《卍 ギ・ルーギリン 卍/
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卍 ギ・ルーギリン 卍 SR 水文明 (8) |
クリーチャー:ムートピア/ドルスザク 9000 |
虚無月の門:自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
自分のクリーチャーはブロックされない。 |
卍獄ブレイン SR 水文明 (1) |
呪文 |
カードを1枚引く。 |
DMBD-08で登場した水のムートピア/ドルスザクと水の呪文のツインパクト。
クリーチャー側は自分のクリーチャーにブロックされないを付与するブロッカーW・ブレイカー。新能力虚無月の門も持つ。
付与に文明の制限がないため、従来の闇のドルスザクや魔導具クリーチャーもサポートできることが強み。
DMRP-08で登場した《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》とも相性が良く、ドルスザクを大量展開してリーサルの圧力をかけつつ、持ち前の高パワーとブロッカーによってワンショット失敗時の保険にもなる。
万一チャンプブロックになっても魔導具呪文を唱えればリアニメイトできるため、手札が潤沢なら破壊耐性持ちのように扱える。
呪文側は1マナで1ドローする。能力自体は《ガード・グリップ》の相互互換だが、カードとして複数の側を持ちブレインの名称カテゴリにも属すため、実質上位互換にあたる。
魔導具種族は持たず、クリーチャー側のコスト踏み倒しには利用できないことに注意。
《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》同様、呪文側を唱えた後墓地に置かれるツインパクトの性質と無月の門が噛み合っており、自然なプレイングの範疇で墓地にドルスザクを用意できる。
特にこの呪文の場合1マナなので1ターン目からマナカーブに干渉せずに《卍 新世壊 卍》を探すことができ、かつては【青魔導具】における最高の初手と呼ばれていた。
中盤以降余ったマナで唱えやすいことも評価の一因である。
強いて欠点を挙げるなら、デッキに闇文明を増やしすぎると初動の手札交換としては安定性が落ちることだろう。
登場したDMBD-08期時点では魔導具呪文のカードプールが少なく評価もマチマチだったが、DMRP-08期に【青魔導具】が成立するとそちらの必須カード入りを果たした。
この頃は《Dの牢閣 メメント守神宮》が4枚使えたため、アンブロッカブルの価値は比較的高かった。トップメタの【デ・スザーク】に対しても、防御札の《堕魔 ドゥグラス》《堕魔 グリギャン》を無力化して有利に立ち回れた。
青黒【デ・スザーク】にも採用され、ビートダウンを中心に活躍した。DMRP-12で《絶望と反魂と滅殺の決断》が登場するとこのデッキタイプは廃れたが、【青黒ガル・ラガンザーク】の成立によってまた細々と使われるようになった。
DMEX-17期の【青タッチ黒魔導具スコーラー】では、1枚積みが半ばテンプレートになっていた。
DM22-EX1で《「無月」の頂 $スザーク$》が登場すると、【青魔導具】でも最速無月の門99に拘る意義が薄くなり採用例が減った。
ゴッド・オブ・アビス期には【絶望神サガループ】の初動手札交換に採用される場合があった。
2023年3月20日に《ガル・ラガンザーク》が殿堂入りしたため、貴重なドルスザクのブロッカーとして若干評価が持ち直した。【速攻】対策の防御札を増やすために採用される場合がある。
DM23-EX2期にはこれを1枚積みした【青魔導具】が散見された。
「全国大会2023」では【青魔導具】使用者が3人いたが、いずれも不採用だった。