【シノビドルゲーザ】【ドルゲーザ】の発展形であり、《剛撃戦攻ドルゲーザ》と各種のシノビを組み合わせたデッキ。
マナブーストやシンパシー元となるアースイーターまたはジャイアントを展開していく点は通常の【ドルゲーザ】と同じだが、《土隠雲の超人》を媒介として、シノビを攻守共に活用している点に特徴がある。 採用される主なシノビとしては、除去および追加のフィニッシャーである《威牙の幻ハンゾウ》、味方または自身をブロッカー化する《光牙忍ハヤブサマル》、ハンデス対策である《斬隠蒼頭龍バイケン》などが挙げられる。 ジャイアントの強力なサポートクリーチャーである《西南の超人》の登場により、最短4ターンという早さで《剛撃戦攻ドルゲーザ》を召喚することが可能となった。これにより、シノビドルゲーザは高い展開力、ビートダウン耐性を持ち合わせる優秀なデッキタイプとして成立した。 戦国編環境当時としては《光牙忍ハヤブサマル》、《威牙の幻ハンゾウ》、《斬隠テンサイ・ジャニット》を合わせて10枚前後採用するなど非常に受けが強固であった。また、《西南の超人》のセイバーで単体破壊をケアすることができたことから、防御札対策もある程度できた。 主要カード
ジャイアントの候補アースイーターの候補
その他
超次元関連
このデッキの動かし方2マナブーストの《フェアリー・ライフ》《霞み妖精ジャスミン》からスタートし、《西南の超人》《華麗の超人》《スペース・クロウラー》などを出す。 《西南の超人》が次のターンまで生き残れば、シンパシーとコスト軽減で《剛撃戦攻ドルゲーザ》がいきなり出せる。 中型のジャイアントとアースイーターが数体並べば、その分《剛撃戦攻ドルゲーザ》のスペックも跳ね上がる。《西南の超人》のコスト軽減も活用すれば、恐ろしい速度でクリーチャーが展開していく。 マナが十分たまったら、《土隠雲の超人》のサーチ、《二角の超人》や《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》などのマナ回収でシノビを手札に加える。《威牙の幻ハンゾウ》や《光牙王機ゼロカゲ》をちらつかせながらビートダウンし、相手を追い詰めていく。ハンデスが飛んできそうならば《斬隠蒼頭龍バイケン》で牽制するといい。 5マナの状態で《超次元フェアリー・ホール》から《巨人の覚醒者セツダン》を呼び出せば次のターンには《剛撃戦攻ドルゲーザ》が呼び出せたり、シンパシー元として優秀な《スペース・クロウラー》が《時空の賢者ランブル》の覚醒条件を満たしてくれるなど、超次元との相性もいい。 また、逆に相手の超次元呪文に対抗するために《封魔ゴーゴンシャック》や《ガイアクラッシュ・クロウラー》を入れたタイプもある。 基本となる動きは水と自然のみで完結している。 入れるカードによって備わる利点は以下の通り。 光優良なブロッカーによるビートダウンへの耐性がつき、《光神龍スペル・デル・フィン》、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》などの相手をロックするカードを投入できる。 闇フシギバースを持つジャイアント・ドラゴンと組み合わせた【不死樹ドルゲーザ】も参考のこと。
除去やハンデスを終の怒流牙 ドルゲユキムラ撃つことができ、それらを《剛撃戦攻ドルゲーザ》で補充することができる。 どの色を入れるかは大体は個人個人の好みの問題であることが多いので、自分に合ったものを入れるといい。 いくらシンパシーでコスト軽減できるとはいえ、シンパシー元も中型のものが多いので、マナブーストは必須といえる。 このデッキの弱点メインカードの《剛撃戦攻ドルゲーザ》は8マナと重いことが難点である。 よって、コスト軽減の《西南の超人》や、シンパシー元のジャイアントが次々に除去されてしまうと動きが非常に緩慢になってしまう。また、《ドルゲーザ》を出す前にハンデスされても、動きがそこで止まってしまうので苦しい展開となる。 こちらもハンデスで対抗するなどの対策を講じたいところである。 その他
環境においてDM-13で登場して以来、長らく注目されることがなかった《剛撃戦攻ドルゲーザ》だが、戦国編に入るとDM-29の発売で転機が訪れる。 《威牙の幻ハンゾウ》や《光牙忍ハヤブサマル》などの優秀なニンジャ・ストライク持ち、ハンデスを牽制できる《斬隠蒼頭龍バイケン》、それらをサーチできる《土隠雲の超人》を獲得。シノビのギミックを取り入れたシノビドルゲーザが開発された。 爆発力こそ当時の他のトーナメントデッキにやや劣るものの、大多数のデッキと渡り合える動きの柔軟性と安定性で、DM-29以降の公式大会、公認大会で多くの戦績を残した。 DM-31では《西南の超人》が登場し、更なる強化がなされる。 しかし、神化編環境からはトップメタから退いている。得意なはずの【速攻】には《フェアリー・ライフ》などの2ターン目のマナブーストを引けないと厳しく、《エンペラー・キリコ》系列のデッキへの妨害手段が《解体人形ジェニー》や《パクリオ》程度しかないためである。 よって、この辺りから【ドルゲーザ】は地雷デッキという立ち位置にとどまることになる。 覚醒編環境では、相性のいい《時空の賢者ランブル》+《超次元リバイヴ・ホール》や、《巨人の覚醒者セツダン》+《超次元フェアリー・ホール》などを獲得。新ギミックである超次元をうまく活用できた。 2011年1月15日に《光牙忍ハヤブサマル》や《威牙の幻ハンゾウ》が殿堂入りする。しかし超次元メタに《封魔ゴーゴンシャック》を投入した型が生まれ、しぶとく存続していた。また、《光牙王機ゼロカゲ》に注目が集まり、《光牙忍ハヤブサマル》に代わってよく使われるようになる。 2011年7月23日には、【不滅オロチ】の規制のために《斬隠オロチ》までもが殿堂入り。しかし、それほど積まれるカードではなかったので、大きな影響は無かった。 エピソード2では、他の種族とともにジャイアントもプッシュされ、新たな戦力を獲得する。エピソード3では特に相性のいい《二角の超人》が登場。よく使われる一枚となった。 その後しばらく音沙汰はなかったが、前述の「風雲!怒流牙忍法帖」の発売をきっかけにシノビドルゲーザの流行が再燃。そこで登場した《怒流牙 佐助の超人》が《斬隠蒼頭龍バイケン》と強いシナジーを発揮した他、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》という強力なフィニッシャーを手に入れた。それにより、各地のチャンピオンシップでも優勝が報告されるデッキとなった。それ以前にも登場していた《Dの牢閣 メメント守神宮》、《デスマッチ・ビートル》の存在も【シノビドルゲーザ】が環境で戦えるようになった要因と言える。同時期に【ドルゲユキムラループ】も成立。直後にDMRP-03で《水上第九院 シャコガイル》が登場し、エクストラウィンという勝ち筋も手に入れた。 2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂により〆に使える出張パーツであった《音精 ラフルル》がプレミアム殿堂入りに。これにより《呪紋のカルマ インカ》との並びによる強固なカウンター封じを狙って行うことが不可能になった。 参考
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