不亞 幽
漫画「デュエル・マスターズ」およびアニメ「チャージ」、「クロス」の登場人物。ザキラの妹で、バケツマンの恋人。
アニメ版の担当声優は西村ちなみ氏。
兄に似た癖の強い髪をツインテールにくくっているのが特徴。
バトルアリーナ編で初登場。全方位カードファイルVoi.1らしき本で常に顔を隠し、時折本の向こうから不気味な目を覗かせる謎めいた出で立ちをしていた。
バケツマンの所有する《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を奪取するため、邪藩 牛次郎と結託し大会の裏で暗躍していた。
牛次郎を「ダーリン」と呼び、サバイバーデッキ及び《シータ・トゥレイト》を与えた。
また牛次郎の誘いに応じて、人知れず黒城 凶死郎を倒し、ジョージ、ユーキのカードを奪っていた。
「デュエリストはクズ」と言い、計画に邪魔が入ると血走った眼を覗かせながらヒステリックな態度を見せることもあった。
実際は非情な兄に似つかない心優しい少女である。
これらの非道な振る舞いはザキラの手から子供たちを助けるために、悪魔に徹してザキラの命令を果たそうとしていたからであった。
また彼女が助けようとしていた子供たちは不亞家のデュエリストであり、全員がザキラの下に自らの意志で残るという哀れな結果となった。
大会後は兄と袂を分かち、バケツマンとも復縁。不亞家に伝わる《ミラフォース・ドラゴン》(と《ボルスレッド・ファイアー・ドラゴン》)を勝舞に託し、旅立ちを見送った。
「ガルド」の一員として悪事を働いたことに負い目を感じていたが、カードを勝舞に渡したことはすでに知られており、Dr.ルート達からも仲間として迎えられた。
彼女もザキラ同様さまざまな超能力が使えるようである。
具体的には天井に逆さまに立つ、金縛り、催眠術、落とし穴の生成、衝撃波、髪の毛を操って相手を縛り上げる、観客のカードを念力で奪う、呪いの様なもので長時間苦しめるなど。勝舞戦ではカードを細切れにするなどの剣技も披露した。
デッキタイプは一定しない。逆に一戦ごとにコンセプトがガラリと変わるのが特徴とも言える。
バケツマン戦では光のブロッカーを並べつつ《聖騎士サーベルフィーリ》を置いたり、《ホーリー・メール》や《深緑の魔方陣》でシールドを操作したりと、コントロールを地で行く白緑デッキ。S・トリガーを好むように見えるのは、バケツマンの《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を誘い、奪うためだったが、看破されたのかサレンダーされてしまった。
切札 勝舞戦では、打って変わって《奇襲兵ブルレイザー》などドラゴノイドを主軸に据えた【速攻】戦術に、《デーモン・ハンド》や《バースト・ショット》などの強力なS・トリガーを満載した黒赤デッキを使用。 速攻とは言ったが《恐怖の影スクリーム・アサシン》、《ボルシャック・ドラゴン》、《超神龍アブゾ・ドルバ》などの重いカードも使っている。
当時の切札は《超神龍アブゾ・ドルバ》。後のデュエルでは《超神龍ブラムグレール》や《勇猛機動ライオン・アームズ》などを使用している。
「FE」ではバケツマンと共にデュエルマスターを保護するため、南米やアメリカなど世界中を旅した。
アニメ「クロス」では、バケツマンと共に不亞城に乗り込んだ勝舞たちの前に立ちはだかる。漫画の時と同様、決闘者をクズ呼ばわりしているが、初登場当初から鎧を纏っている。
実は本編前にバケツマンと共に実兄であるザキラを止めようとしていたが、バケツマンが倒され、自身は捕縛、その後は兄の命令に忠実に従うよう洗脳されていた。そのため、勝舞達と敵対する理由は大きく異なっている。
勝舞との初対戦時はマッドネス戦略を存分に駆使して圧倒、そのまま勝利し、デリートしようとする。(この時、デュエルマスターの証がもたらす光に阻まれる)その後も勝舞たちの前に立ちはだかり、デリートの影響で満身創痍のバケツマンを倒すも、最後は勝舞に敗北、兄の呪縛から解放された。
最後はバケツマンと共に、勝舞たちと行動を共にする。
アニメ「チャージ」のジョージ戦では《クリスタル・ジャベリン》をフィニッシャーに据えたジョージの青単デッキを、《バースト・ショット》とユーキから奪い取った《銀界の守護者ル・ギラ・レシール》を含む光のクリーチャーで制圧する白赤デッキで制した。
アニメ「チャージ」では《超神龍アブゾ・ドルバ》に加え、《蛇魂王ナーガ》を切り札としたキマイラ/マーフォークデッキを使用。
アニメ「クロス」では俗にいうマッドネスデッキや、サムライ・ナイト・城を中心としたデッキを使用しており兄のザキラのように《邪眼皇ロマノフI世》や《魔光大帝ネロ・グリフィス》も使用する。
ゲームでもGBA版の2以降で登場。
どの作品でも後半で登場するキャラなだけあり強敵だが、特にGBA2では当時の環境において最強格のデッキと思われる【リーフ青単】をほぼ完全再現しており、他のNPCと比較しても構築力が群を抜いている。
- 名前の由来は「Who are you?(あなたは誰?)」と思われる。
- 「FE」コロコロコミック連載開始となる2005年4月号に付属していた「不亞一族大集結ポスター」での設定では、裏切り者の幽は当然外されているとされ、切札の紹介も無し。
- 不亞家ことガルドのメンバーにはZから強者の順にアルファベットが当てられているが、幽がその一員だったのか、どの文字を任されていたかは劇中ではハッキリしていない。字面を考えるとUの可能性が高いが、K (キルミー)たちの襲撃に驚いたりと実力と一致しない。
アニメ「チャージ」では、幽を始末するために派遣されたB (ブラー)が「お前は不亞家26のデュエリストから抹殺された」と発言している。
「クロス」ではホワイトやイエスマン同様の実力者として扱われている。
- 実年齢は不明であり、メディアやシーンによって体型が安定していない事から推定も困難。ただ、ザキラ(初登場時17歳)が実の兄と考えれば少なくとも初登場時の時点で16歳よりは下である可能性は高い。
関連カード
cvはアニメと同じ西村ちなみ氏。
公式サイトでの紹介[1]
ザキラの実の妹だが、不亜家に騙されていた悲運のデュエリスト。
かつてはヒステリックな振る舞いをしていたが、本来は心優しい女の子。
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| | 一覧
| ニュージェネレーション
グレイブ・フレア
イビル・ボルテックス
ダーク・ブレス
アビス・ディヴィジョン
- DMPP-11リリース後のシティバトル「兄に囚われた少女 前編」で使用。
獲得経験値16(4)。
エンドレス・デス
- DMPP-11リリース後のシティバトル「兄に囚われた少女 中編」で使用。
獲得経験値16(4)。
デス・トラクション
- DMPP-11リリース後のシティバトル「兄に囚われた少女 後編」で使用。
獲得経験値16(4)。
闇単ジェノサイドワーム
- 2021/12/27〜2022/1/10の期間限定レジェンドバトル「覚悟と伝説の試練」中の「VS不亞幽【初級】」で使用。
火自然闇アルバトロス
- 2021/12/27〜2022/1/10の期間限定レジェンドバトル「覚悟と伝説の試練」中の「VS不亞幽【中級】」で使用。
※【上級】は切札 勝利が担当。
闇火ドラゴン
有力な進化クリーチャー
火闇アブゾ・ドルバ
- 2022/4/26〜2022/5/9の期間限定レジェンドバトル「復活!バトルアリーナ!」中の「VS不亞幽【中級】」で使用。
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ダンス・オブ・ゼニス
- DMPP-18後期のシティバトル「幽の手料理 前編」で使用。
獲得経験値12(3)。
ニュー・エンドレス・デス
- DMPP-18後期のシティバトル「幽の手料理 中編」で使用。
獲得経験値12(3)。
ボルメテウス・フロムヘル
- DMPP-18後期のシティバトル「幽の手料理 後編」で使用。
獲得経験値12(3)。
参考