【連鳥】

「連続で大量の焼き鳥(ファイアー・バード)をバトルゾーンに出すデッキ」の略。
読みは「れんどりれんドラを踏襲)」「れんとり(重箱読み)」「れんちょう(音読み+音読み)」か。

戦術自体は《カイザーウイング・ドラゴン》《超竜ファイバード》の頃からあったが、《爆竜 NEX》が登場したことによって本格的に組めるようになったデッキである。

ファイアー・バードは全体的にパワーが低く【連ドラ】と比べると爆発力はないが、全体的に軽い為序盤から攻め込むことができるのが強みである。
《爆竜 NEX》ファイアー・バードスピードアタッカー化する能力も持つのでごり押して勝てるということも。

《キャプテン・ドラッケン》の登場以降は決定力が大幅に向上し、大量展開からの1ショットキルも狙えるようになった。
《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》の登場後は、安定した打点形成と速度を獲得する事にも成功。

中にはバニラファイアー・バード《パーロック・スマイリーストーリー》で連発する異色の構築もある。

《チャラ・ルピア》《蒼き守護神 ドギラゴン閃》などのパーツの登場により、現在では白赤でも無理なく組めるようになった。

爆竜 NEX(ネックス) VR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見せる。それがファイアー・バードであれば、バトルゾーンに出す。それ以外であれば、山札の一番下に置く。
自分のファイアー・バードはすべて「スピードアタッカー」を得る。
キャプテン・ドラッケン SR 火文明 (7)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 13000
進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を表向きにする。その中から進化ではないファイアー・バードをすべてバトルゾーンに出し、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
革命2―自分のシールドが2つ以下なら、自分の他の火のクリーチャーのパワーは+6000され、シールドをさらにひとつブレイクする。
凰翔竜機ワルキューレ・ルピア R 光/火文明 (5)
クリーチャー:ファイアー・バード/アーマード・ドラゴン 6000
革命チェンジ:ファイアー・バードまたはドラゴン(自分のファイアー・バードまたはドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
自分のファイアー・バードすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
自分のドラゴンすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
パーロック・スマイリーストーリー R 水/火/自然文明 (5)
D2フィールド
自分のクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。その後、カードに能力が書かれていないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)

《爆竜 NEX》軸

主要カード

《爆竜 NEX》cip攻撃時にファイアー・バードを踏み倒しスピードアタッカーに。
《マッハ・ルピア》《爆竜 NEX》にスピードアタッカーを付与し2回能力を使う
《ショーブ・アイニー》《爆竜 NEX》で出せばスピードアタッカー付与によって即座にタップ能力が使える
《コッコ・ルピア》ファイアー・バードの代名詞。《ボルシャック・NEX》や《爆竜 NEX》に綺麗に繋がる
《コッコ・ルピア GS》上記のリメイク。G・ストライクを獲得
《チャラ・ルピア》多色になったかわりに名目コストが下がりコスト軽減の下限が調整されている

その他候補

ドラゴン
《カイザーウイング・ドラゴン》元祖【連鳥】のドラゴン。このカードを入れるなら大型のバードを投入したい
《ボルシャック・NEX》山札を見て好きなルピアを場に出す
《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》ツインパクト化オールタップS・トリガーが追加された。
《超竜Bクリムゾン》デッキ進化ファイアー・バードに擬似シールド焼却を付加する。
デッキ構成でほぼ100%出せて《コッコ・ルピア》などでコスト軽減できる。
《超竜ファイバード》こちらも初期の【連鳥】のキーカード。アーマード・ドラゴンから進化
マナゾーンから進化ではないファイアー・バードをすべてバトルゾーンに出す
ファイアー・バード
《マグナム・ルピア/クリムゾン・チャージャー》踏み倒しメタ/パワー3000以下を除去するチャージャー
《ゴーゴー・ジゴッチ》山札の上5枚からドラゴンサーチ
《スピア・ルピア》アンタップキラーでありpig持ち
《キッキ・ヤコッピ》アンタップキラー《異端流し オニカマス》の対策に
《モエル・モヒッチ》cip効果バトルを行いバトル中パンプアップ《とこしえの超人》対策に
《ラブ・バトラッチ》cip効果バトル。バトルをさせる味方を選択可能
《アサル・ドラッチ》cip効果バトル革命2によって大幅にパワーアップする
《ミスター・アメッチ隊長》スピードアタッカー攻撃時手札補充を行いマナ武装5でpigによる踏み倒し
《ハート・メラッチ》S・トリガーcipコスト3以下のクリーチャーを破壊《デスマッチ・ビートル》対策に
《イーグル・バトッチ》S・トリガーcip効果バトルを行いバトルに勝つと1枚ドロー
《レクタ・アイニー》NEX等のドラゴンがいればG・ゼロ。手数が増えるので物量戦法において有利。
《ピッチュ・アイニー》NEXを起き上がらせて再び能力を使う
《ポップ・ルビン》
《トッパ・ルピア》自壊でNEXがバトルに勝つ&NEXアンタップ。
NEXで相手クリーチャーを攻撃してもう一度攻撃することにより能力が2回使える。
NEX自身でのビートにもブロッカーを無視できるので有能。
《カモン・ピッピー》コスト6以下の火のサイキックを出す
《火之鳥ピルドル》軽さがとにかくウリ。ファイアー・バードの低パワーであるという欠点も補えている。
実質3マナのパワー5000のSAと考えればなかなかのスペックである。
《火ノ鳥カゲキリ》メテオバーンによりアンタップされるため2回攻撃出来る。
《ツタンカーネン <カゲキリ.Star>》スター進化による耐性を獲得。最初の攻撃のみになったがアンタップが無条件に
《コッコ・武・ルピア》墓地利用メタ
《アニー・ルピア》シビルカウント3で自軍全体に自身を除いてスピードアタッカー付与
《ピース・盾・ルピア》手札補充&S・トリガー・プラスでオールタップ
《ザーク・砲・ピッチ》S・トリガー付き軽量級エレメント指定除去
その他
《最終決戦だ!鬼丸ボーイ/超次元オニシュラ・ホール》S・トリガーcipでカード指定除去/パワー3000以下をすべて波壊する超次元呪文
《超次元シューティング・ホール》ブロッカーを除去する超次元呪文。下記の《マスター・ルピア》などを出す
《時空の翼マスター・ルピア》/
《蒼炎の覚醒者サイキック・NEX》
場の「ルピア」に応じてドラゴンのコスト軽減。
《爆竜 NEX》やドラゴンを持つファイアー・バードを出すことで覚醒可能。
覚醒すればワンショットも可能。ヒーロー性を求めるなら。
《サイチェン・ピッピー》相手ターン中にハンデスを受けると《ガイアール・カイザー》を呼び出す。
《ザーク・ピッチ》などの旧マッドネスと同様にディスカードでもよい。
《スーパー・サイチェン・ピッピー》
《ガイアール・カイザー》上記で呼び出す。スピードアタッカー W・ブレイカー
《勝利のガイアール・カイザー》名前集合スピードアタッカー 出たターン中はアンタップキラー

ファイアー・バードドラゴンサポート種族である為、《爆竜 NEX》も出しやすくなっている。
まずは《コッコ・ルピア》《マッハ・ルピア》を出して《爆竜 NEX》のコストを下げて召喚する。
《マッハ・ルピア》スピードアタッカーを付与するおかげで、cipとアタックトリガーで合計2回能力を使えるので極力こちらから出したい。
《トリガラ・ダシッチ》から《火之鳥ペリュトン》に繋いでpigで大型を踏み倒しすることも出来る。

あとは強いファイアー・バード出ることを祈り殴り続けるだけである。
狙い目は《ショーブ・アイニー》。《爆竜 NEX》のスピードアタッカー付与能力のおかげでタップ能力を即座に使うことができる。
《マッハ・ルピア》がいるのであれば《時空の剣士 GENJI・XX》を出してやれば《GENJI・XX》もスピードアタッカーとなり覚醒条件を即達成することができる。覚醒した《剣豪の覚醒者クリムゾン GENJI・XX》は場持ちがよく、離れる時にファイアー・バードがめくれれば場に留まるのでこのデッキとよく噛みあっている。

他の狙い目としては《ピッチュ・アイニー》《ポップ・ルビン》。《ピッチュ》はフレイム・コマンド、《ポップ》はドラゴンを起き上がらせるクリーチャーだが《爆竜 NEX》はどちらの種族も持っているので能力を最大限に活かせる。
《爆竜 NEX》をアタックトリガーを再び使用しさらにファイアー・バードを呼び出すといったことも可能になるのだ。
どちらを優先していれるかだが、《ピッチュ》はパワーが2000なので場持ちが良い方で、単体でスピードアタッカーを持つので腐りにくいがやや重い。《ポップ》はパワー1000なので除去に滅法弱いが、コスト2と軽くこのデッキ内では2ターン目に行えることがないので素出ししやすい。

《キャプテン・ドラッケン》軸

主要カード

候補カード

ドラゴン兼、ファイアー・バード
《ストライク・アメッチ》W・ブレイカー。cipでシールドを2枚回収

安定して《キャプテン・ドラッケン》の能力で3体以上引き当てるために、最低でもデッキの24枚、出来れば30枚前後はファイアー・バードで固めたいところ。

とにかく《キャプテン・ドラッケン》召喚しなければ始まらないが、元々ファイアー・バードドラゴンは相性が良いため召喚は容易。
特に《ラブ・ドラッチ》などのコスト軽減《ゴーゴー・ジゴッチ》によるサーチを駆使すれば4ターン目に進化させることも可能。

主なパターンは以下の通り。

  1. 《ブルース・ガー》《ラブ・ドラッチ》→《ラブ・ドラッチ》(3ターンパターン)
  2. 《ラブ・ドラッチ》→《ラブ・ドラッチ》or《フレフレ・ピッピー》or《コッコ・ルピア》
  3. 《一撃奪取 トップギア》《燃えるメラッチ》or《フレフレ・ピッピー》or《コッコ・ルピア》
  4. 《ラブ・ドラッチ》→《ラブ・ドラッチ》→《ゴーゴー・ジゴッチ》サーチ
    ちなみに《ヘブンズ・フォース》を利用して最速3ターン目での召喚を狙うルートも存在するが、文明が入るため安定性に欠ける。

また、S・トリガーで登場した《イーグル・バトッチ》《ショーブ・アイニー》《カモン・ピッピー》で呼んだコスト6以上のサイキック・クリーチャードラゴンマナ武装5を達成した《ミスター・アメッチ隊長》などを《G・アイニー》タップ能力破壊するといった手段も考えられる。中でも《ミスター・アメッチ隊長》は自前でスピードアタッカーを持っているため《ドラッケン》が手札にあれば自爆特攻で手軽に出せる。
その他、《ドギラゴン・エントリー》ならシールド回収で革命2の条件に近づけつつコスト踏み倒しが可能。

《キャプテン・ドラッケン》の能力で真っ先に呼び出したいファイアー・バードは他のクリーチャースピードアタッカー化する《ボルコフ・紫苑》。次点で手札補充能力を持ちW・ブレイカー《翔竜提督ザークピッチ》《勝利のリュウセイ・カイザー》などのサイキック・クリーチャーを呼び出す《カモン・ピッピー》
また展開されたファイアー・バードや余ったマナ次第では2体目の《ドラッケン》や《超竜Bクリムゾン》召喚も視野に入る。

  • 公式対戦動画のデュエマチャンネルカップにてアニメVSRF代表として出場したホカベン役の菅原雅芳氏がこのデッキを使用。コロコロチャンネル代表のナガオ仮面戦とデュエマTV!!代表の開発主任K戦の2試合で使用し、いずれも勝利を収めている。なおその時使用されたデッキは公式サイトにて公開されており、レシピは以下の通り。

《パーロック・スマイリーストーリー》軸

主要カード

候補カード

《刀の3号 カツえもん剣》味方1体をスピードアタッカーに。革命チェンジ持ち。
5枚目以降の《ワルキューレ・ルピア》として
《ボルコフ・紫苑》他のクリーチャースピードアタッカー
《フェアリー・ライフ》マナ加速。類似カードの採用も可
《電脳鎧冑アナリス》
《眼鏡妖精コモリ》3ターン目のマナ加速。多色でマナ基盤となり、使用後にクリーチャーが残るのも利点
《ビシット・アメッチ》ウルトラ・セイバーで《ワルキューレ・ルピア》を守る
《アクア・ティーチャー》【バニラビート】でおなじみ。手札を増やしてキーカードを集めまくる
《ドンドン吸い込むナウ》防御札。《スマイリーストーリー》と《ワルキューレ・ルピア》のサーチにも役立つ
《終末の時計 ザ・クロック》防御札。確実にそのターンを凌げる。返しのターンにクリーチャーが残るのも利点
《パーロックJr./新たなる旅立ち》防御札。《スマイリーストーリー》でクリーチャー面を踏み倒せる

DMEX-12で誕生した型。
《パーロック・スマイリーストーリー》でバニラバードを踏み倒しまくるのが目的。

主に自然の三色を中心に組まれ、《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》によりタッチでが入る。
《翔天魔獣ギガッピ》《天災 デドダム》を投入する為にを加えられる事も。

基本の動きは
2ターン目マナ加速 → 3ターン目バニラバード → 4ターン目《スマイリーストーリー》
もしくは、
2ターン目《ノッピィ・ルピア》 → 3ターン目マナ加速 → 《スマイリーストーリー》

この様にして、バニラバードから《ワルキューレ・ルピア》に革命チェンジすることで手札にバニラを抱えつつ、ファイアー・バードをSAにして1ショットキルを仕掛ける。
また、《ワルキューレ・ルピア》がいなくても《刀の3号 カツえもん剣》がいればその枚数だけ追加攻撃が可能。


ファイアー・バードは古参種族であり、種類がとても豊富である上、革命編でのファイアー・バード炎ゴッド・オブ・アビス以降のアーマード・ファイアー・バードなど、長期に渡ってプッシュされている種族の一つである。
そのため今後も優秀な新規が出続ける可能性は高く、新たなファイアー・バードが出るたびに強化されると言えるこのデッキも将来性に期待が持てる。
「サポート種族であったファイアー・バードをメインにして実用性のあるデッキを組める」という点で、古参プレイヤーにも一定の人気がある。

参考