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多色
文明を2つ以上持つこと。
複数の文明を持っているカードは『多色カード』として扱われる。
初登場は聖拳編。
マナゾーンにチャージすれば、複数の文明のマナを出し分ける事ができる。
一方でプレイには複数文明のマナが必要となり、単色のカードに比べてプレイが難しくなる。
プレイが難しい分、スペックは単色よりも高めに設定されることが多い。
複数の文明のカラーパイを持つため、そうした意味でも必然とカードパワーが高くなる傾向にある。
また、複数の文明のマナが出せる代わりに、チャージする時はタップして置かなければならないという代償もある。
『デュエル・マスターズ パーフェクト ルール BOOK』では「複数の文明の得意技や、何枚ぶんもの強さを1枚で実現する」と端的に説明されている。
ルール
上述の通り、多色カードはタップしてマナゾーンに置かれる(タップイン)。これはそのカードの持つ文明が2つ以上のいくつであっても一律に課せられる。
基本的に単色や無色のカードはアンタップ状態でマナゾーンに置かれるが、文明追加によって直前のゾーンで多色だった場合は、タップされた状態で置かれる。2019.9.30掲載 公式Q&A
クリーチャーや呪文の能力でマナゾーンに置く時も同様である。
逆に、マナゾーンにある間だけ文明追加される(いわゆる染色)場合、単色カードはタップインしない。
なお、《停滞の影タイム・トリッパー》等の能力でタップインを求められた場合はそちらが優先される。
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| | 過去の裁定
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- かつては多色カードそれぞれに以下のテキストで与えられた能力であった(例外として《時空の嵐ストームXX》等の多色サイキック・クリーチャーはマナゾーンに置かれても留まらないため、この表記が省かれていた)。
その為、多色にはカードに能力が書かれていないクリーチャーは存在しなかった。
しかし2018年12月のルール変更により、このタップインは能力扱いではなくなった。
これに伴い、過去の多色カードもテキストボックスにタップインのテキストが書かれてないものとして扱うこととなる。つまりタップインのみ能力を持っていたクリーチャーは準バニラからバニラ扱いへと変更されることになった。
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多色カードをマナゾーンでタップして使用する時、2つの文明のどちらか1つとして使う。(例:マナの《腐敗電脳メルニア》と《青銅の鎧》をタップして《腐敗電脳メルニア》を召喚するということはできない→よくあるルールの勘違い)
多色カードを使うためのコストを支払う時は、それぞれの文明のマナが少なくとも1枚は必要である。
- 従って、(5色レインボーもタップしない限り)多色カードを色数より少ないコストで使用することはできない。
- 「光、水、闇、または火の」というような、一見冗長に思える形式のテキストを含むカードがある。「自然以外の」というテキストとの違いは、自然を含む多色のカードの扱いである。例えばバトルゾーンに火/自然の多色クリーチャーが1体だけいるとすると、「光、水、闇、または火のクリーチャーが1体でもあれば〜する」という能力は使用できるが、「自然以外のクリーチャーが1体でもいれば〜する」という能力は使用できない、という様な違いがでる。多色をテーマにした極神編、特にDM-24収録のカードに多く見られる。
その他
聖拳編の後にも、極神編、エピソード1、革命ファイナル、十王篇、王来篇と、多色を改めてフィーチャーするシリーズは何度か出ている。
ほとんどのカードが多色であるDM-26といったパックもある。
それ以外には
- 多色にはそれ特有のデメリットがあるものの、そのスペックの高さから好んで使用するプレイヤーは多数いる。
ただし、あくまで主流は単色なので、基本カードが少なくマナの問題も絡む多色だけを使ってデッキが組まれることは稀であり、「多色デッキ」と呼ばれるデッキタイプでも、多色でないカードが半分ほどを占めることも多い。
- 単色カードと比べると、カードプールはかなり狭い。
- しかし、15年以上シリーズが続いていることもあって、絶対数はかなり増えており、強力なカードも目立っていることから、その狭さを感じさせない。
- 多色をフィーチャーしたエキスパンションはいずれも売り上げが好調になる事が多い。特に極神編は、転生編と不死鳥編を通して、デュエル・マスターズの展開終了を覚悟するプレイヤーも決して少なくないほど落ち込んでしまった売り上げを大幅に復活させた救済シリーズとなった。しかし十王篇は新型コロナウイルスの影響を受け伸び悩み、多色推し年度初の不調であった。
- 「文明の支払い」というルールの関係上、「カードの持つ文明数>カードに書かれているコスト」になることはない。
多色カードの文明の組み合わせ
光・水・闇・火・自然・光 というふうにして各文明を輪のように繋げたときに、隣合う文明同士を友好色、隣合わない文明同士を敵対色という。背景ストーリーでも基本的に友好色・敵対色の関係は反映されている。
多色カードには友好色と敵対色の組み合わせで以下の10種類、ある色を中心にした友好色と敵対色の組み合わせでさらに10種類、4色は光・水・闇・火の1種類、5色全ての1種類の計22種類が存在する(G・リンクしたクリーチャーも含めると、五元神がどの4色の組み合わせにもなれるので26種類となる)。
友好色
- 光文明と水文明(白青)
- 水文明と闇文明(青黒)
- 闇文明と火文明(黒赤)
- 火文明と自然文明(赤緑)
- 自然文明と光文明(白緑)
敵対色
- 光文明と闇文明(白黒)
- 水文明と火文明(青赤)
- 闇文明と自然文明(黒緑)
- 火文明と光文明(白赤)
- 自然文明と水文明(青緑)
「弧」と「楔」はカラー・ホイール(5つの文明を時計回りに並べた図)上の位置関係からの命名である。
1色とその友好色(「弧」)
- 自然文明と光文明と水文明 (光とその友好色 白青緑)
- 光文明と水文明と闇文明 (水とその友好色 白青黒)
- 水文明と闇文明と火文明 (闇とその友好色 青黒赤)
- 闇文明と火文明と自然文明 (火とその友好色 黒赤緑)
- 火文明と自然文明と光文明 (自然とその友好色 白赤緑)
1色とその敵対色(「楔」)
- 火文明と光文明と闇文明 (光とその敵対色 白黒赤)
- 自然文明と水文明と火文明 (水とその敵対色 青赤緑)
- 光文明と闇文明と自然文明 (闇とその敵対色 白黒緑)
- 水文明と火文明と光文明 (火とその敵対色 白青赤)
- 闇文明と自然文明と水文明 (自然とその敵対色 青黒緑)
1体のクリーチャーとしては、光・水・闇・火の《魅惑のロイヤル・エイリアン》《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》、サイキック・スーパー・クリーチャーに同じ色の《魅惑のダンシング・エイリアン》がいるのみ。他にもゼン&アク等G・リンクによって4色となるものは存在する。
すべての文明が揃っている。(>5色レインボー)
全てのクリーチャーが多色の種族
これ以外については特殊種族を参照。
多色クリーチャーから進化する進化獣
参考
公式Q&A
Q.《スター・ピッピー》の能力で、自分の光と火の多色クリーチャーのコストを合計2コスト軽減できますか?
A.はい、2コスト軽減することができます。ですが文明の支払いは必要なため、その多色クリーチャーのコストは2より少なくはなりません。
引用元
Q.《アカシック・ファイナル》の5番目の能力の、「コストは1以下にはならない。」とはどういうことですか?
A.この能力ではコストは2より少なくなりません。例えば、この《アカシック・ファイナル》が3体バトルゾーンに出ていても、元のコストが6の、文明を2つだけ持つドラゴンの召喚コストは2となります。
引用元
Q.自分の《暗黒神星アポロデス・フェニックス》の下に裏向きのカードが3枚ある状況です。この《暗黒神星アポロデス・フェニックス》をマナゾーンに置く時、裏向きのカードが多色カードだった場合、タップ状態で置きますか?
類似例:バトルゾーンに置かれている封印
A.はい、タップ状態でマナゾーンに置きます。
引用元(2023.2.17)