ヒラメキ・デュエル

デュエル・マスターズ プレイスSPルールレギュレーションのひとつ。
両プレイヤーが《ヒラメキ・プログラム》を彷彿とさせるレジェンドスキルを得た状態でデュエルする。

公式ルールからの変更点

仕様

第1回レンタルデッキ

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ヘブンズゲート

-ヘブンズ・ゲート-
《ヘブンズ・ゲート》のデッキだ!
手札を増やしながらゆったりと構えて、カウンターで勝とう!

光水自然ビートダウン(オリジン)

-光水自然ビートダウン(オリジン)-
《オリジナル・ネイチャー》を中心としたオリジンデッキだ!
コストの高いクリーチャーを早出しして一気に有利になろう!

火光速攻

-火光速攻-
序盤から低コストクリーチャーを出して、
どんどん変身させてシールドをブレイクしよう!

構築論

cipでアドバンテージを稼げるクリーチャーや、スピードアタッカーで出たターンに最低限削りの仕事を終えられるクリーチャーがよい。

一方、自分のターンに出したクリーチャーは強制変身してしまうため、《コッコ・ルピア》などターンをまたぐシステムクリーチャーは役に立たない。《バルケリオス・ドラゴン》自体はルールと相性が良いが、【アポロヌス・ドラゲリオン】が得意としていた4ターン目《バルケリオス・ドラゴン》の連続召喚は再現性がない[1]

ターンを跨いでの進化が困難で、かつ仮に出せたとしてもターン終了時には通常のクリーチャー変身してしまうため、進化クリーチャーは扱いづらい。ただし《ダイヤモンド・ブリザード》《火ノ鳥カゲキリ》等、進化速攻が狙いやすく、かつ出たターン中に十分な仕事をしてしまえるならその限りではない。
通常環境でも《神歌の星域》で1ターン中に進化までこぎつける【エンペラー・キリコ】も運用性は悪くない。

名目コストの割に場に出しやすいクリーチャーを採用するのは面白いが、《絢爛の超人》などでは変身にしか役割がなく、ハズレで終わると大損なので安易な採用はできない。
後述する通り【ヘブンズ・ゲート】は例外的にこのルールに適性がある。

第1回開催時点(DMPP-15)で、《超次元ギャラクシー・ホール》からコスト9を出せば、抽選先が《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《グラディアン・レッド・ドラゴン》のみとなる。

ミルザムキャンセルはルール上禁止制限だが、《ツクモ・スパーク》《薔薇の使者》の「離れた時」キャンセルは許可されている。

上述のように《奇跡の精霊ミルザム》はデッキに採用できないが変身先にはなりうると公式にアナウンスされており、cipの使えないミルザム=除去されれば敗北必死である。しかし9マナには《光神龍スペル・デル・フィン》《ボルシャック・クロス・NEX》《大河聖霊エル・ドラード》といった強力なクリーチャーも存在するため、8マナからの変身はかなりのギャンブルといえる。なお第1回開催時点で9マナの非進化・非サイキック・非ゴッドクリーチャーは15種類である。

相手が採用していない文明持ちになったスキを狙えるバウンス《コーライル》はルールと噛み合っている。
《ストリーミング・ビジョン》《インビンシブル・テクノロジー》意識で青単にして、《ルナ・コスモビュー》連打からの変身でフィニッシュを狙う構築も見られる。

【ヘブンズ・ゲート】

自分のターンに唱える《ヘブンズ・ゲート》で出す大型ブロッカー、特にcip持ちの《血風聖霊ザーディア》は、強いクリーチャーになる可能性が高いので、名目コストの割に場に出しやすいクリーチャーを出す戦術としてオススメできる。
さらに、相手ターンに出せればクリーチャーは変身しないため、S・トリガー《ヘブンズ・ゲート》からの《大河聖霊エル・ドラード》など受けも堅い。

【バルガライゾウ】

第2回時点では、ランクマッチで使っている【ライゾウ】が無改造で普通に戦える。
ルール上《デュエマの鬼!キクチ師範代》《ウソと盗みのエンターテイナー》といった、メタクリーチャーが存在できないため、ランクマッチ以上に適性がある。

純粋に5ターン目ごろに走り出せば変身の上振れ・下振れを楽しむ間もなく基本的にワンショットでゲームが終わる。オールタップで1ターン延命されても別のクリーチャーに変わるので一応は特有のルールを利用できているが、高コスト軍団の変身を見て受け側がカウンターするのは至難の業。《終末の時計 ザ・クロック》で延命されれば、それはそれで《永遠のリュウセイ・カイザー》《光神龍スペル・デル・フィン》など常在型能力持ちおよびブロッカーがターン終了時に別のクリーチャーになる処理がスキップされ居座れる。

S・トリガー【カウンターマッドネス】

前提として《血風戦攻リドロ》《闘竜麗姫アントワネット》は出しても変身してしまうので使えない。

【バルガライゾウ】という対策困難な相手でも、《霊騎秘宝ヒャックメー》が登場すれば即死打点でカウンターできる。
《ヒャックメー》4枚では足りないのなら《インフェルノ・サイン》《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》or《新世界 シューマッハ》などオールハンデスの踏み倒しを狙いたい。

なお、《龍世界 ドラゴ大王》《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》《霊騎秘宝ヒャックメー》などディスカードcipが止められてしまうと基本的に勝ち目はなくなる。
《エマージェンシー・タイフーン》といった《ワルド・ブラッキオ》をすり抜ける呪文効果そのものでは、よっぽど運が良くないと5打点+ダイレクトアタックにクリーチャーの数が足りない。勝ち筋は4枚以上《エマージェンシー・タイフーン》や《支配からの開放》でリーサル可能な数を踏み倒してジャスキルする程度。

速攻・中速ビートダウン

序盤から、出たターンに最低限のアドバンテージを稼ぐクリーチャーを連打し、変身の試行回数を稼ぐタイプ。

軽量クリーチャーは《予言者シュウ》といった「単体では《凶戦士ブレイズ・クロー》メタか、緊急時のチャンプブロック要員」にしかならないクリーチャーでも、コスト2のバニラ以上に強化されることが期待できる。通常の運用通り《火ノ鳥カゲキリ》の進化元に使っても、それはそれで十二分の働きとなる。

《青銅の鎧》《霊騎幻獣ウルコス》などのパワーは低いcip持ちも、大抵はそれよりパワーの高いクリーチャーへと変化してくれる。

欠点は、このルールで流行している【ヘブンズ・ゲート】に弱いことだろう。毎ターンクリーチャーが変身するため、コスト9の大型ブロッカーが非ブロッカーの《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》または《グラディアン・レッド・ドラゴン》になったせいで、《爆竜 GENJI・XX》《熱刀 デュアル・スティンガー》といったブロッカー破壊が対策にならないという場面も多々ある。

参考


[1] 《ホーガン・ブラスター》などで相手ターン中に《コッコ・ルピア》を出しておいたり、適当なクリーチャーが変身した結果が《コッコ・ルピア》《ペッペ・パイン》であることなどが要求される。