【ガントラビート】 (デュエプレ)概要《ガントラ・マキシバス》による序盤のシールドブレイクから、《ガルベリアス・ドラゴン》など中型クリーチャーに繋げる中速ビートダウンデッキ。 《運命の選択》と《ガントラ・マキシバス》のアタックトリガーのシナジーのため、必ず火と自然の2色が入り、そこに《居合のアラゴナイト》や《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》を入れることで《運命の選択》の性能が最大限に発揮される白赤緑の3色は必然的に含まれる。 ワンショットではないビートダウンだと、相手の手札に除去札やブロッカーを与えてしまうのが弱点だが、《ガルベリアス》や《霊翼の宝アルバトロス》などがその弱点を見事に穴埋めしてくれる。 《ガントラ・マキシバス》のマナ加速により、ビートダウン向けのカードなら多少重めでもたいてい組み込めてしまう拡張性の高さも魅力のひとつとなる。
主要カード🉑……コスト3以下の進化でない自然のクリーチャー
以前の環境の準必須カード
候補カード※主要カードの時点でコスト3以下の進化でない自然のクリーチャーの2枠が埋まっているため、探索の運要素をなくすにはあと1種だけを選抜すること 共通の候補カード
黒抜き4色(白赤緑+青)時の候補カード
青抜き4色(白赤緑+黒)時の候補カード
5色時の候補カード
タッチ【ボルシャック・NEX】型
このデッキの回し方《ガントラ・マキシバス》で攻撃しながらマナブーストし、中型クリーチャーに繋げる。 長所《ガントラ・マキシバス》のパワー4000が優秀で、《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》や《ファントム・バイツ》などの速攻対策に強い。 主要カードである《ガントラ》は《選択》と合わせて実質8枚体制、各種中型スピードアタッカーも8枚以上入ることがざら。 スピードアタッカーが多く、5ターン目ごろからの中型W・ブレイカーの連発は相手への圧力が大きい。 極端な話、デッキ内のコンボは「《ガントラ》から中型スピードアタッカーに繋ぐ」だけであり、かつ必須カードと呼べるのは《ガントラ》《選択》《アラゴナイト》《ガルベリアス》(と《ジャック・アルカディアス》)だけなので、デッキ構築の幅が非常に広い。 《超神星 DEATH・ドラゲリオン》により克服した、かつての弱点【ヘブンズ・ゲート】のようなデッキが相手の場合、1度でも発動されると確定サーチができない《衝撃のロウバンレイ》頼りとなってしまう。 《ディオーネ》がいたらスピードアタッカーが、《霊騎ラファーム》がいたら《烈流神》(烈神アギョウに反応)を含めたほぼすべてのいきなり殴れるクリーチャーで出たターンの攻撃を禁止されてしまう。 《霊騎ラファーム》を無理なく採用できる【アーク・セラフィム】は苦手な相手。 ところが、《DEATH・ドラゲリオン》登場後は《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》以下のパワーは全滅できるようになったので克服した。《護りの角フィオナ》も《勇猛護聖ウォルポニカ》など取り巻きのブロッカーを全消滅させつつ殴り返しで破壊できる。《DEATH・ドラゲリオン》は《ディオーネ》の速攻メタも効かない。 短所シールドを積極的にブレイクする必要があるため、相手の手札が潤う瞬間が存在する。 マナブーストの依存度がかなり高い。素出し《ガントラ・マキシバス》、《運命の選択》経由《ガントラ》、《フェアリー・ライフ》の12体制にはできるが、手札事故が重なれば多色の多さでろくにカードをプレイできない可能性がある。 序盤の《霊王機エル・カイオウ》はかなりの天敵となる。《ガントラ・マキシバス》が攻撃しないとマナが伸びず、マナを伸ばすために捨て身の攻撃をすると、結果として《フェアリー・ライフ》と同じ手札1枚消費で1ブーストにしかなっていない。ただし、《ガルベリアス・ドラゴン》は水文明である《エル・カイオウ》に反応してブロックされなくなるので、逆利用ができる可能性はある。 速攻で相手のシールドを0にして、今引きスピードアタッカーでフィニッシュというのが目標なので、《腐敗聖者ベガ》や《英霊王スターマン》などのシールド追加手段を持つデッキには苦戦を強いられるだろう。 相手に盤面制圧された後に《聖鎧亜キング・アルカディアス》を出されると、脱出手段が非常に限られてしまう。 序盤の《ガントラ・マキシバス》のパワーは確かに頼りになるものの総合的なパワーは物足りない部類。 環境においてDMPP-09期、スペル・デル・フィンカップにおいて上位プレイヤーが使用していたことで突如として脚光を浴びた。この時ユーザー間で広まったレシピは白赤緑型の《ボルシャック・大和・ドラゴン》を採用したものであった。 DMPP-09EX期においては、コントロールデッキや《暗黒凰ゼロ・フェニックス》が多く存在しており、それらにはトリガービート特有の大量S・トリガーは無関係にビートダウンするはめになるということも少なくなかった。 DMPP-10期では、【武者・ドラゴン】対策として増加した《聖鎧亜キング・アルカディアス》を意識して、召喚ロックをすり抜けられる《霊翼の宝アルバトロス》、《キング》を除去しうる《デーモン・ハンド》、パワーカードの《竜極神》を組み込んだ黒入り4色が主流となった。 DMPP-10EX期においてはサムライメタとして《邪眼銃士アレクセイ候》を採用した黒入り4色型が主流になっている。 DMPP-11期では、《超神星 DEATH・ドラゲリオン》と《不浄の魔人ジャラ》を使い《破壊龍神》や速攻への耐性を高めた黒入り4色型がメジャーとなっている。一時期流行した《蒼狼の始祖アマテラス》を入れた青入り4色型は、パワーカードの少なさからすぐに人気を失った。 DMPP-12期では《霊騎コルテオ》、《オリジナル・サイン》の2種を獲得。パワーカードの多さこそ黒入りに劣るが、豊富な受け札と安定した動きを両立させた青入り4色型が流行した。 DMPP-14期ではAll Divisionでしか使用できなくなった。一方で非常にビートダウン性能の高い《爆竜 GENJI・XX》を獲得し、再び白赤緑が主流となった。好みと環境に合わせて軽量サイキック・クリーチャーや超次元呪文も採用される。 DMPP-23期では、まさかの再録でNew Division復帰を果たした。かねてより登場していた《龍覇 グレンモルト》、デッキの発祥時期とナーフ時期の関係で全盛期には試す時間が足りなかった《連珠の精霊アガピトス》など、《ガルベリアス・ドラゴン》のリペアパーツを駆使すれば十分組める。 その他かつて存在していた【驚天トリガービート】から《驚天の超人》や《勇騎聖者ジェット・アール・イー》を抜き、代わりに《ガントラ・マキシバス》や《ボルシャック・大和・ドラゴン》などのスピードアタッカーを入れたような構成を取る。 元となったデッキがトリガービートなだけに、このデッキもトリガービート寄りではあるものの、《驚天の超人》が抜けたためS・トリガーの依存度はそちらより下がっている。 かつては1枚もスーパーレアが採用されない安価デッキという特徴があったが、環境の変化などで《竜極神》や《超神星 DEATH・ドラゲリオン》などが採用されるようになっていった。 公式4コマ漫画であるデュエマシティの日常特別編においては、その汎用性の高さがネタにされている。 参考タグ:
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