頂上(ちょうじょう)連結(れんけつ) ロッド・ゾージア5th(フィフス)

頂上連結 ロッド・ゾージア5th SR 光/火文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/ソニック・コマンド 11000
自分のマナゾーンに光または火のカードが合計5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
EXライフ
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。次の相手のターン、相手はクリーチャーを1体しか出せない。

DM23-EX2で登場した/ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/ソニック・コマンド

条件付きで7マナから3軽く召喚できるスピードアタッカー/W・ブレイカーで、cipでおおむね10500相当の火力《キャンベロ <レッゾ.Star>》と同じロックをかける。

ディスペクターなのでEXライフもある。

その《キャンベロ <レッゾ.Star>》が様々なデッキで活躍したのがビートダウンにおける「相手に1体しか出させない」効果の強さの証左で、さらにEXライフで場持ちも良い。
残念ながら疑似的な4マナであり、《Re:奪取 トップギア》から《GOOOSOKU・ザボンバ》のような2→4で繋がる中軽量バイク感覚では使えないが、チャージャー1枚で4ターン目に発進が可能な程度には軽い。
ドラゴン軸なら(白赤緑はややマイナーだが)《メンデルスゾーン》により3ターン目に召喚できる。3ターン目のチャージが色事故で多色を置いていたとしても、支払いに必要なマナは4なので召喚できる。

非進化なので、出せばボードアドバンテージを増やせるのが《キャンベロ <レッゾ.Star>》との違いで、「1体しか出せない」効果を頼りに溜める立ち回りも得意。《キャンベロ <レッゾ.Star>》侵略せず素召喚して棒立ち(言い換えればシールドブレイクせずにロックを狙う)というプレイングは苦手だった。

《轟く侵略 レッドゾーン》とは違い「自身をコスト踏み倒しできない」「選ぶ処理がある」「破壊できるパワーに上限がある」という3つのデメリットがあり、アンタッチャブルや規格外のパワーには弱いものの、裏を返せば「召喚扱いで登場しながら《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》のような嫌なメタクリーチャーをピンポイントで焼ける」メリットでもある。

EXライフの耐性は失うが、スピードアタッカーを持つコマンドなので《轟く侵略 レッドゾーン》等の侵略元としての運用もできる。この際カード指定除去《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》効果で退化し元の姿に戻らない限りシールドとの紐づけもなくなるため、普通のシールド追加された盾として機能するようになる。
2打点を下敷きにしたら3打点を重ねてたとしても打点の伸びはイマイチだが、cipのメタ焼きや展開制限効果が役立つのがメリット。

また侵略革命チェンジ使用宣言がしやすい種族のため、先に《アカシック・ファイナル》を重ねてEXライフ耐性を強制的に無効化させてから《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》に入れ替えるといったテクニカルな動きも可能。

侵略革命チェンジのセット運用なら《轟く革命 レッドギラゾーン》も当然候補。その場合のEXライフ消し要員は、cip目当てに《熱き侵略 レッドゾーンZ》《覇王る侵略 ドレッドゾーン》あたりが良さそうである。

繰り返して出して強いドラゴンということで《燃える侵略 レッドギラゴン》の下敷きにし、pigで再登場させても優秀。進化元の仕込みの手間が減らせる。

環境において

登場初日、マナを用意できる型の【ドルマゲドンX】カウンター封じとして採用された。

登場2日目には、【白青赤ロージアミラダンテ】からかつての主軸であったこのクリーチャーの合成元である《真・龍覇 ヘブンズロージア》を追い出しつつ《未来の法皇 ミラダンテSF》を事実上のメインフィニッシャーとした【白青赤ゾージア】なるデッキCS(オリジナル)準優勝を果たした。
同日、【白ガイアッシュ覇道】でもCS優勝した。

アドバンスでは登場2日目に【白青赤緑ドラグナー】での3位入賞を果たしている(ただし32人規模のチャンピオンシップ)。登場7日目には、【5色バラモルド】におけるワンショット失敗時の保険として採用され、アドバンスのCS(ただし32人規模)で優勝。

特に【白青赤ゾージア】では、《ギャラクシー・チャージャー》で潤した手札から《聖霊龍騎サンブレード・NEX》を射出して《未来の法皇 ミラダンテSF》革命チェンジし、諸々の呪文で展開しつつ大量展開メタ能力で相手を牽制する動きが強力。大量展開メタ能力で十分蓋ができるため、最速でごり押ししても問題ない。後続が防御札や返しのターン手打ち呪文などで除去や足止めを食らっても継戦力が高いのでまた攻撃して再展開すれば問題ない。生半可なメタカードは《「オレの勝利だオフコース!」》で吹っ飛ばせる。1ターンで足りなければこれを含めた豊富な妨害手段を2ターン3ターンと投げ続ければ縛り切れる。

発売2週間程度が経過すると、徐々に【白赤カウンター】のフィニッシャーとしても実績を残すように。《聖魔連結王 ドルファディロム》で相手の盤面を一掃すれば、たとえこちらの盤面を更地にされて追撃クリーチャーを出されても、展開制限と革命0トリガーの相乗効果で1ターンを原則確実に凌げる。

発売3週間後のアドバンスでは【白黒赤ドルマゲドン】での上位入賞が確認された。色の配分上自己コスト軽減は安定して機能するとは限らないが、《鬼寄せの術》《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》で5コストまで下がるため、フィニッシュの段階で使う分には特別重くはない。偶に自己コスト軽減が機能する状況になれば、《FORBIDDEN SUNRISE 〜禁断の夜明け〜》と合わせてわずか2コストで出せる。因みに《最終龍覇 グレンモルト》やこのクリーチャーのフィニッシャー性能が余りに高いため、《魔光神官ルドルフ・アルカディア》とそのセットの進化クリーチャーはそちらのレシピには採用されなかった。

ドラゴン基盤では運が良ければ最速3ターン目に着地させることが可能であり、先攻なら【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】の3ターン目の理想ムーブの前にも蓋をすることが可能。

【白ガイアッシュ覇道】では《最終龍覇 ロージア》で呼び出せる《始原塊 ジュダイナ》とも好相性。膠着状態でリソースクリーチャーマナが溜まっている時に10マナで《最終龍覇 ロージア》+《始原塊 ジュダイナ》マナ召喚コスト軽減込みのこちら、と動けば、不意のタイミングでフィニッシュできる。そもそも火を含む多色であり初手マナチャージも少なくないカードなので、その時点でマナ召喚はあれば助かる。

除去は【白ガイアッシュ覇道】ミラーマッチ《流星のガイアッシュ・カイザー》に特に刺さる。そちらの足止めは放置すると厄介なので、こちらの除去はあると無いとでは全然違う。

2024年1月中旬時点ではこの頃になると【白赤カウンター】での採用がメイン。そちらのデッキでは先攻を取れば多くのデッキの4ターン目のビッグアクションを未然に封じることができる。
アドバンスでは【白青赤ゾージアミラダンテ】は旬を過ぎているが、【白黒赤ルドルフドルマゲドン】ではマナ基盤の役割も込みでフル投入されている。

DM24-SD1DM24-SD2DM24-SP1発売当日、これを軸の1つとしつつ《禁断の轟速 ブラックゾーン》への侵略《轟く革命 レッドギラゾーン》への革命チェンジを取り入れ、《パンドラの記憶》《超次元の王家》の基盤を採用し、《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》《オリオティス・ジャッジ》《S・S・S》など色の合う防御札をいいとこどりにした【白青赤バイク】なるデッキが116人参加規模のオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞。

DM24-RP1期になると、【速攻】であったはずの【赤白ドギラゴン閃】ですらこれなどを採用した後ろ寄せ構築に歪められている。

《王道の革命 ドギラゴン》の登場を機に【白赤緑モルトNEXT】が登場すると、ワンショット失敗時の保険として《爆熱王DX バトガイ銀河》で呼び出されるようになった。《爆銀王剣 バトガイ刃斗》呼び出しプランの場合は、これを呼び出すと丁度ワンショットの打点が足りる上に、適当なブロッカーなら火力で吹っ飛ばせるのが大きい。《王道の革命 ドギラゴン》の登場近辺の環境では、並べないとゲームにならないデッキが多く、これでのロックが意味をなさないほどカウンター札が厚いデッキが少ないため、こうした背景からも活躍できているのである。

  • 殿堂ゼロデュエルでは登場以降【白青赤鬼羅.Star】に使われる。高出力のフェアデッキ系ビートダウンや《飛翔龍 5000VT》が環境に進出した2024年時点の環境で生き残るために、【白青赤鬼羅.Star】以外デッキでは食指が伸びづらいこのカードにスポットライトが当たったということである。おかげで同時点で【白青赤鬼羅.Star】は環境下位程度の力はある。

その他

2017年10月に開催されたDMGP-5thの決勝戦にて対戦した【ロージアミラダンテ】【レッドゾーン】の主要カードである《轟く侵略 レッドゾーン》《真龍覇 ヘブンズロージアを合成した『連結』ディスペクター。

+  合成元との関係

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM23-EX2
    そこにあったのは、デュエマの本質、突然の逆転劇。 ― DMGP5th 決勝戦より
  • DMART-19
    よくぞ我が導きに従い4大天使を倒した……では彼らを統べし5番目の大天使……わたしが最後の相手だ。

収録セット

参考


類似能力を持つカードの公式Q&A

  • 5つ目の能力について

Q.《キャンベロ <レッゾ.Star>》を出した次のターンに、相手は《ヘブンズ・ゲート》を唱えて、ブロッカーを2体バトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、1体しか出せません。
引用元(2021.9.24)

Q.《キャンベロ <レッゾ.Star>》を出した次のターンに、相手は《∞龍 ゲンムエンペラー》をバトルゾーンに出しました。《キャンベロ <レッゾ.Star>》の能力は無視されますが、相手はそのターン中、2体目のクリーチャーをバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。《キャンベロ <レッゾ.Star>》の「出た時」の能力はすでに効果として解決されています。能力を無視したとしても、解決されてゲームに影響を及ぼしている効果を無視することはできないので、2体目のクリーチャーは出せません。
引用元(2021.9.24)

Q.前のターンに相手が《キャンベロ <レッゾ.Star>》を出し、このターン自分はクリーチャーを1体しか出せない状況です。
この状況で自分が《ドラン・ゴルギーニ》を出した場合、自分はこのターン中、さらにクリーチャーを出せますか?
類似例:《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》
A.《ドラン・ゴルギーニ》が出た時の状況によります。
自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが他に2つ以下しかなく、《ドラン・ゴルギーニ》がタマシードとして出た場合、クリーチャーを出した扱いにはなりません。そのため、この状況ではさらに1体追加でクリーチャーを出せます。
自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが他に3つ以上あり、《ドラン・ゴルギーニ》がクリーチャーとして出た場合、《キャンベロ <レッゾ.Star>》の効果により、その後、クリーチャーは出せなくなります。
引用元(2022.9.28)