軸未満のジャンクデッキと変わりないのは言うまでもない。

その他

  • 公式関係者の中ではダイキがこのデッキの使い手であり、イベントや動画などで度々使用している。
  • コロコロチャンネル内で公開された対戦企画動画「10人デュエマ」では、開発部の鬼シャバ(射場本正巳氏)が5色の6コスト軸型を使用。【赤黒ドギラゴン剣】【モルト NEXT】などの凶悪なデッキも使用された中で見事優勝を飾っている。
    各人の判断に展開が大きく左右されるルールだったとはいえ、前述のようなガチデッキ相手に栄冠を勝ち取ったのは快挙といえるかもしれない。

参考