予言(よげん)のイザナイ コットン》

予言のイザナイ コットン VR 光文明 (5)
クリーチャー:ライトブリンガー/オラクル 2000
自分のターン中、最初のカードを引いた時、カードの名前を1つ言う。その後、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがそのカードなら、コストを支払わずに使ってもよい。
エスケープ(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない)

DMEX-18で登場したライトブリンガー/オラクル

自分のターン最初にドローした時、その下のカード名を言い当てる事が出来ればそれをコスト踏み倒しプレイできる能力と、エスケープを持つ。

山札の上から2枚目を特定することができるカードと相性がよい。
例えば《コットン》がいる状態で、

が挙げられる。

+  山札の上から2枚目に仕込むことができるカード群

逆にいうと、このようなカードの仕込みをしなければ当たる確率はめっぽう低く、強力なcip等も無いため単体ではお荷物になりがちである。
そのため、5コスト準バニラの《コットン》を①出した後、②カードの仕込みを行い、③ターン初めに踏み倒す…という3ステップが《コットン》を使う上で必須となるだろう。

身も蓋もない話をすると、クリーチャー呪文といったメジャーでコスト踏み倒しの層が厚いカードタイプなら別の方法があるだろうし、踏み倒し手段の不遇なカードタイプを高速で使いたい場合ですら、逆立ちしても《マーシャル・クイーン》《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》から暴発した速度に勝てない。
超大型かつヒストリック・フィールドというほとんどサポートカードがない《完全水中要塞 アカシック3》が登場した際にも《予言のイザナイ コットン》が発掘されないあたり、なかなか使いこなすのは骨が折れるクリーチャーだろう。

デュエル・マスターズ プレイスでは

予言のイザナイ コットン VR 光文明 (5)
クリーチャー:ライトブリンガー/オラクル 2000
自分のターン中、最初のカードを引いた時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から1枚を選ぶ。それが山札の一番上のカードと同じ名前のカードであれば、コストを支払わずに使う。(カードはランダムな順番で表示される)
破壊される時、パワーが0より大きければ、かわりに自分のランダムなシールド1つを手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。(この効果は、各ターン中1回のみ発動する)

DMPP-21で実装。

カード名の宣言を伴うDCGで再現しづらい個所は《時空の賢者ランブル》と同様に、提示された数枚のカードから正しく選ぶ能力になった。
エスケープキーワード能力ではなくなり、パワー低下以外で破壊されるときにターン1かつ強制でランダムシールドを戻す効果となった。

正しいカードを選べなかった場合、正解のカードが表示された後に5枚のカードは山札の元の位置に戻る。
山札操作などをしない限り正解のカードは次のターン開始時にドローするカードとなるため《時空の賢者ランブル》のように2ターンかけて確実に成功させることはできないが、次ターンに候補として表示される5枚のうち前のターンに無かった1枚が山札の5番目のカードであることは明白であるため、次ターンの正解は4択に絞ることができる。宣言に成功した場合は当たったカード+ドローしたカードが候補から減るため3択、ドローソース等で山札の上から2~3枚をどかしてしまえば確定で当てることも可能である。
ただし注意点として、候補となった5枚のカードの情報はログに記録されないため、自分の頭で記憶しておく必要がある。

  • TCG版では数十枚の山札から言い当てる必要があり、運だけで言い当てるなら10×4構築であっても成功率は低い[2]。そのため、山札操作や山札確認を組み込む必要があった。
    こちらは、山札操作をせずとも最低20%の確率で当てられるうえ、同名カードが複数枚捲れればかなりの確率で使うことができるようになった。
  • 踏み倒し効果が強化された一方でエスケープは三重もの弱体化を受けていて、シールド・フォース、シールド操作、などとの相性が悪くなっている。

仕様

環境において

TCG版よりノーサポートで当たる確率は高くなったももの、それでも山札の上から閲覧できる5枚に重複がなかった場合には初回80%で不発に終わると全く割に合わない。結局1ターンのラグはあるため、それならコストが1上の《ホーガン・ブラスター》《ミステリー・キューブ》を使えば良いだけの話である。
システムクリーチャーのこちらは1枚で2枚以上にアクセスできる可能性はあるが、攻めのインフレで《予言のイザナイ コットン》を出してから3ターン以上安定して粘る耐久型ガチャデッキは組むことは困難で、遅効性のこのカードは敬遠されている。

似非エスケープで除去されにくい打点として考えても、常時デメリットなしでパワー低下以外で離れない《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》がいる。悲しいことにオラクルという共通点があるため《マントラのイザナイ カリーナ》など光臨として出す先としてもライバルがある状態である。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.自分がターン中最初のカードを引いた時、《予言のイザナイ コットン》の「自分のターン中、最初のカードを引いた時」の能力でカード名を1つ言う前に、《斬龍電融 オロチリュウセイ》の常在型能力「自分のターン中、自分の山札の上から1枚目をいつでも見てもよい。」によって、山札の一番上のカードを見れますか?
類似例:《ラグーン・マーメイド》
A.はい、見れます。見ているカードの名前を指定して、言ったカードをコストを支払わずに使えます。
引用元(2022.02.18)

Q.ターンの開始時に引いたカードが「ビビッドロー」を持つカードでした。《予言のイザナイ コットン》の「自分のターン中、最初のカードを引いた時」の能力を使った後で、「ビビッドロー」を使うかどうか選べますか?
A.いいえ、「ビビッドロー」を使いたい場合、《予言のイザナイ コットン》の能力を使う前に「ビビッドロー」の使用宣言を行う必要があります。使用宣言を行う前に《予言のイザナイ コットン》の能力を使ってしまった場合、能力の使用宣言を行うタイミングを過ぎてしまっているので、後から「ビビッドロー」を使うことはできません。
「ビビッドロー」は使用宣言が必要な誘発型能力ですので、その能力が誘発したタイミングで、他の能力の解決を始める前に相手に見せ、使用を宣言する必要があります。

+  (総合ルール 603.2e)

引用元(2022.02.18)

Q.《予言のイザナイ コットン》の効果でツインパクトカードの名前を指定する場合、その両側の名前を指定できますか?
A.ツインパクトカードのカード名を言う場合、そのどちらかの名前のみを言うことになります。
例えば、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》の場合、《奇石ミクセル》《ジャミング・チャフ》としてのみ指定できます。
引用元(2022.02.18)

Q.《予言のイザナイ コットン》の「自分のターン中、最初のカードを引いた時」の能力でカードの名前を《エターナル・ブレイン》と言いました。その後、表向きにしたカードが《エターナル・ブレイン/ブレイン珊瑚の仙樹》だった場合、自分はこれを《ブレイン珊瑚の仙樹》としてコストを支払わずに使えますか?
A.いいえ、使えません。ツインパクトの片側が言ったカード名と一致していた場合は、その一致している側のみコストを支払わずに使えます。
引用元(2022.02.18)

Q.《予言のイザナイ コットン》の「自分のターン中、最初のカードを引いた時」の能力でカードの名前を《「正義星帝」》と言いました。その後、表向きにしたカードが《「正義星帝」 <ダンテ.Star>》だった場合、コストを支払わずに召喚できますか?
A.いいえ、召喚できません。《予言のイザナイ コットン》の「自分のターン中、最初のカードを引いた時」の能力は、名前が完全に一致していなければ使えません。
引用元(2022.02.18)


[1] しゃば氏のツイート
[2] 手札等の既知の情報を使うことで多少は絞ることもできる
[3] 《愛の無限オーケストラ》のQ&A